こうじマガジン NO.734
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≪2021年07月13日から2021年07月20日までのダイアリー≫
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目 次 】
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◇『告発の正義』郷原信郎(ちくま新書)
◇『暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ』堀川惠子著(講談社)
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●●●2021年07月13日●●●
<『告発の正義』郷原信郎(ちくま新書)>
kindle版で一気に読み終えました。
「検察の正義」と「告発の正義」は対立する概念で、
2009年の検察審査会法改正でその力関係が変化しています。
検察審査会で起訴相当の議決が出ると検察は再捜査を行います。
改正前は再捜査の結果検察が再度不起訴とすれば、
刑事事件はそれで終了していました。
法改正により再度審査会で起訴議決を行えば、
裁判所が指定する弁護士によって
起訴手続きがとられることになりました。
この道が開けたことで、
告発の正義が大きな意味を持つことになったわけです。
郷原氏はその事例をいくつか提示していますが、
河井事件はまさにその好事例になるのではないか、
と思っています。
こうした動きをつぶさに見ていくことで、
大きな歴史の中での今の動きを捉えることができると思っています。
●●●2021年07月15日●●●
<『暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ』堀川惠子著(講談社)>
早速購入しじっくり読み進めています。
千田貞暁翁による宇品埋め立てと築港については
多くの文献も残っており、読み進めてきました。
しかし日清・日露戦争を経て太平洋戦争終結までの宇品の歴史、
特に陸軍運輸部が設置された後のその役割の変化や動きについては、
ほとんど資料が残っていない、という状況でした。
私自身の根本的な疑問、
「なぜ日本はその戦線を中国大陸から
太平洋に拡大していったにもかかわらず、
米軍における海兵隊のような着上陸専門部隊を養成しなかったのか」
に真正面から答えてくれる内容になっています。
ロジスティックスの重要性は常に指摘されますが、
作戦行動においては「ナントカナル」で
積極論が優先される傾向があります。
選挙戦においても同じことが言えるのではないかと思いますが、
ロジスティックス、
特に島国日本のアキレス腱ともいえる船舶運用という視点から、
開戦の決断、次第に追い詰められていく過程を振り返ることができる、
というのは画期的な著作だと感じています。
さらに思考を深めていきたいと思っています。
●●●2021年07月16日●●●
<会派総会>
我々議員には特に役割なしです。
当初の来広予定時(5月)にはセレモニー出席のご案内がありましたが、
今回はなしのようです。
今日はこの夏の学生インターンのZOOM面接の後、
会派総会でした。
日程調整及び確認、
政治倫理審査会の状況等報告・意見交換を行いました。
さらに会派政調Aチーム勉強会と続きました。
●●●2021年07月19日●●●
<生活福祉保健委員会>
今期も生活福祉保健委員会に所属します。
4期連続となりますが、
その思いはコロナ対策にめどが付くまで、
ということです。
前期は「最も長い委員会」でした。
2時間コースが当たり前になっています。
今日はコロナ対策に関連して、
ワクチン接種と集団免疫の獲得について、
次の波に備えた医療体制の整備についてを質問しました。
午後からも打ち合わせの後、
夕方には委員会の意見交換会に出席しました。
●●●2021年07月20日●●●
<松下政経塾新塾長>
今日は新たに就任された遠山敬史松下政経塾塾長にお会いしました。
全国の塾員との面談を行われていて、
今日は九州から広島に来られました。
何と修道高校の7年先輩、
さらには当時のお住まいは宇品御幸三丁目と
偶然ながら深いご縁を感じました。
前職はパナソニックの常務ですから、
エリートビジネスマンです。
まずはごあいさつと意見交換をさせていただきましたが、
ご縁を生かして広島で政経塾の
いろんなイベントを仕掛けて行けたらと思っています。
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