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こうじマガジン NO.457

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≪2015年03月12日から2015年03月17日までのダイアリー≫

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■□□■□□■□□■【 目 次 】 ■□□■□□■□□■□□■

「広島市立宇品中学校卒業式。」
「広島市立広島特別支援学校第32回小学部・
中学部卒業証書授与式。」
「広島県病院局職員労働組合第7回定期大会。」
「結婚式。」
「社会福祉法人理事会。」
「朝起き会春季大会。」

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●●2015年03月12日●●


「広島市立宇品中学校卒業式。」


朝9時過ぎに宇品中学校へ。
今日は第67回卒業証書授与式です。
男子132名、女子96名、総員228名が旅立ちました。

高校の卒業式は3月1日でしたが、
これから大学受験を控えていること、
あまり感傷的になる年代でないこと等で、
淡々と進行していきます。
一方小学校の卒業式はまだまだ子どもで、
それほど感動は伝わってきません。

そういう意味では中学校の卒業式が
一番感動的、伝わるものがあります。
ただ公立高校の合格発表が明日ということもあり、
緊張感はあるのでしょう。
今年もいい卒業式でした。感動しました。

終了後は県議会で打ち合わせの後、パワーウォークに出撃。
順調にこなしています。


●●2015年03月13日●●


「広島市立広島特別支援学校第32回小学部・
中学部卒業証書授与式。」


広島市立特別支援学校は、2012年9月に
中区大手町から南区出島に移転してきました。
まず、2012年9月7日に行われた
「移転・開校並びに創立三十周年記念事業」についての
ブログを振り返ってみたいと思います。

「今日は朝10時から、広島市南区出島四丁目にこの度開校した
広島市立広島特別支援学校の記念行事に出席しました。
昭和58年に中区大手町に開校以来
30年の歴史を持っているこの学校ですが、現地が手狭となり、
改築にあたって平成21年にこの地への移転が決定されました。

当時は「障害を持った人たちは町の真ん中へ」という
福祉思想に反するのではないか、
出島廃棄物処分場の近隣で危険はないか、
交通の便は大丈夫か、という疑問が上がり、
議論がなされた記憶があります。

しかしこうして完成してみると、何といっても新しいことと、
最新の設計が適用されていることで、
どうも日本一の施設ではないかとのことでした。
施設見学をさせていただいても本当に素晴らしい施設でした。
生徒代表が「空が広い」と表現していましたが、
あの大手町のビル群から見る空よりも確かにはるかに広い、
とその表現力に感動しました。

生徒数は知的障がい者中心に340名で県内一の生徒数(小中高等部)、
これを支える教職員の数は240名となっています。
『あとは教育の中身』とご案内いただいた
職員の方々も張り切っておられました。
特に高等部の就労に繋がる部分は重視しているとのことでした。

その後夜には「記念祝賀会」も開催されました(グランドプリンスホテル広島)。
午前中の式典では、生徒たちのことを
心配そうに介護されている職員さんでしたが、
この祝賀会では一転、非常に明るい楽しいパーティを演出されました。
福祉に従事する皆さんの、この気持ちのいい明るさが、久しぶりに新鮮でした。
感動を頂いた一日でした。」

そして入学式と卒業式のご案内を毎年頂いています。
残念ながら県議会の日程と重なったりしてすべてに出席できてはいません。
振り返ってみますと、2013年3月8日の「高等部第18回卒業式」、
2014年4月8日の「入学式」に出席させていただいていました。
それぞれブログの記事を振り返ってみたいと思います。

「朝10時から、広島市立広島特別支援学校高等部
第18回卒業式に出席しました。
大手町から南区出島に移転して、
初めての卒業生ということになります。
59名が巣立ちましたが、 テーマは「59人が出会えた奇跡。
今、キラキラ光る未来へ。感謝の気持ちを胸に。」でした。

移転の時から感じていますが、この特別支援学校の皆さん、
生徒、教員、父兄を含めて関係者すべての皆さんが、「明るい」ことです。
それも周りに伝わる明るさ、幸せを感じさせる明るさです。
訪問するのが楽しみになってきています
実際には職場も家庭も大変なご苦労をされていると思います。

