こうじマガジン NO.752
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≪2021年11月25日から2021年12月01日までのダイアリー≫
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目 次 】
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◇地域魅力向上・適散適集社会づくり対策特別委員会県外調査
◇地域魅力向上・適散適集社会づくり対策特別委員会県外調査二日目
◇広島県議会報告&「広島県のデジタル化」に関する勉強会
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●●●2021年11月25日●●●
<地域魅力向上・適散適集社会づくり対策特別委員会県外調査>
今日明日と特別委員会の県外調査です。
最初の調査は大分県野津原にある「Nスポランド」です。
調査項目は「総合型地域スポーツクラブの取り組み」です。
野津原地区は人口が1万人から半減しており、
2004年に設立されたこのスポーツクラブは、
スポーツによる交流人口を2万人にすること、
中学校の部活に頼らないジュニア層の育成を目指しています。
ご説明をいただいた代表は、54歳で中学校教師を退職し、
その退職金を2000万円クラブに注ぎ込んで、
助成金8000万円(スポーツ振興くじ)と
集めた2000万円でスタートしています。
その意気込みには驚きましたが、
令和5年度からは中学校の土日の部活動を
学校教員が行わないことが決まっており、
日本全国で約200万人の中学生が
月3000円の負担で地域スポーツを進めれば、
年間720億円の市場が生まれる、と夢が広がっていきます。
「今までのジュニアスポーツは先生という犠牲の上に成り立ってきた」
とご自身の経験から考えておられ、
地域を主体にスポーツ産業を起こしていけると考えておられます
(大分市では7億円規模)。
そのためには指導者育成(1000人)、
地域団体で統括団体の設立、
学校施設の開放と計画的に考えておられました。
現在のクラブは月会費が1700万円、
指定管理収入が3500万円となっていますが、
今後はこの月会費が増えていくということです。
学校部活動の指導者不足と負担増から
スポーツ指導は地域でという理念には私も賛成です。
広島市でこのことが実行可能なのか、
テーマとして追いかけてみたいと思います。
次に竹田市に移動し、
「まちづくりたけた(株)(アグル)」を訪問しました。
「城下町の価値の再生に向けた交流拠点を通じた取組について」
調査しました。
竹田市は荒城の月の舞台となる岡城址が有名ですが、
人口2万人あまり高齢化率は48%と過疎が進んでいます。
起業・創業支援、中心市街地の交流イベント、
コワーキングスペースとメニューはどこの一緒のような気がしますが、
今後は知恵と熱意の勝負だと感じました。
この日は大分市泊。
●●●2021年11月26日●●●
<地域魅力向上・適散適集社会づくり対策特別委員会県外調査二日目>
(一社)別府市産業連携・協働プラットフォームB-bizLINK及びa-side満寿屋を
訪問しました。
調査目的は
「別府をフィールドとした魅力ある都市づくりの取組について」です。
別府市は立命館アジア太平洋大学訪問以来2度目ですが、
南北15キロー東西5キロ余りの扇状地に人口が集中しており、
温泉の湧出量は8.3万リットル/㎥で日本最大(伊東温泉3.4)、
訪問観光客は800万人(外国人1割)で
300余りの旅館・ホテルがあるそうです。
訪問した満寿屋は鉄輪(かんなわ)温泉の中心部にある
コワーキングスペースです。
かつての湯治宿をリノベーションしていました。
風情のある温泉街で、
もともと長期滞在の湯治客目的の小さな宿が点在する地域です。
静かな環境、いい温泉、情緒ある風情、最高の環境です。
星野リゾートやANAインターコンチといった豪華ホテル、
杉の井ホテルなどの老舗が好調な中、
こうした地域密着型の温泉街の活性化を図る若者たちの活動には
感動しました。
