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こうじマガジン NO.402

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「2013年10月14日から2013年10月21日までのダイアリー」


●●2013年10月14日●●


「体育の日。」


素晴らしい秋晴れがこの連休三日間続きました。
クライマックスシリーズ、カープはファイナルステージ進出を決めました。
この勢いで、と思いますが、巨人との6連戦が楽しみです。

今日は体育の日ですから、早朝自主トレ(京橋川コース)を行って、
しっかりと汗をかきました。

現在「この目で見た韓国 ソウル編」を作成中で、
さらに農林水産委員会の県外調査の報告も作成しなければいけません。
事務所での原稿書きを進めています。


●●2013年10月16日●●


「『この目で見た韓国・ソウル編』が完成しました。」


台風26号の影響で朝から風が強い一日でした。
各地に大変な被害を もたらしているようで、警戒がまだまだ必要です。

午前中は「この目で見た韓国・ソウル編」の原稿書きでやっと完成です。
一昨年末の中国訪問以来、海外の調査報告をしっかりまとめておこうと、
「この目で見た」シリーズとして書いています。量も膨大なので
ホームページでの公開を考えていますので、またご報告いたします。

午後からは県議会で打ち合わせが続きました。


●●2013年10月17日●●


「農林水産委員会県外調査報告(1)」


今日も午前中は事務所で来客対応と原稿書き、
午後からは県議会での打ち合わせが続きました。

農林水産委員会県外調査報告が完成しましたので、三部に分けてアップします。

2013年10月9日から11日までの二泊三日で、
農林水産委員会の県外調査に参加した。

8日は台風25号の影響でソウルからの帰国便に影響が出るのではないか、
9日の出発は大丈夫か、と心配したが、いずれも杞憂に終わり、
8日夜8時過ぎに無事帰国、9日は10時に広島空港を出発し、
羽田空港を経由して青森空港に2時半に到着、
3時には最初の調査地青森県議会に到着した。

  青森での調査項目は、「攻めの農林水産業」についてと、
分収林の管理・経営についてである。

まず攻めの農林水産業については、 広島県も展開している
「ブランド化」の取り組みについての説明を受けた。

青森県ではブランド化について、平成23年度から「決めて塾」を3年間運営し、
年間5名の計15名のリーダー養成を行っている。
人材育成から始めてモデル事業の創出、
さらにフラッグシップ製品の創出事業と展開してきている。
具体的には、しじみ、カシス、ねぶた(インテリアとして利用)、
あんこう等の製品開発で実績を上げているそうだ。
広島県には見られない個性的な取り組みと言える。

さらに東京アンテナショップの売り上げも平成24年3.8億円、平成22年4.6億円
(新幹線開業や震災復興支援等の影響で特に売り上げが伸びた)
と物販としては高い数字といえる。
広島県の銀座にあるブランドショップの売上目標が約5億円、
うち飲食部門も持っているので、青森県の物販だけでの この売り上げ高は、
場所が飯田橋という弱点も含めて非常に高い数字だと思う。
長年努力を積み重ね、リピーターも多いとのことだが、
参考にしなければならない部分も多々あると感じた。

また青森県といえばりんごだが、生産量約40万トン、
売り上げは約700億円にも上る。
30万トンが県外に出され、さらに2万トンが
海外に輸出されているそうだ(売り上げは50億円)。
全国シェア56%の主力商品の存在感は大きい。

  次に林業、分収林の管理・経営についてである。
これは広島県も直面している問題で、債務処理については青森県が先行している。
昨年2月、日本政策金融公庫からの約132億円、県からの約235億円の借入を、
それぞれ、第三セクター債の発行で損失補償、
代物弁済後残額を債権放棄という広島県と同じ方法で処理している。

違っている点は今後の県営林としての管理方法について、
5年で15億円の指定管理者方式をとっている点だ。
15億円のうちの半分、7.5億円は国からの造林補助金とのことであるが、
残りは県の一般財源からの負担という事になる。

広島県が収入として期待している利用間伐による収益は
それほど明確には示していない。つまり一般財源と国からの補助金で、
年間約3億円かけて県営林を維持管理していくという方針だ。
この辺りの経営方針の差については今後明確にしていきたい。

  以上4時半には終了し、台風25号の影響を考え、
この日は青森泊の予定を変更して新幹線で仙台まで移動した。


●●2013年10月18日●●


「農林水産委員会。」


今日は10時半から農林水産委員会でした。
園芸作物の生産目標額とそれに向けての政策のあり方、
特にキャベツの状況について詳しく質問しました。

午後からは打ち合わせが続き、5時からはJAグループ広島との
意見交換会及び懇親会に出席しました。
JAグループさんとは今まであまり接点がありませんでしたが、
会長はじめ幹部の皆さんとじっくりと意見交換することができました。

JAグループ広島は、総組合員数41万人うち正組合員数16万人、
職員は約6千人、事業収益が460億円うち信用事業が225億円、
購買事業53億円、販売事業12億円となっています。

