△▼**▲▽**△▼**▲▽**△▼**▲▽**△▼

こうじマガジン NO.440

△▼**▲▽**△▼**▲▽**△▼**▲▽**△▼

≪2014年10月02日から2014年10月10日までのダイアリー≫

*************************************************
■□□■□□■□□■【 目 次 】 ■□□■□□■□□■

「会派総会。」
「閉会日。」
「連合広島政治研修会。」
「朝起き会。」
「第1回選対会議。」
「警察・商工労働委員会県外調査一日目。」
「警察・商工労働委員会県外調査二日目。」
「基幹労連広島県本部第12回定期大会。」

*************************************************


●●2014年10月02日●●


「会派総会。」


朝9時過ぎからパワーウォークに出撃。
10月は黄金山周辺を歩き回りながら、
秋を満喫したいと思います。

終了後打ち合わせをこなして4時から会派総会。
中山間地域振興計画案の説明を受けた後、
明日の9月定例県議会最終日に向けて意見交換いたしました。
その後は会派懇親会。


●●2014年10月03日●●


「閉会日。」


朝10時から会派総会の後、10時半から本会議場へ。
今日は閉会日で採決が行われます。

各常任委員会委員長の報告の後、
採決が行われ 提案されていた21の議案すべて可決成立、
6本の意見書を可決いたしました。

終了後12時半からは、駐広島大韓民国総領事館主催の
国慶日レセプションに出席 (ANAクラウンプラザホテル)。
2時半から学生インターンについて打ち合わせ、
事務所に戻って6時からはお通夜(南区堀越)、
さらに防衛大学校同期会、
さらに幟町小学校同期会と続きました。


●●2014年10月04日●●


「連合広島政治研修会。」


朝10時から葬儀に参列(南区堀越)。

12時からホテルグランヴィアでの打ち合わせの後、
1時過ぎからは連合広島政治研修会に出席(リーガロイヤルホテル)。
五百蔵洋一弁護士による「違反のない選挙をどう闘うか」
というテーマの御講演で勉強しました。

終了後は宇品に戻って懇親会
(グランドプリンスホテル広島)。


●●2014年10月05日●●


「朝起き会。」


今日は朝4時起床後、5時から朝起き会へ。
今日は先代会長先生から現会長先生へバトンが渡された日、
継踵(けいしょう)の日記念朝起き会です。
私も演壇に立たせていただきました。

8時半からはパワーウォークに出撃。
この時期どこも秋祭りの準備で、
あわただしくされています。

午後からは原稿書き。


●●2014年10月06日●●


「第1回選対会議。」


朝8時からイオンみゆき店前にて街頭演説。
夏の学生インターンも終わり、3日には定例県議会も閉会、
と同時に秋も深まってきています。
終了後はパワーウォークに出撃。

12時からは、いよいよ第1回選対会議を実施しました。
来年の4月まであと半年、気合を入れて、
しかし息切れしないように頑張って参ります。

5時からは基幹労連広島県本部議員団会議代表幹事会
in 東広島市、に出席しました。
こちらも選挙態勢に入っていきます。
しっかりと連携して成果を出していきます。


●●2014年10月08日●●


「警察・商工労働委員会県外調査一日目。」


今日から警察・商工労働委員会県外調査です。
朝10時半広島空港集合の後、11時過ぎの便で新千歳空港へ。
フライト時間は約2時間、昼食後 3時過ぎには
最初の調査地、(公財)北海道科学技術総合振興センター
(ノーステック財団)(札幌市北区)に到着しました。

ここでの調査項目は、「食」「健康科学」「環境」の3分野における
産業クラスターの形成について、です。

この財団は北海道大学のキャンパス内にあり、基本財産45億円、
年間予算10億円、職員60名の組織で、
経済産業局、北海道電力を始めとする財界、
そして北海道大学と、産官学の共同体と言えます。

