未来潮流バックナンバー

 21.建設委員会県外視察

平成11年10月17日 

 1013日(水)から15日(金)まで建設委員会県外視察に行って参りました。新潟県と茨城県に行きましたが、新潟では空港・港湾施設の調査、茨城県ではつくば市にある建設省土木研究所を訪問、地すべり実験装置や道路に関する新技術の調査をいたしました。最終日には、東京湾アクアラインの見学もいたしました。スケジュールは非常にタイトで、ゆっくりする時間はありませんでした。どれも興味のあるテーマだったので有意義に学べましたし、またいくつか気づきもありましたので報告します。

 「新潟港ポートルネッサンス21」−どこかで聞いたことのあるような事業名です。広島ポートルネッサンス21、今回私が神戸港と比較しながら調査した広島港の開発計画です。その内容もコンベンションセンタ‐と国際貿易ターミナル、コンテナ化・大型化に対応した岸壁の整備と似ています。「これは運輸省が中心に全国で進めている事業で、広島や新潟の歴史や文化に根づいたものではないんだな、運輸省の呼びかけに応じるかどうかの問題だな」と思いました。新潟港の使用料収入は17億円(広島港は27億円)ですが、日本海側の大型港湾ということで、アジア系の荷を中心に平成3年から10年にかけてコンテナ貨物は3倍以上の伸びを示しています。広島もこのように伸びていけばと思いました。空港も東京便がないにもかかわらず、100万人強の利用客(広島空港は300万人)、国際チャーター便も152便と健闘しています。

 建設省土木研究所。私は、「公共事業における再生資材の利用」について興味を持ちました。下表の通りの現状ですが、最終処分が必要な廃棄物をいかにリサイクルするのか、またそのコストはどう負担していくのか、問題を抱えています。また土砂災害研究につきましては、 

「どう前兆を捉えるか」が重要でそこに研究の主体がおかれています。そもそも最近なぜ土砂災害が多いかというと、明治以来人口が4倍になり、それまで昔の人の知恵で住まなかった危険個所にも人が住むようになったからだそうです。人口問題とも関連するわけです。成果を今後生かして参ります。

 「日本の産業廃棄物の状況について」
建設資材      10億トン
うち産業廃棄物   4億トン
(内訳)再生利用     1.6億トン
    煙になって消える 1.7億トン
    最終処分が必要  0.8億トン

→この処分場をめぐって全国で問題となっている
(出島の埋立て処分場)8割をリサイクル目標にしている



(今週の活動)

1012()  家族でまなびピアへ

1013()  文学館について意見交換

1014()  県外視察(新潟)

1015()  県外視察(茨城)

1016()  県外視察(東京)

1017()  葬儀参列(大竹市)

1018()  比治山学区町民運動会


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