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こうじマガジン
NO.527
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≪2016年10月20日から2016年10月28日までのダイアリー≫
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目 次 】
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◇広島県議会民主県政会政調Cチーム県外調査二日目
◇広島県議会民主県政会政調Cチーム県外調査三日目
◇帆船フェスタ2016
◇日本シリーズ
◇久しぶりの旭町・出汐交差点
◇広島県総合グランド
◇委員監査
東部事務所(福山)
◇博多港
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●●●2016年10月20日●●●
<広島県議会民主県政会政調Cチーム県外調査二日目>
二日目の最初の調査地は国連世界観光機関(UNWTO)
アジア太平洋センターです。
この5月に議会派遣で、スペイン・フランスに調査に行った際、
マドリードでこのUNWTOの本部を訪問しました。
そこで驚いたのがこの観光という分野、特に国際観光に限定しても
UNWTOの長期予測で国際観光客到着数は2030年度で18億人、
現在が約10億人ですからアジアではほぼ倍増する、という点です。
これにどう対応していくのか、
単なるビジネスとしてではなく環境問題にも配慮した持続可能性を
今から準備しておく必要があります。
当センターでは、
「東南アジアにおける持続可能なクルーズ観光開発の戦略」の
調査を実施されています。
広島県でもクルーズ客船の誘致を大きな柱に掲げていますので、
連携できないか検討してみたいと思います。
また遺産観光に関しては、教育・訓練の機会も提供しており、
広島にあるユニタールとの連携も可能ではと感じました。
5月の調査からこのセンターにはぜひ訪問したいと考えておりましたので、
一歩前進です。
帰ってから広島県との連携を模索してみたいと思います。
二番目の調査地は奈良国立博物館です。
明治28年4月の開館で、職員数62人(常勤は33人)、
年間入館者は約45万人です。
有名な正倉院展は67回を数え、
今年は10月22日(土)から11月7日(月)までとのことでした。
その準備にあわただしい中を、
なら仏像館を中心に見学させていただきました。
「じっくりと仏像を見る」という貴重な機会をいただきました。
三番目の調査地は、外国人観光客交流施設「奈良県猿沢イン」です。
興福寺の五重塔が見える猿沢池の辺という絶好の立地です。
奈良県への観光客数は平成26年で3811万人
(広島県は6618万人、平成27年)、
外国人観光客は66万人(平成26年)です(広島県は166万人、平成27年)。
この外国人観光客のための情報発信及び宿泊施設
(平成28年オープン予定)がこの猿沢インで、
年間70,000人の利用を目標としています。
奈良県の場合京都・大阪に近く、ホテル等宿泊施設も少ないため
通過型の観光客が多いという問題点を抱えており、
奈良市だけでなく県全体の魅力を伝え、
滞在型を増やすという目的もあるようです。
思い切った施策だと感じました。
終了後は約2時間かけ大和西大寺駅から伊勢市駅へ移動し、
この日は伊勢市泊。
●●●2016年10月21日●●●
<広島県議会民主県政会政調Cチーム県外調査三日目>
三日目の調査地はまず
式年遷宮記念せんぐう館及び伊勢神宮外宮、伊勢神宮内宮、
そしておかげ横丁です。
初めての伊勢神宮ですが、「1300年にわたり繰り返されてきた
式年遷宮は、20年に一度造り替えられる常に瑞々しいご社殿で、
永遠に変わらないお祭りが行われることに大きな意義があります。
平成25年には62回目が古式のままに行われました。」とのことで、
その歴史と伝統、神聖な雰囲気、
込められた膨大なエネルギーには圧倒されました。
年間840万人が参拝されるそうで(宮島が400万人、原爆ドームが150万人)、
