平成11年12月11日
12月7日(火)から11日(土)までの5日間、シンガポール国立大学の学生リム・グアンフォン(22)を我が家で受け入れました。家内は2月に出産予定、12月定例県議会の開会中、おまけに忘年会シーズンとあって、当初は反対しましたが、家内に説得されて賛成しました。私は、いわゆる「お受験」には関心はありませんが、学生時代に語学の勉強に苦労した経験があり、語学だけは小さい時から学ぶ必要があると思っています。家内も1歳半になる長女のためにと国際交流のサークルに参加しており、そこの紹介で今回のホストファミリーの話がきたわけです。受け入れはすべてボランテイアになっています。
今回彼らは、広島信用金庫が中心になった広島シンガポール協会の交流事業の一環として来日しました。日中は様々な交流プログラムがあり、私達が話ができるのは夜の時間です。
水曜日に国際交流のサークルに私も始めて参加し、自己紹介をする中で、土曜日に出席予定のそうじの会に彼を同行することを思いつきました。今回のそうじの会は特に、「少年と共に掃除に学ぶ健全育成活動」ということで、県警の皆さんと暴走族の少年たちが参加することになっていました。
彼は喜んで参加すると言いましたが、内心素手で便器を掃除するこの会についていけるかな、と思いました。ましてや暴走族の少年たちにうまく対応できるかな、と若干の不安もありました。十分に趣旨を伝えた上で、当日を迎えました。
私たちは一緒のグループで、アリスガーデン(パルコ前広場)の公衆便所の担当でした。少年たち5人も一緒でした。ほぼ1時間半をかけて徹底的にトイレ掃除をするわけですが、いつもの学校のトイレとは違って、公衆便所ですから汚れ方も半端でなく、私自身も尻ごみする場面もありました。しかし、リムくんも少年たちも一所懸命でした。便器磨きや路上のガム取りに取り組んでいました。終了してからの感想発表でも彼らの姿には皆さん感動していました。
リムくんに感想を聞くと、「陸軍にいる時に同じようなことは経験しました」と答えました。シンガポールは徴兵制でみんな軍隊を経験しているそうです。そもそもそうじを通じて「楽して儲ける」「苦労を避ける」という時代の風潮を見直すことがこの会の目的だと思っていますが、今回のリムくんと少年たちには無限の可能性を感じました。
(今週の活動)
12月6日(月) 全員委員会
12月7日(火) ホストファミリー受入日(ボランテイア)
12月8日(水) 保護司研修会
12月9日(木) 一般質問
12月10日(金) 一般質問
12月11日(土) そうじの会(袋町公園)
12月12日(日) 地域団体月例会
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