こうじマガジンNO.38(2002.07.31)  

「広島掃除に学ぶ会」

7月28日(日)、広島掃除に学ぶ会が
高田郡吉田町で開かれました。

広島県立吉田高校、隣接する吉田小学校のトイレを
しっかり掃除することによって学んでいこう、というもので、
当日は300名近い出席者のもと2時間のトイレ掃除と、
親団体である「日本を美しくする会」の
鍵山 秀三郎(潟Cエローハット相談役)先生の講評、
広島県警音楽隊及びカラーガードの演奏もあったりと
素晴らしい一日を過ごすことができました。

松下政経塾在塾中から、
松下 幸之助氏が「身の回りの掃除が出来ない人間に
世の中の掃除はできない」とその教育のなかで、
朝の掃除に非常に力をいれておられた関係で、
鍵山相談役にもその意味を直接ご指導いただく機会にも恵まれました。

6〜7年前からこの広島掃除に学ぶ会にもご縁をいただき、
月1回のお掃除実践のうち、
年に4回程度は参加させていただいております。

なぜトイレ掃除なのか?につきましては、
「日本を美しくする会」による明確な定義があります。
抜粋しますと、
1.こころを磨く、
2.謙虚な人になれる、
3.気づく人になれる、
4.感動心を育む、
5.感謝の心が芽生える、というものです。
参加した皆さんが「心がきれいになった」とよくいわれます。
私自身も非常にリフレッシュされ、気分がよくなります。
この日は特に県警音楽隊の素晴らしい演奏もあって
日常の喧騒から離れ、いっきに気分転換ができました。

昨年の今ごろだったと思いますが、
県立安西高校でこの掃除の会が開催されました。
この高校は中途退学者の多い高校で、
何とか校風を変えたいという学校側と、
この会とご縁の深い広島北署の竹内次長(当時)の
連携プレーで開催が実現しました。
今回も参加されていた安西高校の教頭先生によると、
1年近く経って生徒の問題行動が減り、
秋の運動会も数十年ぶりにできるようになったと
具体的な成果に喜んでおられました。

暴走族少年の脱退のきっかけや、
いわゆる面倒見までも更正できた、
というこの掃除の会の具体的な成果は驚くべきものがあります。
ただひたすら便器を磨く、という単純な行為ですが、
結果をもとめない手足をつかった汗まみれの努力を大人達がしている、
というのは少年達にとってある意味でカルチャーショックで、
同じことを自分たちも実践している
というところに居場所というか、意味を見出せるのだと思います。

こういった具体的な実践の積み重ねが
社会を変える大きな力になるのだと改めて感じました。
鍵山相談役は最後に、
「百述は一清にしかず」という吉田 松陰の恩師、
吉田 文之進の言葉を引用されました。
百の議論をつくすよりも一の掃除に効果がある、
今この精神が必要だと思います。

<主な行事>

7月24日(水) パワーウォーク 宇品御幸4丁目。
         夜、公明支部会に参加。

7月25日(木) 介護保険についての市民相談(宇品)。
         渡部本部長と打ち合わせ。

7月26日(金) 風の祭典(中原好治のホームページ
         http://www.nakahara.gr.jp 
                   のフォトレポート2002年5-6月に掲出)
         の今後の活動方針についての打ち合わせ。
         夜、松下政経塾のOB懇親会

7月27日(土) 昼から事務所で書類整理。

7月28日(日) 広島掃除に学ぶ会(吉田町)に参加。

7月29日(月) 宇品ジャスコ前街頭演説。
         パワーウォーク 宇品神田4丁目。

7月30日(火) 尾道市、川尻町へあいさつ廻り。


   (※パワーウォークとして、一日50人の方にお会いすることを目標に
   南区を訪問して歩いています。)


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