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こうじマガジン NO.584

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≪2018年3月09日から2018年3月17日までのダイアリー≫

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■□□■□□■□□■□□■【 目 次 】 ■□□■□□■□□■□□■

◇広島市立広島特別支援学校卒業式(高等部)
◇『バルカンーヨーロッパの火薬庫の歴史』 マーク・マゾワー著(中公新書)
◇会派総会
◇広島県住宅供給公社理事会
◇2月定例県議会閉会日
◇三江線
◇島根県立古代出雲歴史博物館
◇第6回広島みなとフェスタ

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●●●2018年03月09日●●●


<広島市立広島特別支援学校卒業式(高等部)>


今日は広島市立広島特別支援学校卒業式(高等部)です。

昨年は予算特別委員会委員でしたので、
出席できませんでしたが、
ここの卒業式はいつも本当に感動します。
「ありがとうという感謝の気持ち」が
非常にストレートに伝わってくるからです。

生徒たちの素直な心、ご家族のお喜び、
そして何といっても先生方の明るさと生徒たちへのほとばしる愛情が、
目の前の手の届くところで感じることができるからです。

卒業して働く子、施設に入る子、作業所に通う子、
自宅で療養する子、その進路は様々でしょうが、
その明るさこそこの学校のいいところだと思っています。

社会で、地域でしっかりと卒業生たちを支えていく、
そんな思いで一杯になりました。

終了後は県議会へ。
国際平和議連の勉強会、予算特別委員会の傍聴と過ごし、
夕方には県立広島病院労組の総会にも出席させていただきました。


●●●2018年03月10日●●●


<『バルカンーヨーロッパの火薬庫の歴史』 マーク・マゾワー著(中公新書)>


2月の中旬に岡山を訪問していただいていた宿題、
東欧美術館の件に関して本格的に研究してみようと
『バルカンーヨーロッパの火薬庫の歴史』
マーク・マゾワー著(中公新書)を読み始めはした。

このバルカンという呼称は独特の響きを持ちます。
セルビア、、ブルガリア、ギリシャ、クロアチア、
モンテネグロ、アルバニア、コソボ、マケドニア、
ボスニアヘルツェゴビナ、トルコの10ヶ国が含まれます。

日本から見ると距離的にもイメージ的にも遠いヨーロッパと言えます。
手がかりでもつかめたら、と思っています。


●●●2018年03月12日●●●


<会派総会>


長かった2月定例会も14日が閉会日です。
採決がありますので、
今日は会派総会で意見交換を行いました。

その後は懇親会と続きました。


●●●2018年03月13日●●●


<広島県住宅供給公社理事会>


今日は広島県住宅供給公社の理事会でした。
公社が開発したグリューネン入野の分譲住宅、
安佐北区にあるケア付高齢者住宅、
その他広島県や都市再生機構からの管理物件が多数あります。

昔高陽町を広島県が団地開発した経緯から、
団地全体の管理を行なっています。
こちらは高齢化が進み空き家も多く、
典型的な古い団地対策が必要となってきています。


●●●2018年03月14日●●●


<2月定例県議会閉会日>


今日は2月定例県議会閉会日です。
提出されたすべての議案が可決されました。
今議会では一般質問の機会もあり、
課題については厳しく指摘させていただいています。

2回の農林委員会、2回の地方創生・行財政改革特別委員会では
それぞれ質問させていただき、
さらには参考人の意見聴取でも働き方改革について、
PHPの永久さんに来ていただいて貴重なご意見を頂きました。

県庁舎の建て替えについて討論もありましたが、
数百億規模の投資案件について、
同じく選挙で選ばれている知事に対し、
議員として提案はできても、強制することはできません。

当面の耐震化という判断を是としました。
庁舎建て替えは知事選や市長選で争うぐらいのテーマだと思っています。

午後も打ち合わせが続き、
夜は三菱重工労組の皆さんと意見交換、懇親会と続きました。


●●●2018年03月15日●●●


<三江線>


今日はこの3月末で廃線となる三江線の代替交通確保について
会派で調査に向かいました。

三江線は江の川沿いに三次・江津間を走る延長108キロ、
33駅(うち広島県9駅)の鉄路です。
大正15年着工、三江北線(昭和22年)、
三江南線(昭和30年)の開業を経て、
昭和50年に全線が開通しています。
全線開通から42年になります。

廃線の原因は利用客の減少です。
一日平均乗降人数は28人(島根県でも155人、平成26年)、
平成8年と比較しても15.8%に減少してます。
沿線人口はそこまで減少していないことを考えると、
単純に「利用されなくなった」ということだと思います。

