平成11年12月18日
12月15日(水)、広島政経塾第1回勉強会を行いました。約250人の方々にご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。
ご参加いただきました皆様には深く感謝申し上げます。4月の選挙が終わって、本格的にこういった会合を持つのは始めてです。私の場合、組織だった後援会がなく、県政報告を行うにも地域でミニ集会を行うにも一つ一つが大きな仕事になります。その分、自分で動いて何とかなる街頭演説や政策ビラの配布等に全力投球しています。
しかし、選挙は運動量=組織力と資金力がものを言いますので、力をつけていかなければなりません。今回は選対本部長の渡部 武社長を代表に、南区にこだわらず、勉強会という形式で行いました。講師は松下政経塾元副塾長の上甲 晃さんにお願いいたしました。
テーマは「今経営者に求められるもの」でした。お話の中で私が考えさせられた点は、松下幸之助氏が私財を投げうち、政経塾を85歳で設立したその思いは「百年の大計が立てられる政治家」を養成することだったという点です。政経塾時代にもこのお話は聞いておりましたが、今の自分に響く言葉だったわけです。県会議員として日々の現実対応に追われる中でこのことを忘れていたのではないか、現実の成果を早く出そうとあせりすぎてはいないかと改めて反省しました。
「百年の大計」とは具体的には何か、例えば「無税国家論」であるわけです。国家予算のうち1割を将来に備えて貯蓄していけば、百年経つとその利子で国家運営が成り立つようになる、さらにその先には利子配分国家になるというものです。
私は、改めて広島県の歳入について調査してみました。普通会計の歳入決算額(平成10年度)は約1兆1500億円です。そのうち約3割、3100億円が地方税(法人二税・県民税)、約2割、2200億円が地方交付税(国から下りてくる)です。これは知事の裁量で何に使うかが決められますが、ちょうど人件費と公債費分の額です。あとは約2割が使い道の決まった国庫支出金(2400億円)、同じく約2割が地方債(2200億円)いわゆる借金です。残った1割は使用料・手数料・諸収入ですが、とても貯蓄できる状況ではありません。歳入面で広島の独自色を出すのは非常に難しい現状です。百年の大計を模索して参ります。
(今週の活動)
12月13日(月) 一般質問
12月14日(火) 建設委員会
12月15日(水) 広島政経塾
12月16日(木) 定例会閉会日
12月17日(金) 広島南道路建設事務所
12月18日(土) あいさつ廻り(尾道)
12月19日(日) 隊友会
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