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こうじマガジン NO.436

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≪2014年09月02日から2014年09月09日までのダイアリー≫

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■□□■□□■□□■【 目 次 】 ■□□■□□■□□■

「9月補正ヒアリング。」
「街頭演説。」
「9月補正予算追加要望。」
「パワーウォーク。」
「松下政経塾設立35周年松下幸之助墓参、そして修道中・高同窓会。」
「段原山崎町。」
「警察商工労働委員会県内調査。」
「警察商工労働委員会県内調査(2)。」

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●●2014年09月02日●●


「9月補正ヒアリング。」


朝10時から9月補正予算の追加ヒアリング。
土砂災害の復旧関連予算等はまだ精査中とのことで、
9月10日まで ずれ込むとのことでした。
激甚災害の指定要件にも関わってくる数字なので、
慎重に対応していただきたいと思います。

提案項目の中で、中区大手町に整備する予定の
フレキシブルスクールの内容について質疑が集中しました。
海田高校の定時制の扱いが焦点です。


●●2014年09月03日●●


「街頭演説。」


8.20広島土砂災害、未明の大災害発災から、
「自分に何ができるか」、自問自答しながら、
現地に行ったり、県議会で状況把握を行ったり、
知人に連絡をとったりと、できることを行ってきました。
当分の間、広島県の直面する最大の課題は
「被災地の復旧復興と再発防止」です。
何をおいてもこのことに集中することが大事です。

そして発災から二週間が経過する今日からは、
街頭演説を再開しました。
もちろん訴えるのは
「危機管理と災害対応、そして再発防止」です。

今日から活動も通常通り、パワーウォークも再開しました。
被災地を想いながら、議員としてできることを最大限実行していきます。


●●2014年09月04日●●


「9月補正予算追加要望。」


今朝未明から断続的に強い雨が降っています。
被災地の状況が気になります。
本当に今年の夏は雨がよく降ります。
そんな中まずはパワーウォークへ。
小雨でしたが出撃です。

午後からは9月補正予算追加要望を行いました。
平成30年中区大手町に開校する予定の
フレキシブルスクールについてです。

補正予算編成も大詰めを迎えています。
土砂災害からの復旧・復興にかかる
大事な補正予算になります。
気を引き締めて臨んで参ります。


●●2014年09月05日●●


「パワーウォーク。」


土砂災害の発災から約2週間、
パワーウォークはできない状態でしたが、
再開して三日目に入りました。

順調に進めていますが、だんだん事務所や
自宅から離れた地域に移って行ってますので、反応が心配です。
今のところ問題なく進めていますが、
ペースを上げていかなければ いけません。頑張ってまいります。

今日はこのあと京都に向かいます。
明日は松下政経塾35周年
松下幸之助塾主墓参に参加させていただきます。
和歌山市に向かいます。


●●2014年09月06日●●


「松下政経塾設立35周年松下幸之助墓参、そして修道中・高同窓会。」


昨晩は松下政経塾設立35周年行事の
前夜祭の懇親会に出席 (グランヴィアホテル京都)。
なつかしい顔にたくさん会えました。

京都に泊まって、今日は10時半に京都駅を出て和歌山市へ。
松下幸之助塾主墓参、35周年のメインイベントです。
様子はブログ掲載の写真の通りです。
50名近いOBOGと現役塾生で
70名近い関係者が集結、炎天下お参りしました。
卒塾して早23年が経過しました。まだまだ頑張らないといけません。

その後はバスで松下資料館を見学、
再度松下幸之助の理念・思想に触れる事が出来たと思います。

この後残念ながらパーティには出席できず、 広島に帰りました。
「修道中・高同窓会」に出席するためです。
私にとって大事な同窓会が二つ続けてありました。
明日からも心機一転頑張ってまいります。


●●2014年09月07日●●


「段原山崎町。」


朝から段原山崎町へ。
区画整理事業が完成して町並みが一変しています。

かつて段原にはいろんな町名がありましたが、
この山崎町と日出町は町名として残っています。
第2期事業としてつい最近まで区画整理を していたと思いますが、
家も立ち並び町が復活しました。

回ってみるとなつかしい方との再会もありましたが、
どうも若い世代が中心のような感じを受けています。
換地で引き続き住む人は どれくらいだったのか、
興味のあるところです。

しばらくはこの新しい街並みを歩き回ってみたいと思っています。


●●2014年09月08日●●


「警察商工労働委員会県内調査。」


9月8日9日と広島県議会警察商工労働委員会県内調査に参加しました。

8日10時半に議事堂を出発し、
まず広島東警察署整備事業について説明を受けました。
現在広島市中区にある広島東警察署ですが、
広島市における一行政区一警察署体制の実現のため、
広島市東区二葉の里地区へ移転整備するという計画です。
設計委託費約6600万円(平成26,27年度)、
工事費17億円(平成28~30年度)で、
面積約4500㎡、定員規模194人、鉄筋コンクリート5階建とのことでした。

この整備に伴い、この後訪問する広島南警察署(鉄筋コンクリート3階建、
築後50年経過、署員175人)の管轄区域が南区全体となることから、
広島駅周辺からマツダスタジアムにかけての区域が編入され、
定員も約100人あまりふえることになります。
したがって、南警察署の移転整備も現実的な課題として浮上してきます。
現在の位置から南区の中心部(今の区役所のあたりがベスト
とのことでしたが)に移転整備する事業が本格化してきます。