昨日の竹田市もそうでしたが、
ここも若い女性が中心に動いていました。
可能性を感じる調査でした。
ここで団を早めに抜けて広島へ。
3時からの三菱重工グループ労連広島地区本部の委員研修会に出席しました。
●●●2021年11月27日●●●
<広島県議会報告&「広島県のデジタル化」に関する勉強会>
今年は年末年始がコロナの影響で後援会のイベントが開催できず、
3月や7月にコロナの感染拡大の合間の縫って
何とか実施できないか模索しましたが、
結局無理でとうとう今日の開催に。
企画も勉強会、お弁当をお配りする、
というものになりました。
位置付けとしては第12回カンフルエンス・パーテイということになります。
デジタル化の講師には、
県総務局DX担当総括官向井ちほみ氏にお願いしました。
約60名の参加のもと、
グランドプリンスホテル広島で開催しました。
数年前に学生インターンの勉強会で同じテーマでお聞きした時よりは、
事業も増え中身も飛躍的に充実していると感じました。
さらに力強く進めていただきたいと思っています。
「DXの進化はイノベーションを爆発的に推進する」
という考え方には大いに共鳴しています。
●●●2021年11月28日●●●
<宇品地区自主防災会避難訓練>
ブログには、昨日までの特別委員会の写真をアップします。
Nスポランド(大分市)と武田市まちづくり拠点でのものです。
今日は快晴のもと宇品小学校で避難訓練に参加しました。
こうして小学校に集うのは久しぶりです。
避難所の設置や運営、役割分担と
ケーススタディと皆さん熱心に取り組まれていました。
また校庭では「宇品小学校防災クラブ」の児童たちは
広島市消防の協力のもと、
消化訓練やはしご車への試乗と楽しんでいる様子も目にしました。
地域の防災士さんたちの活動には頭が下がります。
●●●2021年11月29日●●●
<第27回日本災害医学会>
コートが必要な季節になりました。
頑張って参ります。
私の友人の中田敬司氏が大会会長として
来年3月3日から5日まで「日本災害医学会」が広島市で開催されます。
2000人規模の会議になるとのことで、
その準備活動を支援しています。
今日はライフライン事業者に支援のお願いに
関係者とあいさつ回りを行いました。
頻発する自然災害、感染症の脅威と
災害医療の分野は重要性を増しています。
大事な大会になると思いますので、
支援活動も強化していきたいと思います。
●●●2021年11月30日●●●
<新型コロナワクチンに関する団体要望>
グランドゴルフ大会の開会式に出席しました。
久しぶりの大会となりますが、風もなく天気も最高、
皆さん楽しみにされていたようで出席者も多かったようです。
終了後は県議会へ移動し、
12月定例県議会の補正予算ヒアリングに出席しました。
そして午後からは「新型コロナワクチンに関する団体要望」に出席しました。
「ワクチンに関する様々な情報を開示して接種の判断を促し、
決して差別の起こらないように」とのご要望でした。
久しぶりに障害者関係の要望でご一緒してきた
藤岡さんとお会いして心強く思いましたし、
さらにご活躍されている様子を拝見することができました。
今後とも連携していきたいと思います。
●●●2021年12月01日●●●
<県政運営の基本方針2022>
今日は午前中全日本海員組合中・四国支部での打ち合わせ、
午後から県議会に向かい、
「県政運営の基本方針2022」のレクチャーを受けました。
この方針は来年度予算編成の骨格を定めるもので、
予算の枠組みから重点施策までを示す重要なもので、
これを受けて17日には知事要望を行うことになります。
予算の枠組みについて、
コロナの影響で落ち込む税収、
そこをどう補填するのか、
縮小局面での政策のメリハリはどう考えるのか、
といった点について不明確だとの意見もあり、
再度レクチャーを受けることにいたしました。
終了後は水道事業の広域化についてのレクチャーです。
こちらは広島市や福山市といった都市部が広域化を辞退する中、
どうメリットを出していくのかがテーマです。
今後の動向を注視して参ります。
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