こうじマガジンNO.27(2002.05.07)  

「カキの貝毒」

平成14年4月17日、広島県漁業協同組合連合会による
かきの貝毒自主検査の結果、
広湾海域で採取したかきから、
国が定めた規制値(4MU/g:マウスユニット/グラム 
1MUは体重20gのマウスが15分で死ぬ毒量)
を超える麻痺性貝毒が検出され、
広湾海域のかきについて出荷を自主規制しました。
翌日からのかきの水揚げ作業は
県内一斉に中止されました。

貝毒とは、プランクトンが原因で起こるもので、
平成5年以降ほぼ毎年発生しており、
しびれや運動失調・呼吸困難をおこすとされています。
人に対する致死量は3000〜20000MUといわれ、
6MU/gかき28〜187個分にあたります。
すでに広湾海域では、
アサリでも貝毒が発生しており
(26日には広島市沿岸域の採取規制)、
19日にはムラサキガイでも
広島湾西部・北部海域で出荷自主規制が行われました。

広島かきの出荷状況(平成12年)は、
総生産量が約2万トン(生食用は4300トン)、
生産額は150億円となっています。
これは全国シェアの約半分、
国別では中国の生産量が日本の15倍と圧倒的ですが、
韓国・フランス・アメリカでも
日本と同程度の生産が行われています。
狂牛病が発生して、牛肉については全頭検査をはじめとして、
食卓までの管理体制が確立されましたが、
生食用かきについても
広島県においては独自の条例を制定して、
処理から食卓まで厳しく管理されています。

まず生食用かきについては、
指定海域(似島以北)では生食は禁止、
条件付き指定海域も含め
似島以南の広島湾でとれたかきが生食となります。

生食用かきの加工基準を遵守するため広島県では、
海水及び養殖海域別のかきの
サンプリング調査を実施しています
(検査項目は、大腸菌・一般細菌)。
さらにかき等の重金属検査、
今回の貝毒検査、
有機塩素系物質残留検査等を行っています。

貝毒以外はそれぞれ通常の数値だったわけですが、
なぜ貝毒が今年は発生しているのか、
海の汚染との関連性はあるのか、
ダイオキシン等環境ホルモンの調査は行われていない、
といった課題があります。
熱を入れれば大丈夫、とも言われますが、
それは大腸菌や一般細菌についてだけで、
重金属やダイオキシンには通用しません。

消費者の立場から
食品の絶対的な安全性を確認していくためにも、
この検査体制の充実には
もっと力をいれていかなければなりません。
貝毒や食中毒の原因となる小型球形ウイルス(SRSV)の
発生のメカニズムや、
抑制方法など研究も必要です。
厳しく監視していきます。


主な行事

4月25日(木) 広島大学大学院戸田ゼミで製本予定の論文の作成

4月26日(金) 第5回産廃勉強会(県議会、地元住民10名参加)

4月27日(土) 宇品西4丁目南町内会総会

                (相談役として関わっています)

4月28日(日) クラシックコンサート(国際会議場)

4月29日(月) 朝起き会(実践倫理宏正会)に参加

4月30日(火) 渡部社長(選対本部長)と情報交換

5月1日(水)  アメリカンドリーム(吉川 浩司社長)で、
                 コロンビア大学のアカデミック・ライティングに関する
                 ブレーンストーミングに参加。
                 日本の英語教育について議論しました。

5月2日(木)  アメリカのジャズピアニスト、ハービー・ハンコック氏
         が来広。
                 知事表敬の際に同席しました。
                 昭和50年代に広島で感じたことを曲にされています。
                 もっと有効活用できないものかと感じました。


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