平成11年10月9日
「違う自分を発見する」「自分自身を変える」−これが生涯学習のテーマだと感じました。そのためには今までとは違う刺激が必要だし、新しい出会いも大事です。行政としては、こういった機会をいかに県民に提供できるか、模索していく必要があります。今回のまなびピアでは、生涯学習見本市や体験広場、各種イベントやシンポジウムが市内各地で行われました。私は、生涯学習特別委員会に所属していることもあり、興味をもっていろんな会合に出席しました。開会式から、世界遺産講演会や全PTA主催の国際シンポジウム等参加して感じたことをご報告いたします。
まず世界遺産についてです。世界遺産は現在582箇所(日本には9箇所)あります。そのうちの2つが広島にある(宮島と原爆ドーム)わけですが、私が興味をもっているのは、その背後にある人間の歴史、また特に自然遺産の場合はそこを守る人達の人生をかけた戦いです。
今年はブルガリアから、カザンラックにあるトラキア人の墳墓を守るコシオ・ザレフ氏とドナウ河畔のスレバルナにある湿地帯に住む水鳥を守るニコラ・ミホフ氏を招いての講演会(福山市立女子短大)に参加しました。黒海に面したブルガリアは、歴史的にはヨーロッパ文化とイスラム文化の接点、すなわち両文化の戦いの最前線だったわけです。「歴史的にものを見る」ということは私にとっては非常に興奮することです。多くの人間がそこで命を落とし、また何かを守ろうとした、その舞台に今この瞬間に思いを馳せるということ、これは「今の自分を変える」ことにつながることだと思います。ドナウ河に造られた農業用の堰、あるいは生活廃水による汚染、密漁から水鳥を守るため命をかける尊さ、そこでは水鳥と同じゆったりとした時間の経過があります。
全国PTAの懇親会では、政経塾の先輩で熊本県宮原町で町議会議員をされている香山(コウヤマ)さんが熊本県PTA会長として参加しておられました。同じ「子育て世代」としてPTA活動に情熱を燃やしておられる先輩との出会いは刺激になりました。選対本部長の渡部社長が広島市のPTA会長で、教育問題に熱心に取り組んでおられます。国際的な視点からPTA活動を考えるというシンポだったわけですが、家庭教育という分野をどう立て直していくか、大きな課題があります。教育についても今回のご縁を大事に取り組んで参ります。
(今週の活動)
10月4日(月) 広島回送訪問
10月5日(火) 9月定例会閉会日
10月6日(水) 街頭演説開始(ジャスコ前)
10月7日(木) まなびピア広島99開会式
10月8日(金) 世界遺産講演会(福山)
10月9日(土) 街頭演説ラリー
10月10日(日) 宇品東グランドゴルフ大会
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