未来潮流バックナンバー

 28.建設委員会での失敗談

平成11125日 

 先般国会では党首討論が試験導入されました。これはイギリスのクエスチョンタイムに倣ったものと言われています。

議員内閣制の元祖ともいえるイギリスの国会では2大政党制のもと、この与野党党首の議論は全国民が注目しているそうです。先日、テレビでイギリスの討論の模様を見ましたが、与野党党首が対面方式で白熱した議論をかわしており、見ていて非常に迫力があり、内容も濃いものでした。具体論から抽象論へ、巧みに論点を展開していく中でその党の基本的スタンスが明確になっていくわけです。イギリスでは討論できない政治家は何期努めてもバックベンチャー(前面で議論に参加できず、後ろの席に座らされる)だそうです。

日本でも2大政党制が定着し、党首討論がスムーズにいけば、国民の見えないところで調整して政治を行うより、国民の前でしっかりと議論ができる政治家が主流になると思います。


 県議会の場合は、大統領制のもとでの議会という性格があり、国会とはシステムが異なりますが、やはりこの「議論する」ということは今後重要になってくると思います。

私は月1回開かれる建設委員会では、自分なりにテーマを定めて必ず質問しようと思っています。本会議と違って、綿密に事前打ち合わせをする必要がないし、一問一答方式で質問できますので、「議論」に近いものができるわけです。

今回の建設委員会では前回に引き続き「段原再開発事業について」の質問をしました。私の失敗は、この問題は広島市の問題であり、広島県として関与できる部分が非常に少ないことはわかっていたのですが、議論の展開がまずく、聞かれていた方が「広島市の問題で、広島県の建設委員会の議論に相応しくない」と思われたことです。小島委員長から「質問の中に広島市に関係する部分が多く、
事前に当局とよく協議して交通整理したほうがよい」と注意を受けました。

私は広島市が 政令市に移行する前に広島県が関与した部分に限定して聞こうと思ったわけですが、一問一答の展開がまずかったと反省いたしました。委員会で毎回質問するためにはそのテーマの選定、事前の調査、当局ともある程度の情報交換をしなければならないわけですが、今回はそれも不足していました。

当選して半年過ぎて、知らず知らず少し手を抜いていたのではないかと深く反省いたしました。次回は 
1214日です。頑張ります。

(今週の活動)

1129()  市民相談処理 

1130()  広島ガス労組との懇談

121()   山梨航空学園との懇談

12月2日()   潟Cズミ訪問

123()   建設委員会

124()   WAAPでジョギング

125()    未来潮流レポート作成


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