卒業する59人のうち、 就職するのは28.89%、
のこりの生徒はデイサービスに通ったりで 福祉の世界に入っていきます。
小中高合わせて360人が学んでいるこの学校ですが、
地域でしっかり支えていきたいと思っています。」

「今日も朝9時半から
広島市立広島特別支援学校の入学式に出席しました。
小学部が23名、中学部が40名の新入生です。
明日が高等部の入学式だそうで、75名が入学する予定です。
これで全校生徒が457名になり、
全国でもトップ5に入る生徒数とのことでした。

昨年度が395名、その前が341名ですから、
この増え方には驚きます。
充実した教育が行われている証左だと思います。
教職員数も163名に介助員、添乗員等94名で
264名という大きな組織です。
是非充実した特別支援教育を
今後も継続して行っていただきたいと感じました。」

そして今日、2015年3月13日
「第32回小学部・中学部卒業証書授与式」に出席しました。
小学部16名、中学部34名が卒業しました。
それぞれ中学部、高等部に進学されるそうです。

先日、私が常々抱いていた疑問、
「何でこの特別支援学校の生徒、保護者の皆さん、
そして教員・事務員に至るまで、こんなに明るいのか、
それも無理した明るさでない、自然な明るさ、
周りを幸せにする明るさを感じさせてくれるのか」に対して、
大きな気づきを頂ける文章に出会いました。

それは「人口減少社会 『弱者』と共に生きる未来へ」高橋源一郎
(会報 倫風4月号)という論文です。
これは「国や政治に頼らない生き方を」とする上巻に続くもので、
「老人と貧乏人は社会のお荷物か」という問いかけから始まります。

それは、近年の景気の低迷や所得格差が、
「こんな社会にした責任は誰にあるのか、
とやり場のない怒りを抱いている」中で、
その怒りが社会の最下層、つまり弱者に向かっているという指摘です。
生活保護費不正受給者へのバッシングや
在日外国人へのヘイトスピーチ等は、
「弱者特権で甘い汁を吸っている奴がいる」と
多くの人が考えているからだ、としています。

しかし著者は「弱者とは本当に社会にとって
不要な存在なのだろうか、と問いかけます。
そして著者自身の経験、「当時2歳になる次男が
重度の障害が残る可能性」に苦悩する中で、ある気づきがあります。
それは、重度の病気の子に付き添うお母さんが
みな元気で朗らかだということです。
私が特別支援学校で感じたことと同じことです。

そこで著者は、「なぜこのお母さんたちは
こんなに元気なんですか」と問いかけます。
そしてその答えは「明るくしなきゃ
やってられないということもあるけど、
子どもといるから明るくなれるんじゃないかしら」というものでした。

著者自身も、「息子が入院した最初の一週間、生死をさまよい、
獣のようにうめくわが子の姿を見ているうちに、
なぜだか強い喜びが湧いてきて、そうなった自分に驚いていた」、
さらに「ふだん我々がやっている仕事や家事は自分でなくてもできる、
つまり代替可能なものばかりだけど、
病んだわが子の世話というのは代わりようがないない。
言ってみれば神様からあなたがやりなさいと
指名を受けたようなもので、自分しかできないと思うことで
力が湧いてくるのではないだろうか」と分析されています。

この指摘にドキッとしました。こういう意識、
気持ちになることができるんだ、とハッとしました。
さらに重症心身障害児・障害者施設に
二人のお子さんを通わせているご両親の言葉、
「この子たちが生まれてきて本当によかった」
「普通に生きて健常な生活をしていると、
どれだけ傲慢になっていたことか」をおっしゃったそうです。

弱者が周りを和ませたり、明るくしたりする。
弱い人たちに会うごとに強く励まされる。
そして実は昔から「弱者」は
人間社会の中である種の役割を果たしてきた、
と考えるのが自然ではないか、と問いかけ、
むしろ江戸時代までは老人や病人といった弱者を
やさしく包み込む共同体が部落はもちろん、
都市にもあったとされています。

