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こうじマガジン NO.514

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≪2016年07月05日から2016年07月15日までのダイアリー≫

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■□□■□□■□□■□□■【 目 次 】 ■□□■□□■□□■□□■

◇『中国大停滞』田中直毅(日本経済新聞出版社)
◇選対会議
◇『ヴェトナム新時代ー豊かさへの模索』坪井善明(岩波新書)
◇街頭演説
◇選挙戦最終日
◇第23回宇品少年ソフトボール大会
◇参院選について
◇監査委員業務
◇久しぶりの街頭演説です
◇「ザウルスゆめ公園(出島東公園)」オープン!

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●●●2016年07月05日●●●


<『中国大停滞』田中直毅(日本経済新聞出版社)>


今年29冊目の本は、『中国大停滞』田中直毅
(日本経済新聞出版社)です。
そごうの紀伊国屋書店で見つけ迷わず購入しました。
久しぶりに田中直毅氏の著作を読みます。
分析が明快で、先見性もあり、経済書としては最高峰ではないかと
思っています。

中国経済の実態はどうなのか?
外からはなかなかわかりにくいテーマですが、
ポイントは中国共産党内の指導部の認識と、
巨大な中国市場のデータの動きだと思っています。
今までそのどちらも明快な説明を試みた中国経済論はなかった
と思いますが、この著作は大胆にこの2つに迫っています。
大作ですがじっくりと読んでいきたいと思っています。


●●●2016年07月06日●●●


<選対会議>


今日はいろんな打ち合わせが続きましたが、
お昼にはこの参院選期間中ではたぶん最後の選対会議を行いました。

私は、「選挙はいくさか」という問題意識を持っています。
理想的には堂々と政策論議を行い、投票結果を真摯に受け止める、
でいいわけですが、日本の選挙の場合はそこに勝ち負けの機微、
候補者や支援者の生活や仕事、地域や業界団体のしがらみ・プライド、
といったウエットな要素が加わり、「いくさ」の様相を呈してきます。

まさに選対会議という名称もそうで、「いくさ」で問われる
情熱・盛り上がり・必死さ・戦略・戦術・汗・涙、といったものが何となく
重視されるようになってきます。
この空気感は「いくさ」にとっては重要で、
「勝つ」ことにこだわればこだわるほど問われることになります。
しかし本当に選挙はいくさでいいのか?、という疑問も持っています。

イギリスの選挙はもっと論理的・合理的で、
「いくさ」的要素は断然低くなりますし、
アメリカにいたっては選挙民をマーケットに置き換え、
ビジネスライクに進めていきますから、
もっと効果的・効率的な要素が強くなります。

初めて選挙に携わった1987年の神奈川県議選以来、
候補者となった選挙が8回(広島市議選1回、衆議院選2回、県議選5回)、
支援した選挙は数え切れませんが、
やはり「選挙はいくさ」という思いが強くあります。
しかし理想的にはいくさではなく政策を堂々と訴える、政策中心、
政党中心の選挙に変えていく必要があるという問題意識は
常に持っています。


●●●2016年07月07日●●●


<『ヴェトナム新時代ー豊かさへの模索』坪井善明(岩波新書)>


ヴェトナム関連本3冊目は『ヴェトナム新時代ー豊かさへの模索』
坪井善明(岩波新書)です。
前の本がヴェトナム戦争終結までだったので、
その後のヴェトナムの動きがこの本の中心です。
カンボジア侵攻と国際的孤立、ドイモイ政策と社会主義市場経済、
ASEANとWTOへの加盟、
人口1億人突破と着実に成長路線を歩んでいるように思われます。
ただ共産党一党体制であることは中国と同じで、
今同時平行で読み進めている『中国大停滞』と比較すると
興味が深まります。


●●●2016年07月08日●●●


<街頭演説>


台風1号の影響で朝から雨模様です。

今日は午後から柳田稔候補の街宣活動の支援に入ります。
久しぶりの瀬野川公園で広島4区選対から引き継いで、
安芸区を経由して南区へ。
堀越・青崎・向洋方面から大州、駅前方面へ移動しました。

その間マイクを握りましたが、7時からは広島駅前にて街頭演説会。
個人演説会と違って演説を聞きに来た方々だけではなく、
通行人やドライバーにもアピールできる点が大きなメリットです。
雨の中での街頭演説会となりましたので、必死さが伝わったと思います。
街宣活動自体は朝8時から夜8時まで、マイクを使った活動が可能ですが
いたって単調な活動になりがちですので、
街頭演説や個人演説会とうまくコラボさせることも大事です。

いよいよ明日が最終日となります。


●●●2016年07月09日●●●


<選挙戦最終日>


7月9日土曜日、選挙戦最終日です。

どっぷり選挙モードで、連日選挙の話題ですが今日で最後です。
最終日は広島市内を流す、ということですが、
午後3時以降南区から中区を街宣しました。
そして午後6時からは広島駅から金座街まで練り歩き、
さらに本通り交差点まで練り歩きました。
そして夜8時には本部でマイク納め、街宣活動終了という流れでした。

明日の結果待ちですが、心配なのは投票率です。
18歳選挙権導入で少しは上がってくれれば、と思っています。


●●●2016年07月10日●●●


<第23回宇品少年ソフトボール大会>


朝8時から「第23回宇品少年ソフトボール大会」の開会式に出席しました。
市内各地から約20チームが出場し、
出島沖グランドを4面使って行われる大きな大会です。
ここ数年雨にたたられましたが、今日は暑いですが曇りがちで、
グランドコンデションも最高、子供たちも元気に頑張っていました。
しばらく観戦した後自主トレは元宇品コースへ。