その規模感に驚きます。
おかげ横丁は老舗赤福が1993年に開発した小さな町で
年間500万人を超える観光客でにぎわっています。
こうした賑わいは京都から奈良、
伊勢へと続く今回の調査ルートに沿って現れます。
近畿地方の核心を調査したといえるかもしれません。
心に残る調査になりました。
二番目の調査先は伊勢から津に移動して、三重県警察本部です。
調査項目は「第42回サミット(伊勢志摩サミット)警備実施結果について」です。
5月26・27日に実施されたサミットの警備状況ですが、
首脳は名古屋のセントレア空港から会場の伊勢及び賢島まで、
陸路195キロ、約155分、ヘリによる空路約63キロ、60分の移動となります。
警備に当たった部隊総数は2.3万人
(広島での外相サミットは4300人、オバマ大統領広島訪問は4600人)、
1年以上前からサミット対策課を設置し、
66人体制(直前には81人)で準備に当たったとのことでした。
プレス関係者だけで5000人とのことですので、やはり規模感が違います。
参考になった点は、交通規制等について住民説明会を30回以上行ったこと、
交通総量規制のためにバス運賃を半額にしたり、
会社を休みにしてもらったり、
出勤時間調整やルート変更といった渋滞対策を行ったという点です。
広島でも参考にできる取組みです。
今後も要人の広島訪問やVIPの会議等は続くと思われますので、
大いに参考になる調査だったと思います。
終了後は4時発の便で名古屋へ、さらに新幹線で広島に向かいました。
お昼に発生した鳥取での地震の影響が心配でしたが、
予定通り8時前には広島に帰りました。
●●●2016年10月22日●●●
<帆船フェスタ2016>
今日は帆船「日本丸」が入港しての帆船フェスタ2016です。
10時半からの開会式、船内見学もさせていただきました。
午後からはセイルドリルの予定です。
残念ながら雨模様となっていますが、明日も開催、
おいしい屋台も繰り出してお祭り気分間違いなしです。
「帆船-それは人間による最も美しい創造物である」(ヴィクトル・ユゴー)
という言葉が胸にしみます。
毎年恒例となってきましたが、
今後も大いに盛り上げたいイベントの一つです。
●●●2016年10月23日●●●
<日本シリーズ>
朝6時起床後早朝自主トレ(宇品一周コース)。
朝の帆船「日本丸」を見てきました。
昨日は日本シリーズで盛り上がりました。
こちらも25年ぶりですから当然です。
今まで全く関心がなかった日本シリーズですが、今回は違います。
テレビで観戦ですが、先日の東北出張ではCSを全く放送してなく、
テレビで観戦できませんでした。
広島では盛り上がっていますが、やはり他県にいくとそれほどでもない、
と思われます。
今日もマツダスタジアムですが、テレビでしっかり応援したいと思います。
●●●2016年10月24日●●●
<久しぶりの旭町・出汐交差点>
朝6時起床後早朝自主トレ(京橋川左岸コース)。
快晴の予感のする澄んだ朝でした。
そして8時からは久しぶりの旭町・出汐交差点での街頭演説です。
人・車ともそれほど多いわけではありませんが、
目撃談の多い場所でもあります。
ここのところ立つことが出来ていませんが、南区内6ヶ所の一つです。
終了後午前中は事務所で庶務や原稿書き、
午後から県議会での打ち合わせと続きました。
刺激的な勉強会もありました。
夜は三菱重工広島支部の新役員の皆さんと懇親会。
●●●2016年10月25日●●●
<広島県総合グランド>
朝からあわただしい一日になりました。
まず9時半から監査委員業務の勉強会、
10時半には来客対応で自衛隊関係の方と意見交換、
12時からは広島県総合グランドの在り方に関して地域の皆さん、
野球関係者の皆さんと意見交換の後、
13時には教育長に要望書を提出しました。
広島県総合グランドは老朽化が進み、
陸上競技場は何とか競技ができるレベルを維持しましたが、
野球場はファウルボールがネットを超え、
付近の駐車している車に被害を与えるなど課題を抱えています。
高校野球や社会人野球のさらなる振興のためにも、
整備が必要だと要望しました。
