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こうじマガジン
NO.445
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≪2014年11月21日から2014年11月29日までのダイアリー≫
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目 次 】
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「新来島宇品ドック労働組合定期総会。」
「民主党広島県連常任幹事会。」
「気になる数字。」
「行政刷新・国際貢献対策特別委員会県外調査。」
「株式会社クラフトコーポレーション創立20周年記念祝賀会。」
「県営住宅。」
「第32回段原公民館まつり、
第4回南区安心・安全なまちづくりフェスティバル、そして福山市へ。」
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●●2014年11月21日●●
「新来島宇品ドック労働組合定期総会。」
今日も朝9時過ぎからパワーウォークに出撃。
11時半には広島駅へ。
今日は松下政経塾の先輩、嶋聡史ソフトバンク顧問が
来広されるとのことで、昼食を共にさせて頂きました。
社長室長から顧問になられて、
さらに幅広く活動されているご様子をうかがい、
私自身も大いに刺激をいただきました。
来年4月の県議選まではまっしぐら、ですが、
今後の活動においてご指導いただこうと思っております。
終了後は事務所に戻って来客対応、
さらに4時過ぎからは、新来島宇品ドック労働組合定期総会に出席。
円安で業績自体は上向き、とのことですが、
賃金や労働環境にそれをどう反映するか、課題を抱えておられ、
さらに技術の継承に欠かせない従業員の定着がままならない
という課題もあるとのことでした。
造船業全体の課題だと思いますが、しっかりと
意識していきたいと思います。
終了後は懇親会。
●●2014年11月22日●●
「民主党広島県連常任幹事会。」
朝9時半過ぎからパワーウォークに出撃。
総選挙モードなので、ご近所のごあいさつ回りに変更しています。
11時からは民主党広島県連
常任幹事会に出席。いよいよ総選挙突入です。
民主党広島県連は、1・4・6区で候補擁立見送り、
2区松本大輔、3区橋本博明、5区三谷光男は決定し、
今日7区の候補者も決定しましたので、
4人が挑戦することになります。
前回が6人でしたから候補擁立も難しかったということでしょう。
私自身も全力で支援していきますが、どこまで勝てるか、
まだ選挙の雰囲気自体もわからないので模索状態です。
一つの指標として党の支持率がありますが、
今一つ伸びがないので、尻上がりになっていくことを祈るばかりです。
ブログ掲載の写真は八丁堀交差点で実施した
核廃絶1000万人署名の運動です。
中心部に2時間立ちましたが、
まだ選挙モードに入っていないような気もします。
とにかく盛り上げていかなければなりません。
●●2014年11月23日●●
「気になる数字。」
今日も朝9時過ぎからパワーウォークに出撃。
ご近所のあいさつまわり、程度にしていますが。
午後からも原稿書きや来客対応等にあてました。
いち早く入手した世論調査のデータで、気になる数字がありました。
まずは選挙に非常に関心がある、とした人の比率。
これは関心がある、とした人の比率と合わせて、
投票率を予測するうえで大事な数字です。
これが驚くほど低い。
「大義なき解散」と言われるほどですから当然ですが、
このままだと史上最低の投票率とならないか、心配しています。
長年の選挙経験から言って、
結果がほぼわかっている知事選や市長選を除いて、
県内一斉に行う県議選でも都市部で40%を切ることはありません。
つまりここが最低ライン。
総選挙ですからこれを下回ることはないでしょうから、45%~50%、
前回参議院選挙が50%を切っていたと思いますので、
そこが目安かもしれません。
とすると無党派が動かない、ということになりこれも心配です。
もう一つはなかなか民主党の支持率が伸びない、という点です。
小選挙区で競るためには、この民主党票がベースですから
ここが伸びてくることが勝利への必須です。
尻上がりによくなっていくことを祈りながら、
今日も頑張って参ります。
●●2014年11月26日●●
「行政刷新・国際貢献対策特別委員会県外調査。」
11月25日から一泊二日で、
行政刷新・国際貢献対策特別委員会県外調査に参加しました。
と言いましても私が委員長ですので、
総選挙の日程が迫っているとはいえ、休むわけにはいきません。
朝10時前の新幹線で滋賀県大津市に向かいました。
昼食を挟んで1時半には滋賀県議会に到着、調査がスタートしました。
ここでの調査項目は2点、「地方分権改革」と「関西広域連合」についてです。
滋賀県は人口142万人で、ここまで順調に人口増加を続けてきましたが、