行政サイドもただ傍観していたわけではなく、
昭和51年には利用促進同盟を立ち上げたり、
平成22年には活性化協議会を立ち上げたりしています。

そうした努力もむなしく、
平成27年10月にJR西日本から
「持続可能な交通システム」について申し入れがあり、
協議が重ねられましたが、
平成28年9月には廃止表明、
廃止届を中国運輸局に届け出ることになったわけです。

国鉄の民営化そして小泉内閣の規制緩和以降、
路線撤退に基本的にペナルティはなくなっていますから、
JR側に補償交渉の法的義務はありません。

単なる好意の問題だということになるという点は、
公共交通のあり方として少し違和感を感じました。

しかし実際にはJR西日本は交渉の結果、
総額17億5千7百万円の支援を表明しました。
年間9億円の赤字を計上していた三江線です。
JRとしても目一杯の誠意と言えると思います。

退出の理由としてJR側は、
定時大量輸送という鉄道としての特性が失われていること、
利用実態が通学中心の町内移動であること、
都市間の利用もほとんどないこと、が挙げられていますので、
代替交通を考える上ではこうした点を配慮して、
きめ細かなサービス提供が必要です。

沿線ではすでに「三江線沿線地域公共交通網形成計画が策定され、
再編実施計画に沿ってバスルートが設定されています。
その年間経費は約2億円、収入は4千万円ですから、
差額の約1億7千万は、国(4千万円)、県(1千万円)、
市町(1.2億円)で補てんされる計画です。

広島県ではバス運行に不可欠な、
三江線沿線を走る国道375号の改良工事に取り組んでいます。

「唐香・引宇根工区」の現場も調査に参りました。
トンネルも含めて総事業費50億円とのことでした。

さらに沿線を江津方面に進み、
ブログに掲載している写真は邑南町にある
「天空の駅」宇津井駅での写真です。
高架の上に駅があるという珍しい風景でした。

こうしてみると何か寂しい気がします。
大正末から膨大な投資を行ってきたこの遺産を無くすのは寂しいが、
維持するだけでも膨大な経費がかかるという矛盾に
どう答えを出すのか、考えさせられました。

この日は出雲市泊。


●●●2018年03月16日●●●


<島根県立古代出雲歴史博物館>


朝6時起床後、
小雨強風の中宿泊先の平田町内を軽く自主トレ。

8時過ぎにはホテルを出発して
今日の調査は島根県立古代出雲歴史博物館です。

隣にある出雲大社の年間観光客数が約600万人とのことで、
世界遺産の宮島が400万人ということを考えると
圧倒的な集客力と言えます。

そこに歴史博物館という立地ですから、
素晴らしい発想だと思いました。

そしてこちらの入館者数は約25万人、
遷宮効果のあった平成25年には50万人となっています。

出雲大社の観光客の24分の1ということですが、
連日満員というのもどうかと思われますので、
現状がほぼバランスが取れている、と言ってよいと思います。

ちなみに広島県の類似施設、
歴史博物館(福山市)の入場者数は7万人です
(大和ミュージアムは約100万人)。

整備関係総事業費が約120億円、
管理運営費が3.7億円(うち2.9億円が指定管理費)、
一方観覧料収入は約8000万円となっています。

運営組織は県職員が18名(学芸員11名)、
指定管理(ミュージアムいちばた)が50人で、
島根方式と呼ばれるユニークな運営組織です。

開設のきっかけが、
荒神谷遺跡から大量の青銅器が出土
(昭和59~60年、銅剣358本、銅鐸6個)するという歴史的発見にあり、
平成19年3月に開館したこの博物館も、
隣接する出雲大社の歴史も取り込み、
展示内容には圧倒されました。

日本の古代文明が出雲で発達し、
大和朝廷に併合されていくという歴史ですが、
神話化されたその物語、それを裏付ける展示品の迫力、
素晴らしいと感じました。
新たな発見のあった調査だったと思います。

昼食後は一路広島へ。
夕方5時過ぎにはには県議会に帰着しました。


●●●2018年03月17日●●●


<第6回広島みなとフェスタ>


今日は朝10時から広島みなと公園で開催される
「第6回みなとフェスタ」の開会式に出席しました。
学生インターンの西本さんも一緒です。

このイベントは広島市が中心になって行われています。
年1回みなとをテーマに開催されます。
天気も最高で、
2日間大いに楽しめるものと思います。


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広島県議会議員(南区)
松下政経塾出身

中原 好治