国の資金確保はマックスで140億円ですから、広島県を大きく上回っています。
「北海道経済の自立」、魅力的なキャッチフレーズで、
北海道ならではの現実感があります。
沖縄経済の自立と並んで、いわゆる道州制にむけた先行事例とも言えます。

道内総生産額は18.4兆円で第7位(広島県は10.8兆円で第12位)、
ちなみに農業生産額はうち7000億円、
人口554万人(広島県は280万人で約2倍)という中で、
「経済の自立」とは何を意味するのか、
これは今後の地方自治にとって大事なテーマです。
今回はその一つの解決策である産業クラスターの形成について調査しました。

まず研究開発支援ですが、のべ1865名の研究者を支援した、
とのことで5年任期の研究員ですが、現在の競争率は7~8倍と人気です。
この研究者へのサポートがどのくらい成果を上げているのかが問題です。
成果は長いスパンで、という考え方のようですが、
この成果を測る尺度は産業政策全般における課題です。

次に知的クラスターです。2007年から進められた文科省の研究事業で、
広島県も指定を受けましたが4年後には落選、
継続して行った北海道の成果も質問してみましたが、
こちらも計測不能とのことでした。

成果として示された数字は、3番目の施策、産業クラスター形成支援で、
事業化に成功したバイオ企業数がこの5年で127社(3.5倍)、
売上が544億円(5倍)に増えた、とのことでした。
また昨年実績で、事業化件数29件で
売上22億円÷当初売上2億で補助金49億円=11.3倍の効果があった、
とされています。

たしかに効果は確実に上がっていると思いますが、
北海道の経済規模からいうとまだまだ経済の自立を語るほどには至っていません。

さらにフード特区での取り組みである
食品機能性表示制度「ヘルシーDo」のご説明もいただきました。
こちらの取り組みのこれからとのことですが、面白い仕掛けだと思いました。
総合して広島県の進めている方向性とほぼ変わらない、という印象です。
国主導ではない「経済の自立」に向けた独自の取り組みに期待したいものです。

この日は札幌市泊。


●●2014年10月09日●●


「警察・商工労働委員会県外調査二日目。」


今日はまず朝9時過ぎに北海道議会を訪問。
広島県議会と同様の年季の入った議事堂に不思議にシンパシーを感じました。

ここでの調査項目は2点、北海道警察本部より、
「飲酒運転対策・高齢者などの交通安全対策の推進状況について」と、
「ロシア極東・アセアン諸国等との経済交流の拡大への取り組みについて」です。

警察からは興味ある数字を紹介いただきました。
北海道と広島県を比較して、面積10倍、人口2倍、
高齢化率はほぼ一緒(北海道26.8%、広島県25.7%)、
総道路延長約3.1倍(広島県3万km)という状況で、
10万人当たりの交通事故死亡者数は、
北海道3.37人(36位)、広島県4.04人(28位)、
道路延長1千kmあたりの死亡者数は、
北海道2.04人、広島県4.00人とのことでした。
面積が広くて道路延長も3倍、車に乗る機会もはるかに多い北海道のほうが、
事故も多いはず、という私の仮説は崩れました。

北海道の交通事故の特徴は、
正面衝突が多い(除雪のため歩道柵や中央分離帯の設置が困難)、
高齢者事故が多い(52.7%、医療過疎問題で
車に乗る機会が多い)とのことでした。
これだけ車の性能が上がったのになかなか減らない交通事故ですが、
こうした地域特性に応じた事故対策が必要だと今回感じました。

2項目目はまず北海道の貿易額(輸出+輸入)約2兆円(広島県約3兆円)が
少ないとの認識からスタートしました。
全国の貿易額が約70兆円ですから、
経済規模からいっても少ないと言えます。

そこで北海道が取り組んでいるのが、
ロシア極東・アセアン諸国等との経済交流の拡大です。
サハリン事務所維持運営費に1700万円、
サハリン州北海道ブランド通年化促進事業に2660万円、
さらに交流推進事業として750万円等、
約1億円をロシア極東地域との経済交流拡大に
投資しているのは特徴的だと思います。