今年10月の調査で8年ぶりに人口減少に転じたとのことでした。
面積は4000㎢で、うち琵琶湖が六分の一を占めています(広島県は8500㎢)。
ちょうど広島県の半分の規模といえます。
広島県では今「新たな広域自治体のあり方について
~地方分権型道州制の制度設計に向けて~」として、
国に対して提案を行っています。
つい先日それをヴァージョンアップした「地方分権型道州制のあり方について
~真の地方創生の実現に向けて」が示されました。
この地方分権型道州制という概念が、この特別委員会でも度々議論になります。
道州制とは、「都道府県を廃止し、
新たな地方公共団体を設置するもの(自治的道州制案)」で、
地方分権型道州とは、
「●国と地方双方の政府機能を強化し、国民の期待に応えること、
●国全体の活力と競争力を生み出すこと」を実現するものとしています。
地方分権、地域主権の概念は、「地域のことは地域で決める」、
つまり身近な自治体に権限を集中したほうが
効率も住民サービスの質も向上する、という原理に依っています。
またこれによって解決すべき課題は、
人口減少・超高齢化社会の到来による活力の低下と、
首都圏一極集中がもたらす弊害です。
論点を整理すると、
「道州制によって日本のエンジンを1つから9つ(道州の数)に増やし、
地方分権によって住民サービスの効率化と質の向上をはかる」
という事になると思います。
一方で戦後から大都市と都道府県の
税源と権限を巡る争いは絶えず続いています。
日本の場合、中央集権国家ですからとうしても都市化は避けられません。
その都市がさらなる税源と権限を求めて道府県と対抗する、という構図です。
最近の「大阪都構想」もまさにこの延長線上にある試みだと言えます。
現代社会は「都市の時代」と言えます。
都市国家のシンガポールはまさにその典型で、
上海、台北、ソウル、北京といった東アジアの大都市間の競争は激化し、
日本は後れをとっているから、大阪府と大阪市の枠を取っ払って
日本の第二の成長エンジンになる、というのが大阪都構想です。
一方で戦後都道府県も広域自治体として機能しておりますから、
大都市の税源・権限の拡大には反発します。
税源も権限も完全に都道府県並みとする特別自治市の構想は
(法人税も都市が徴収し、
道府県は残った警察業務分の財源をいただくという形になりますし、
県立学校もなくなれば県議会議員も必要なくなるという究極の形)、
都道府県側の反撃で挫折、
かわりに折衷案としてでてきたのが政令指定都市制度です。
こうした歴史を考えると、都市化の流れと経済のグローバル化は、
どうしても都市機能の強化を求めてきますし、
不可逆の流れのように思います。
ただ大阪都構想が挫折しているように、
都道府県側すなわち政府・官僚のこの流れへの反動は
非常に大きいものがある、と感じています。
「地方創生」は中央主導の地域振興策の域を出ませんし、
今の自民党政権では道州制の議論も停止、
民主党政権が取り組んだ国の出先機関の権限移譲も完全にストップ、
広域連合の取り組みも足踏み状態、
都市化と分権への流れは全く進んでいません。
道州制が進まないのに都市の拡大が進めば、
道府県の権限が縮小するだけの改革になります。
大きく言えば「統治機構の改革」、
小さく言えば「単なる権限移譲」というこの議論は、
いっこうに前進していないと感じています。
そもそも住民にとってのメリットがわかりにくい、
改革がゆっくり進むので、劇的な変化を伴う熱気や興奮も起こりにくい、
という課題ですが、明治維新の時の廃藩置県のインパクトを考えると、
今の日本に必要な改革であると私は考えています。
道州制に対しての道府県側の足並みもそろっていません。
今回訪問した滋賀県などは、平成25年の県政世論調査で、
滋賀県の存続を求める声が63.5%で、
廃止やむなしの7%を大きく上回っていることを上げ、
道州制導入に慎重な姿勢です。
人口が2000万人を超える道州の枠では、
住民の意向を政策に反映しにくくなる、とも指摘し、
山形・福島・石川・福井・長野・兵庫・島根県知事とともに政府に対して、
「道州制への慎重な対応について」という要請文を提出しています。
一方で滋賀県は関西広域連合の一員として、
大阪府・市、兵庫県、京都府・市、和歌山県、徳島県、鳥取県、
堺市、神戸市とともに、積極的に取組みを進めています。
広域連合の目的は、
「●分権型社会の実現、●広域行政、●国の出先機関事務の受け皿づくり」で、
すでに参加自治体中心に604人の職員(うち本部事務局185人、選任29人)を擁し、
予算規模も約15億円(人口割で滋賀県は5700万円)となっています。
EUに似た運営だな、と感じましたが、滋賀県はその中でも
広域環境保全局の運営を担当しています(職員27人、予算規模3800万円)。
広域自治体としての規模感も、権限も予算もまだまだ限定されていますが、
日本でも先進的な取組と言えます。
大阪都構想とセットで、関西圏の改革への意気込みを感じさせます。
広島県とまるで反対の立ち位置、つまり抽象的な道州制には積極的で、
具体的な広域連合には消極的な広島県と、その逆の滋賀県という意味です。
