こうじマガジンNO.39(2002.08.07)  

「8月6日」

原爆投下から57回目の8月6日を迎えました。
県議になって4回目ですが、
市議時代からこの日の活動は変わっていません。

まず早朝5時の(社)実践倫理宏正会の朝起き会
(皆実小学校)への参加から始まります。
この会の先代会長が広島で実際に被爆され、
日本を復興させなければ、という思いから
会を設立された経緯があり、
毎年その志に触れさせていただいております。

それから6時15分からの
広島戦災供養会の慰霊行事に参加します。
原爆が投下されてから
身元の判らない遺体が各地で荼毘にふされたそうです。
こうした身元不明の方々が埋葬されているのが
この戦災供養塔で、その慰霊行事です。

それが終わると7時半から
テレビでも放映される広島市主催の
「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」です。

今年も小泉総理、坂口厚生労働大臣が出席されました。
今回は9月11日のアメリカ市民に対するテロ攻撃以後
始めての式典ということで、
平和宣言の中でこのことをどう捉えるのか
非常に興味をもっておりました。

秋葉市長は、「被爆者が訴えてきた「憎しみと暴力、
報復の連鎖」を断ち切る和解の道は忘れられ、
「今に見ていろ」そして「俺のほうが強いんだぞ」が
世界の哲学になりつつあります。」と
歯切れよく現状を批判しました。
広島市民は原爆投下というアメリカの攻撃に対して、
「今に見ていろ」とか復讐という気持ちを乗り越えて
町を復興させ、平和を訴えてきたわけです。

アメリカにそのことを気づいてもらいたいし、
「世界の紛争地でその犠牲になるのは圧倒的に
女性・子供・老人等、弱い立場の人たち」だという現実を
再認識してもらいたい、ということが強調されました。

私はテロの後、「広島は報復を乗り越えて復興し、
平和を訴え続けている」ということを
今こそ世界に発信すべきだと考えておりました。
今年の平和宣言というのは
そういった意味で素晴らしかったと思います。

また今年から挨拶の時間が短縮されたのもよかったと思います。
なにしろ炎天下で、長い挨拶は頭に入りません。
それから最後は、(財)広島県動員学徒等犠牲者の会の
慰霊式に参列しました。
終了が10時ごろでした。
原爆犠牲者や被爆者には最大限の敬意を表し、
施策を講じることは広島の政治家の責務だと考えています。


8月1日(木) 9月補正予算ヒアリング、
        縮景園原爆犠牲者慰霊供養式並びに平和を願う集い参列

8月2日(金) パワーウォーク 宇品神田5丁目

8月3日(土) 自主トレ(YMCA)

8月4日(日) 広島市南区子ども会夏季球技大会

8月5日(月) 皆実町6丁目交差点街頭演説、
        パワーウォーク 宇品神田5丁目

8月6日(火) 広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式参列

   (※パワーウォークとして、一日50人の方にお会いすることを目標に
   南区を訪問して歩いています。)


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