経済交流の具体的な成果は、とお聞きすると、
チョコレートの「ロイズ」が進出し好調だ、とのことでした。
まだまだこれからのようですが特徴的な取り組みで、
注目していきたいと思います。

また北海道を訪れる観光客は昨年115万人で、
うち99万人がアジアから、しかも台湾からが41万人と圧倒的です
(広島県も外国人観光客が80万人を超えましたが、
広島県では欧米オセアニアからが6割以上です)。

そこでこのアジア、特にアセアン諸国をターゲットに
経済交流を図っていくとのことでした。
こうした施策は「経済的自立」という観点からは重要で、
自治体ベースでどこまで伸ばせるか、は大事です。

広島県の場合、マツダの存在が大きく輸出額を引っ張っていますが、
輸入については直接物流が入ってこない、という弱点が指摘されています。
これは中国州まで視野を広げても同じで、この点が課題となっています。
単なるインフラ整備ではない対策が必要です。

昼食後は、(独法)産業技術総合研究所
(産総研)北海道センターを訪問しました。
産総研は、つくば市を中心に全国10ヶ所にセンターを持ち、
職員2200名、年間予算900億円うち研究費は約400億円で、
5年任期の研究職員は1万人という研究機関です(広島県には
東広島市にセンターがあり、バイオマス研究を行っています)。
北海道センターでは生物プロセスと
メタンハイドレードの研究を行っているそうです。

この機関は、研究者の発明や事業の萌芽から、
その実現産業化に至る過程でそのほとんどが失敗するという
「死の谷」を埋める橋渡し研究がその目的とされています。

興味を持ちましたのは、世界初の
「医薬品原材料生産のための完全密閉式遺伝子組み換え植物工場」です。
遺伝子組み換え植物ですので外部との接触を一切絶った空間で、
温度・湿度・光等自然環境を完全にコントロールできる空間にしてあります。
中でも植物は光合成を行う際に水分を吸収、排出するために、
湿度を一定にたもつというのは至難の業だそうです。

当該技術で開発された「遺伝子組み換えイチゴ」が、
イヌ用歯肉炎軽減剤として認可され、好調な売れ行きを示しているそうです。
こうした技術の応用で、
まだまだ新製品の開発が行われるものと期待されます。


●●2014年10月10日●●


「基幹労連広島県本部第12回定期大会。」


まだ警察商工労働委員会県外調査の日程は続いていますが、
私は基幹労連広島県本部第12回定期大会に出席するため途中離脱、
8時過ぎにバスで宿舎を出発、
10時過ぎの旭川空港発羽田空港行きに乗り込みました。
羽田を1時に出て広島空港に2時半に到着。
市内に移動して何とか大会に間に合うことが出来ました。

大会のポイントは当然来年4月の統一地方選勝利です。
さらに気合を入れて頑張って参ります。


*************************************************
◆こうじマガジン送信先を募集しています。
少しでも多くの方に、
私のメ-ルマガジンを読んでいただく事で
広島県の政治を変える声を広げたいと思っています。

お知り合いの方のメールアドレスを
こちらkoji@nakahara.gr.jpまで送っていただければ、
こちらで登録して、送信させていただきます。

また、配信停止のご希望も
メールに「こうじマガジン配信停止希望」とご記入の上
こちらkoji@nakahara.gr.jpまでお知らせください。

**************************************************
◆「こうじブログ」ほぼ毎日更新中!!
http://blog.livedoor.jp/nkojikoji/

◆中原好治のホームページは、
http://www.nakahara.gr.jp をご覧ください。

◆中原好治へのご意見、ご質問、ご感想などは、
koji@nakahara.gr.jp まで、お聞かせください。

**************************************************

未来潮流フォーラム事務局
〒734-0007
広島市南区皆実町6丁目18-1
TEL:(082)250-7588
FAX:(082)250-7688
メールアドレス koji@nakahara.gr.jp
ホームページURL http://www.nakahara.gr.jp

広島県議会議員(南区)
松下政経塾出身

中原 好治