こうじマガジン 2001.7.9  

 6月定例県議会も72日(火)に終わりました。
6月には、任期が約1年の副議長、常任委員会や、
任期が約
2年の特別委員会の改選が行われます。
副議長には西区の神川 正紀議員が、
そして私は、生活福祉保健委員会、
環境・防災対策特別委員会に所属することとなりました。

いずれも希望通りの委員会に所属できたわけですが、
今年の委員会での私のテーマは

1.導入後1年が経った介護保険について自分の目でしっかり点検し、
問題点を指摘し、制度をさらに改善させていくことです。
現在、広島大学大学院でも「介護保険を問いなおす」(仮称)ということで、
研究を進めております。
また、潟潟Nルートさんと共同で
広島県の介護手帳的なものも作成中です。

この土曜日に、「介護保険を問いなおす」伊藤 周平 ちくま新書 
2001
読了しました。介護保険は本当に定着してきているのか、
という問題意識をもちますと、逆にいろんなことが見えてきたように思います。
何といっても年金で生活されている高齢者の方々の生活の現状や、
介護サービスの質の問題など、
もっと目を向けていかなければならない分野がたくさんありました。
今、小泉総理の構造改革の痛みの議論がされておりますが、
こんなところにシワ寄せがくるのであれば大変です。
年金・医療・介護に代表される、社会保障制度全体の問題だと思ってます。


2. 
もう一つは何といっても出島埋立地区の産業廃棄物処分場の問題です。
これはいよいよ環境アセスが大詰めに入っており、
私自身もますます行政のやり方に不満を感じております。
徹底的に取り組んで計画の見直しを迫って参ります。

これからの政治の役割は、福祉と環境だと私は考えています。
宇品地区一つとってみても、
昨年
3月に鷹の橋・宇品線が開通いたしましたが、
確かに紙屋町まで
10分ぐらいの時間短縮になったし、
りっぱな橋で通ると気持ちがいいほどですが、
一方で、交通量が増え住民の方から騒音対策の
ご意見をいただいたりしています。
これからの地方政治のあり方はこういった生活に
密着したところから出てきた意見を敏感に吸い上げて、
行政と交渉していくところにあるのではないかと思ってます。
この一年しっかり頑張って参ります。


 いよいよ今週には、参議院選挙が始まります(712日)。
どうも小泉人気で自民党が有利なようですが、
さきほどの社会保障の問題ではないですが、
私はどうも痛みという言葉で弱者が取り残されてしまうのではないか
という危機感を持っています。
今の政治は変えてほしい、
特に地方分権の推進や無駄な公共事業のとりやめ、
財政改革による借金の返済など、早急に進めてほしと思っております。
ただ社会保障制度にもしっかり目を向けて、
ビジョンを示した上で改革に取り組んでいただきたいと思います。




<今週の活動報告>

7月2日(月) 早朝街頭演説(皆実町6丁目)
7月3日(火) 6月定例会閉会日
7月4日(水) 潟潟Nルート打ち合わせ
7月5日(木) 南区役所 カーブミラーの設置について
7月6日(金) 産廃処分場について議論
7月7日(土) 「介護保険を問いなおす」読了
7月8日(金) ジョギング、家族と過ごす

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