そして今日は投開票日です。
8時前にはやなぎだ稔事務所に向かいましたが、
投票締め切り直後に当確、万歳の後晴れて解散となりました。
しかしその後も開票速報に釘付け、
民進党や他の知り合いの立候補者の結果に一喜一憂しながら見ていました。
やなぎだ候補が約25万票、
私の選挙区広島市南区でも1万1千票とギリギリ県議当選のところまで
盛り返してきた、といえます。

ただ自民党支持率は48%(民進党は14%)と圧倒的で、
まだまだ広島的には政権を争うところまでいっていないのが現状です。
議席も11減の32議席となり、非改選の17議席と合わせて49議席、
全議席が242ですから約五分の一政党といえます。
公明が25、共産が14、おおさか維新が12ですから、
参議院も自公が圧倒することになりました。

今の現状は「決して自民党が素晴らしく高い評価を受けているわけではなく、
自民以外の魅力的な選択肢=政権の受け皿が見当たらないからだ」と
私自身は認識しています。

今後どう立て直していくのか、大きなテーマです。


●●●2016年07月12日●●●


<参院選について>


参院選から二日目で、各紙に比例票も含めた詳細な開票結果が
出てきましたので簡単に分析してみました。

マクロでの情勢は、自公圧勝とするものと、民進党もよく踏ん張ったし
野党共闘も成果が出た、とするものとあって、
岡田代表も「敗けた」とは決して口にしていませんし、
責任論にも言及していません。

要は3年前と比較すると回復しているし、
この延長線上に政権交代はあるはずだから、順調に進んでいる、
と考えているわけです。

一方で政権交代のためには長期的な展望のもと、
民進党も地力を養い、保守を二分することが大前提で、
野党共闘はこれ以上進めるべきではない、という考え方もあります。
改憲勢力に三分の二を与えたことは敗北だから、
代表は責任を取って辞任すべき、という考え方にも繋がります。
このあたりの議論は今後進んでいくと思われますが、
非常に大事だと思っています。

ミクロで見ますと南区の柳田票は11,730(比例10,192)と
1万票台を回復しました。
これは県議選の当選ラインでもあります。
宮沢票は27,321(比例22,742)、公明票7045と合わせると3万4千票台、
県議3人分ということになります。
投票率が48.44%ですから、
県議選になると5ポイントぐらい落ちると考えても、圧倒的だといえます。
共産は5,043とそれほど伸びていません。
灰岡票は8,330ありますからこちらもまだあなどれません。
今後どこの票が伸びてくるのか、地域的にはこのあたりが底で、
あとは投票率が10ポイントぐらい上がってその行方が勝負を決める、
つまり全く読めない今回参戦されていない方々が
参戦されるようにならなければ勝負にならない、ということになります。

そのためには時間をかけてでも党自体の魅力を高めていく、
小手先の離合集散では振り向いてもらえないのでは、
という気もします。
今後の動きにも注目していきます。


●●●2016年07月13日●●●


<監査委員業務>


朝から雨です。

10時過ぎには沖縄からの来客で、
新しいフォーラムの提案を当局にさせていただきました。
是非とも実現させていきたいと思っています。

そして1時からは監査委員業務で、
住民監査請求に関わる監査手続きを行いました。

そして夕方からは南地区保護司会の会合に出席しました。


●●●2016年07月14日●●●


<久しぶりの街頭演説です>


朝6時起床後早朝自主トレ(京橋川左岸コース)。

そして8時からは久しぶりの街頭演説、鶴見橋東詰め交差点です。
学生インターンの谷元君のかけつけてくれました。

6月22日公示の参院選の選挙期間中は、
あらゆる政治活動は制限されますので、
選挙活動以外の街頭演説はできません。
また選挙直前も「参院選に立候補するのでは?」、
という声もでてきますので遠慮していました。

直近の街頭演説は6月2日、同じく鶴見橋でした。
それまでは週一ペースで続けていますので、
約1か月半ぶりということになります。
最も街頭演説自体は選挙支援活動でしっかりマイクを握りましたので、
感覚は鈍っていません。
しかし蒸し暑い朝で、汗が流れる活動でした。

終了後は庶務、来客対応とあわただしく過ぎました。
8月に向けて「県議会報告」も作成したいと思っておりますので、
準備を進めていきます。


●●●2016年07月15日●●●


<「ザウルスゆめ公園(出島東公園)」オープン!>


朝6時起床後早朝自主トレ(京橋川左岸コース)。
そして10時からは「ザウルスゆめ公園(出島東公園)」開園式に
出席しました。
約1.6ヘクタール(マツダスタジアムの1.3倍)の敷地に
芝生広場と土のグランド2面を整備、
総延長680メートルのウオーキングコースもあります。
恐竜の骨格を模した遊具にちなんで
愛称は「ザウルスゆめ公園」となりました。
整備費は約2億2400万円です。

宇品内港地区の埋め立て工事は1998年に完了しましたが、
小中学校新設中止等の事情が変わっていくなかで、
ようやく完成したというのが実感です。
お祭りやイベントでの活用、
球技大会等大いに利用していただきたいと思います。

終了後は県議会で会派政調Cチーム勉強会、
その後も打ち合わせが続きました。


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広島県議会議員(南区)
松下政経塾出身

中原 好治