全国的にはこんな調子ですから、
改革実現までの道のりは遥か遠いものだなあと感じています。
滋賀県議会での調査を終え、新幹線で次に向かったのは静岡県です。
6時前に到着後この日は静岡市に宿泊して、
翌日朝10時には静岡県議会を訪問しました。
静岡県は人口約370万人、面積約7800㎢、
人口規模で広島の1.3倍、面積はほぼ同じといったところです。
地方分権改革において静岡県は、広島県と同じベクトルにあると言えます。
まず平成の大合併ですが、広島県が約90市町村が23市町になったのに対し、
74市町村が35市町村になった、という点で全国でも優等生に入ります。
また県から市町村への権限移譲という点でも、
「ふじのくに権限移譲推進計画(第2期)」を策定し、
条例移譲による移譲対象法律数は126件と10年連続日本一を誇っています
(広島県は新潟県について第3位)。
この権限移譲で大事な論点は、この権限移譲で
いったいどれくらいのコスト削減や効率化がはかれたのか、というものです。
市町村合併の一番の効果はコスト削減です。
リストラといってもいいかもしれません。
権限委譲による効果はいかなるものか、
明確な説明はまだお聞きしたことがありません。
さらに先進的な取組としては、「しずおか型特別自治市」への取組です。
これは「市域全ての地方税を特別自治市が賦課徴収」しようとするもので、
前述した特別自治市構想にあたります。
政令指定都市静岡市70万人、浜松市80万人、
それ以外の市町村が270万人になります。
実際に警察業務以外は全て政令市の権限、税源も政令市、ということになると
県議会議員は要らなくなりますし、これは抜本的な改革と言えます。
当面は両市域内の県立学校を市立にする、ことも検討している、とのことでした。
驚くべき取組といえます。
広島県ではまだまだ二重行政の解消程度の取組しかありません。
今回の県外調査では道州制や大都市制度といった
統治機構に関わる論点につきまして考えさせられました。
今後の非常に大事な課題ですのでさらに調査等進めて参ります。
●●2014年11月27日●●
「株式会社クラフトコーポレーション創立20周年記念祝賀会。」
朝9時半過ぎからパワーウォークに出撃。
今日もご近所のあいさつまわりです。
午後からは県議会で打ち合わせが続き、4時過ぎには三菱重工労組広島支部へ。
若い組合員の皆様が結成するMYMという組織の
キックオフミーテイングに出席しました。
国際競争の厳しさと経済のグローバル化、
人材教育が重要だ、とごあいさつさせていただきました。
さらに6時半からは、
株式会社クラフトコーポレーション創立20周年記念祝賀会に出席
(ANAクラウンプラザホテル広島)。
40歳の若い社長のパワーに圧倒される祝賀会でした。
もっともっと頑張って参ります。
●●2014年11月28日●●
「県営住宅。」
今日も朝9時過ぎからパワーウォークに出撃。
ご近所のあいさつ回りです。
この週末は地域行事等がみっちり入っていますし、
来週火曜日は公示日です。
しばらくパワーウォークも休戦です。
午後からは県議会で打ち合わせが続きました。
今県営住宅に関するご相談を受けています。
いろいろ調査中ですが、8月の土砂災害の被災者用に確保するため、
新規入居は見送られている状態、
さらに都市部の県営住宅は老朽化等で
平成27年度までに順次建て替えもしくは廃止、
つまり全体の供給戸数は減少する、という見込みです。
民間賃貸住宅市場が充実してきていることや、
本来公営住宅は広島市が展開すべきもの、という考え方です。
適切な住む場所がなくなったり、無理な転居が必要になったり、
個々人の複雑な事情に合わせた対応は不可欠だと思います。
今後も調査を進めて参ります。
●●2014年11月29日●●
「第32回段原公民館まつり、
第4回南区安心・安全なまちづくりフェスティバル、そして福山市へ。」
雨から一転、暖かい快晴となりました。
今日は行事が重なっています。
まず朝10時から、第32回段原公民館まつりの開会セレモニーに出席。
段原中学校吹奏楽部の素敵な演奏に癒されました。
その後、産業会館で行われている
第4回南区安心・安全なまちづくりフェスティバルへ。
こちらでも地域の皆さんが催し物等に頑張っておられ、
ごあいさつをさせていただきました。
終了後すぐ1時には福山市へ。
午後からカザフスタン大使館のカラショフ領事が来られる、とのことで、
お迎え、福山市のご案内を渡壁県議とさせて頂きました。
カザフスタンとの交流行事やビジネスアイデアに花が咲きます。
夕方には領事の歓迎会。
30名近くの有志が集まり、カザフスタンのお話で盛り上がりました。
広島県の特産である錦鯉(出荷額は新潟県に次いで第2位)と、
キャビアで有名なチョウザメの交流、青年バレーボールチームの交流、
カザフスタンの綿花を使ったビジネス等、
かつてのシルクロードを意識した取組です。
実現に向け頑張って参ります。
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好治