未来潮流バックナンバー

 24.2回建設委員会県内視察

平成1111月8日 

 1025日(月)、26日(火)と建設委員会の県内視察に行って参りました。第1回は、8月に6.29豪雨災害の被災地を中心に廻ったわけですが、今回は小島委員長(世羅郡選出)、道上副委員長(庄原市選出)の地元を中心に、県北に行って参りました。私にとりまして今まであまり縁のなかった地域で、初めて伺った所も多かったわけですが、今回は2点につきましてご報告させていただきたいと存じます。

 第1点は、県の出先機関である庄原土木事務所(職員80人・予算100億円)と上下土木事務所(職員70人・予算93億円)に伺って、管内の状況説明を受けたわけですが、その後に市町村要望というのがございます。市町村の首長・助役がそろって、建設委員と同行の県本庁の幹部職員の前で、建設関連の予算要求をするわけです。県は国に対して同じことをするわけでしょうが、地方分権が叫ばれる中で私には異様に感じられました。

 第2点は、それらの要望事項の中でほとんどを占める道路についてです。「あそこの道路が完成すれば、地域住民の生活が便利になり他地域との交流も盛んになり、定住化が進んで参りますので何卒よろしくお願いします。」、ほとんど決まり文句のように繰り返されました。私は、道路1本の効果がそんなに大きいとは思いません。都市部においても、問題は渋滞をなくすためどう公共交通機関を整備するかであり、自動車の利用にこれ以上の便利さは必要ないのではないかと思います。経済効果という面で見ると、単に時間短縮だけであればどれほどの効果があるのか、南道路、中広・宇品線、鷹野橋・宇品線が来年には完成しますが、この経済効果については疑問が残ります。一方でアストラムラインの宇品への延伸は見送られているわけで、住民に車に乗れといわんばかりの行政が行われている気がします。広島電鉄が、皆実町から宇品県営桟橋までの電車通りを、自動車通行止めにして自転車・歩行者用ショッピングモールにという案を出していましたが素晴らしいと感じました。道路に頼らず知恵を出す時代だと思います。

広島県の土木費  2175億円

 うち道路橋梁費  972億円(44.7%)

   河川海岸費  593億円(27.3%)

   港湾費    216億円(10%)

   都市計画費  209億円(10%)

   住宅費     75億円(3.4%)

   空港費    38億円(1.8%)

(今週の活動)

111() 月刊未来潮流打ち合わせ

112() 高潮対策勉強

113() 南区民まつり

114() 未来潮流フォーラム打ち合わせ

115() 創価教育展オープニング

116() 私立中高協会50周年

117() 家族で幼稚園のバザーへ


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