そして2時からはNPO法人世界の総会へ。
終了後県議会に戻り来客対応にあたりました。
●●●2016年10月27日●●●
<委員監査
東部事務所(福山)>
今日は委員監査で福山日程です。
朝8時半過ぎの新幹線で福山市へ。
東部事務所到着後、さっそく委員監査です。
県税事務所、総務事務所、畜産事務所・家畜保健衛生所、
農林水産事務所と午前中いっぱい続きました。
昼食の後午後からは、
東部農林水産事務所現場監査で「三川ダム管理事務所」を調査しました。
ここでは小水力発電施設が工事完了し運用が開始しているとのことでした。
平成25年から3年間で進めてきた工事は平成28年3月に完成、
5月11日から発電を開始しています。
この三川ダムは総貯水量1230万トン(温井ダムは8200万トン)、
約350トンを農業用に、530トンを上水に、330トンを工水に利用しています。
発電施設は最大出力460kW、発電電力量2.14GWh/年で
一般家庭約510世帯年間電力使用量相当です。
売電収入は6,700万円、事業費は5.3億円(うち県費1.6億円×50%国補)です。
福山市が64.72%、府中市が5.88%を負担しています。
収益見込みは約4.7億円(20年間)です。
いずれも再生可能エネルギー買取価格29円/kwhで計算しています。
20年以降は買取価格が保障されていないので、
原状復帰までの経費を見込んでいるとのことでした。
広島県の農林水産局ではここだけで小水力発電を行っているとのことでした。
うまく回転している事業なのでこの後20年間
しっかりと運用していただきたいと思います。
終了後は新尾道駅を4時過ぎに出て広島へ、
さらに5時過ぎの新幹線で博多へ。
今晩は会派のNTTグループ先進ICT技術活用調査及び
博多港の運営状況の調査活動に合流します。
この日は博多泊。
●●●2016年10月28日●●●
<博多港>
昨日の夜会派調査チームと合流後、
NTTの皆さんとの意見交換会に出席しました。
昨日は博多泊で、朝を迎えてあいにくの雨。
9時過ぎにホテルを出て今日の調査地は博多港です。
こちらの港湾管理者は福岡市で
福岡市港湾局の方から説明を受けました。
まず博多港の規模ですが、
コンテナ取扱貨物量は97.5万TEUで全国6位
(広島港は22.5万TEUで全国12位)です。
そして今回の調査の目的のクルーズ客船の誘致対策ですが、
こちらは驚異的な伸びを示しています。
まず全国の動きですが2014年に41.6万人だったクルーズ船による
外国人入国者数ですが、2015年には111.6万に伸びています。
そして博多港は外国船社及び日本船社が運航するクルーズ船の
寄港回数で全国1位で259回(2015年、広島は10位で32回)で、
2016年7月までの速報値でもすでに350回、
114.9万人とこれも急激な伸びです。
この伸びの原因は単純で、
中国からのクルーズが伸びていることと博多港の地理的優位性です。
この需要に対応するため、中央ふ頭クルーズセンターを設置して、
接岸岸壁の拡張や掘削、検疫体制や入国管理の充実等に務めており、
ほぼ270日稼働する状態まで機能を高めているとのことでした。
広島港には1万トンバースに
インフォーメーションセンターが整備されていますが、
ほとんど使われない状態、
大型のクルーズ船は五日市でないと入港できないと、
その整備は立ち遅れています。
ただ中国からのクルーズが今後広島港に入港するのか、
というとその見通しは定かでなく、
博多港ほどの急激な伸びは期待できないというのが現実です。
逆に言うと博多港の伸びはその95%が
中国からのクルーズ客ということになると、
中国経済の行方にも当然影響されることになります。
今後の推移に注目くしていかなければなりません。
初めて調査した博多港ですが、
メッセ・コンベンション施設やホテル・野球場を核とした
ウォーターフロント開発と学ぶべき点がたくさんありますし、
その勢いを感じました。
広島港も頑張らなければなりません。
調査終了後は昼過ぎの新幹線で広島へ。
来客対応等こなしました。
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好治