最近よくみかける直売所ですが、JA広島で現在約50億円の売り上げで、
100億円を目標にしているとのことでした。
この直売が増えれば常設化が可能となり、
常設の直売所が増えれば地産地消のかつての八百屋、肉屋が
復活することになるのではないか、と大いに期待しています。


●●2013年10月19日●●


「農林水産委員会県外調査報告(2)」


今日明日は神田神社秋季大祭です。
子ども神輿の準備と前夜祭に出席しました。

農林水産委員会県外調査報告の2回目をアップします。

翌10月10日は台風一過の秋晴れ、季節外れの暑い一日となった。
最初の調査地は宮城県宮城郡松島町早川・手樽地区の
「東北地方太平洋沖地震による農地等の被災・復旧について」である。

現在広島県から3名の職員が出向しており、この現場を担当されている。
約2.7ヘクタールの農地の復旧を、予算7000万円をかけて実施しているが、
40cmの沈下や海水の流入で難航しているようだった。

また海岸部には2500mの堤防を築く工事が行われていた(予算約30億円)。
堤防高3.5mで、沿線を走るJR仙石線の復旧に間に合うよう工事を進めている。

震災全体の被害額約9兆円、うち1.3兆円の予算で復旧事業を行っており、
宮城県では2500カ所、1100億円の事業量がある。
約85%が着手済み、62%が完成していて、
あと3年で復旧事業は完了させる とのことだった。
3名の広島県職員に敬意を表し、次の調査地へ向かった。

山形県寒河江市にある株式会社シェルターKes(ケス)プレカット工場が
次の調査地だ。 ここでは大規模木造建築工法(KES構法)について調査した。

木造建築の弱点は接合部の工法からくる耐震性と材本来の耐火性にあり、
このため大規模建築には向かないとされてきた。
しかしこの接合部を接合金物工法の中で、
当社の社長が開発した「KES構法」でつくった庁舎、学校等の木造建築が、
東日本大震災の激震や巨大津波に耐えたことで全国的に採用が進んでいる。
広島県でもすでに10件が採用されている。

この「KES構法」というのはそれほど複雑な技術ではなく、
独自の「引っかけ」部分と「梁受け」部分があるだけの差だが、
これが木材の強度を最大に生かすとのことだった。
耐火材の開発も進んでおり、 一時間耐火、
二時間耐火と基準をクリアしてきている。
これで二階建ての特別養護老人ホームも建築可能となった。

全国初となる木材耐火による山形県南陽市文化会館はすでに着工しているが、
この会館の木材使用量が約1.3万㎥、一般的な小学校校舎で約1万㎥とのことだった。
これらはすべて県産材でまかなわれるが、広島県の出荷目標が40万㎥であるから、
その量的な規模感が想像できる。県産材だと当然コスト高になるが、
設計方法等でこれを吸収し、文化会館は45億円の総事業費で、
鉄筋コンクリート設計との価格競争でも優位に立てるとのことだった。

木材は軽い分地震に強いわけで、耐火性をクリアできれば大規模建築物にも
十分応用可能となり、実績も上がってきている。
今後大いに期待できる分野だと感じた。この日は山形市泊。


●●2013年10月20日●●


「神田神社秋季大祭、元亀法難阿弥陀如来御尊像。」


あいにくの雨模様でしたが、子ども神輿の出発する9時半には
雨が上がり、何とか神輿も町内をめぐることができました。

今日はもう一つの大事な行事、行者山太光寺に向かいました。
織田信長の叡山焼き討ちの際、
僧が背中に担いで逃れたという阿弥陀如来がご遷座されました。
元亀法難阿弥陀如来御尊像、 歴史的に大きな意味を持つと思います。
厳粛な式典に感動するとともに、広島の新たな運命が与えられた、と感じました。

午後4時からは神田神社秋季大祭です。
雨の影響もそれほどなく、無事に終えることができました。


●●2013年10月21日●●


「『戦争と平和』(1965-67年、ソ連映画)。」


先日私のブログをご覧いただいた町内の長寿会の方が、
「戦争と平和」を読んでいるという私の記事を見られて、
「是非ソ連時代に映画化された作品を見なさい」と、
NHKでされた放送を録画したDVDを お貸しいただきました。

ウィキペディアによりますと、

「  監督:セルゲイ・ボンダルチュク、
  出演:リュドミラ・サベーリエワ、
  音楽:ビャチェスラフ・オフチンニコフモスフィルム

(モスクワ映画撮影所)が3年間に渡って全4部作を製作。
戦闘のシーンではソ連軍兵士を動員するなど、
ソ連-イタリアで制作されたこと が長大な映画作品となるきっかけとなった。
モスフィルム独特の重厚な映像美だが、悲劇性や戦争の惨禍、
  時代の変化の描写に多くの時間を割いており、
原作にある恋愛や貴族文化の華やかさはあまり伝わらない。
ただし原作にあるイデオロギー的表現が唯一再現されている映像作品 」

とされています。10時間近い長編ですがゆっくりと見たいと思います。

今日は朝8時から旭町・出汐交差点にて街頭演説。
夜は広島県電力総連第31回定期総会懇親会(ワークピア)に出席しました。


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広島県議会議員(南区)
松下政経塾出身

中原 好治