著者は「弱さの研究」をしている方の言葉を引用しています。
「弱者と呼ばれている人たちがいる場所に
不思議な居心地の良さを感じた」と。

考えてみますと私たちは成長し「強さ」を身につけますが、
その強さはいつまでも続くわけではなく、病気やけがで弱り、
決定的な「老い」には抗するすべもなく、
そして最後は死という「敗北」が待っています。
著者はこの「弱さ」こそが人間の本質ではないか、
そして日本も右肩上がりの時代は終わって、
国家全体が弱体化してきているのではないか、としています。
この見識に、私は大きく共鳴しました。

弱さを直視し、共生することに喜びを見出していく、
そうした暖かい社会ができるのではないかと。
もちろん経済理論は別の論理で、容赦なく現実をつきつけますが、
それを乗り越えていくには「弱さ」を直視していくこと、
このことに気づかされた論文でした。

今回、私が特別支援学校を通じて感じたことは、
無条件の明るさ、他人を幸せにすることのできる明るさ、です。
これが社会の基本にあれば、と思っています。
すこし長くなりましたが、私も非常にうれしい気持ちになりましたので、
少しでもお伝えできればと思っております。

最後にこの度の卒業式の中尾校長の式辞の一節をご紹介します。

「保護者の皆さま、本日はお子様のご卒業おめでとうございます。
産声をあげてから今日まで、様々な出来事がしみじみと思い出され
感慨もひとしおのことと思います。
保護者の皆さまが注がれてきた深い愛情と、
並々ならぬこれまでのご苦労に敬意を表します。」

何気ない言葉ですが、味わい深い内容だと改めて感じました。


●●2015年03月14日●●


「広島県病院局職員労働組合第7回定期大会。」


昨日のことになりますが、夕方から
広島県病院局職員労働組合第7回定期大会に出席しました。
現在県立病院は広島病院と安芸津病院の2つですので、
総会は南区神田の広島病院で行われます。
私はまさに地元中の地元ですので、出席させていただきました。

病院局につきましては公営企業法の全部適用で、
経営は、より民間に近い形になって、
県議会でも病院事業管理者が答弁者席に並ぶようになりました。
2病院で医師約200名、看護師約1000名、
約210億円の事業を行っています。
課題としては、給与体系の見直しにどう対応するか、
公立病院改革ガイドラインにどう対応するか、の大きく2点があげられます。

私自身もしっかり勉強していかなければなりません。
事業局体制になって、どうも県議会での質疑も
低調になっているように感じます。
大事な分野ですので今後とも注目していきたいと思います。


●●2015年03月15日●●


「結婚式。」


今日は、日頃よりお世話になっている方のご長男の結婚式。
選挙前の厳しい日程でしたが、
お祝いごとですので出席させていただきました。

仕事柄いろんな結婚式に出席させていただきましたが、
今回の式は間違いなく もっとも豪華な式でした。
新郎・新婦も幸せ一杯で、
こちらもハッピーな気分にならせていただきました。


●●2015年03月16日●●


「社会福祉法人理事会。」


今日は朝8時から宇品イオンみゆき店前にて街頭演説。
学生インターンも田丸君は今朝で最後、
ニュージーランドに旅立ちます。
選挙前ということもあって、今季のインターンは
早い時期に100時間突破しています。
記憶に残るインターンになってくれればと願っています。

そして10時過ぎからは社会福祉法人あい保育園の
理事会に出席しました。
運営は順調のようで安心です。

終了後は来客対応、原稿書き等こなしました。


●●2015年03月17日●●


「朝起き会春季大会。」


朝7時半にはグリーンアリーナへ。
今朝は朝起き会春季大会です。
しっかりと会長先生のお話に学ばさせて頂きました。

終了後は県議会で来客対応、
連合広島で打ち合わせと続きました。


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広島県議会議員(南区)
松下政経塾出身

中原 好治