最初の調査地は、㈱シンコー(広島市南区大州)です。
従業員数約500名、2013年の売上高が約250億円で、
ポンプ、タービンの専門メーカーです。
現在1000隻以上就航しているカーゴタンカーの
ポンプ・タービンの約85%のシェア、
LNGカーゴタンカーのポンプ・タービンの
約50%のシェアを占めているトップ企業です。

その秘訣は技術立社の言葉通り、鋳造から試験運転まで
独自に開発した技術で一貫して生産できるという強みです。
筒井社長はこの強みを次の3つに集約、強調されました。
一つは広島集中生産、素材から品質管理まで一貫している点です。
二点目は独自の技術力、顧客の要望にきめ細かく対応できる強さ、
三点目は世界的なネットワークによるアフターサービスの充実です。

船舶用のタービン技術というのは、小型で高回転、長寿命で
さらにボイラーとの一体型で、船のゆれに対しても
バランスが維持できなければならない、という特殊性があるそうです。
三菱重工広島製作所でも
コンプレッサーを中心にタービンを製作していますが、
船舶用ということではシンコーのほうが
競争優位にあるとのことでした。

広島にこだわった一貫生産が強みですが、
現地に行くと周辺は駅に隣接、マツダスタジアムにも近い
マンション開発が進む地域で、
果たして生産が継続できるか、という不安もあるとのことでした。

昼食をはさんで午後からの調査はまず広島南警察署です。
庁舎の老朽化問題は前述しましたが、管内の特徴として署長は、
指定暴力団五代目共政会本部事務所があること、
広島港への外国船の入港が平成25年中1100隻あること、
広島みなと夢花火大会が開催され
観客数が約44万人であることをあげられました。
刑法犯認知件数は605件(平成25年7月末)、
交通事故の発生件数は750件(平成25年、死者5人、
負傷者885人、物損事故3178件)となっています。
当面は平成30年に向けた移転問題が焦点になってきます。

終了後は一気に福山市神辺町に移動、
午後2番目の調査地はオー・エイチ・ティー㈱です。

2012年4月株式会社ひろしまイノベーション推進機構が
運用するファンドより10億円の投資を受けた会社です。
2013年には約4億円の純損失を計上、
早期退職者を募るなど経営は悪化しましたが、
2014年には売上昨対108%(27.7億円)となり、黒字転換しています。

創業は1994年にオカノハイテックという会社名でスタート、
98年にはOHTに社名変更、2001年10月に
主力商品である非接触電気検査装置GX-3を開発しています。
液晶パネル等プリント基板の通電状況等を検査する装置で、
液晶テレビの約9割は同社の装置で検査を受けているとのことでした。
市場規模30~50億円、シェアも8割を占めています。

製品の強みとしてあげられたのは、
①顧客はアジアを中心に無尽蔵、
②市場占有率が高い、
③ニーズは今後も更に高まる、
④不良品を出さないことで環境ビジネスにも通じる、の4点です。

実際に装置の製造過程や検査の様子を拝見させていただいて、
まさにミクロの世界の取組みで、優位性は高いと感じました。
中国市場での浸透にどうも課題があるのではないか、
という問題意識を持っていましたが、
順調に業績は伸びているとのことでした。

今後の展開が楽しみですが、ファンドの投資案件第一号として
しっかりと成果をだしていただきたいと思います。

終了後は尾道市に移動。
この日の宿は県営上屋をリニューアルした
サイクリストのための施設、Onomichi U2です。
あか抜けたオシャレな雰囲気で、広島にも欲しい施設です。


●●2014年09月09日●●


「警察商工労働委員会県内調査(2)。」


調査二日目は9時に宿舎を出て尾道造船㈱へ。
売上高400億円(2013年度)、従業員数432名、
協力会社従業員数750名で、
リーマンショック以降の円高で厳しい経営環境だったが、
円安に転じて受注しやすい環境になってきたとのことでした。
しかし、物資の値上がり、人手不足、供給過多という状況で、
採算が合う受注がなかなかないそうです。

修繕は年間100隻、スリランカのコロンボにもドックヤードを持っています。
グローバル化の時代、生き残りをかけた
合併が進められている造船業界ですが、
尾道造船は安定した経営を実現しているといえます。

「今後とも尾道にこだわって単独路線を行くのか」、との質問に対して、
中国・韓国と比較して日本人の国民性は造船業に合っているのではないか。
たとえば熟練された技術は終身雇用でないと維持できないし、
丁寧な仕事も日本人ならでは、である。
自動化がなかなか進まない業界で、
日本での造船は維持していかなければならない、とのお答えでした。

終了後は瀬戸田サンセットビーチに移動、
「魅力づくり事業によりサイクリスト向けにリニューアルした施設の
整備状況」について調査しました。

平成2年度に約15億円の海岸環境整備事業で
瀬戸田サンセットビーチを整備、平成7年度にも約5億円で追加整備、
そして今回約4.2億(尾道市3.2億、県1億)で
サイクリスト向けの施設整備を行っています。
年間の利用者数は約11万人、施設は指定管理者制で、
管理費用は1800万円、利用収益は1200万円で、
約3000万円で維持管理・運営していることになります。
サイクリング施設に大変力を入れていると感じました。


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広島県議会議員(南区)
松下政経塾出身

中原 好治