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こうじマガジン
NO.401
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「2013年10月01日から2013年10月13日までのダイアリー」
●●2013年10月01日●●
「「韓のくに紀行」司馬遼太郎(朝日文庫)。」
昨日の農林水産委員会の審議で9月定例県議会も一段落、
去年は決算特別委員長に選任されましたので、打ち合わせ等ハードでしたが、
今年は決算から離れていますので、一息といった時期です。
久しぶりの早朝自主トレ(京橋川左岸コース)の後、
午前中は事務所で来客対応や原稿書きにあてました。
お昼の時間に本屋に立ち寄り3冊購入しました。
まず「「韓のくに紀行」司馬遼太郎(朝日文庫)です。
6日から広島県議会日韓友好促進議員連盟の行事でソウルを訪問しますので、
その事前勉強を兼ねて読んでみます。
そしてもう1冊は、
「韓国現代史」文京洙(岩波新書)です。
さらに興味を持ったのは、
「民主党政権失敗の検証」
日本再建イニシアティブ著(中公新書)です。
じっくりと読んでいきたいと思います。
●●2013年10月02日●●
「架橋・高速道路に関する統一料金制度」
今日は午前中は、社会福祉法人あい福祉会の理事会、
そして午後は全日本海員組合中・四国支部の
「政治活動委員会
中・四国地方参与会」に出席しました。
一番の課題は、「本州四国連絡高速道路とNEXCO西日本の合併に伴い、
関連フェリー・旅客船航路の維持、存続が可能か」です。
本州四国連絡高速道路は、国と関係自治体が2014年度からの
出資打ち切り
を決めていますが、会計検査院の試算では、
「50年度には2兆4500億円に債務が膨らむ」とされています。
仮に料金収入だけで返済するとすると、
現在の1.88倍に値上げする必要があるとしています。
本四高速の事業費総額は2兆8662億円でした。
この試算で、2014年度からの「架橋・高速道路に関する統一料金制度」が
どういう料金設定を行うかが今後のポイントになります。
現時点では、普通区間(現行水準)、
大都市近郊区間(現行水準)、
海峡部等特別料金(他の区間と大きな料金差とならない水準)の
三段構えで設定されるという見通しです。
この料金が低いと、航路維持は困難、なんらかの対策が必要です。
離島航路対策のような赤字補てん方式なのか、港湾使用料減免や
燃油費補てんといった方式になるのか、さらには公設民営方式という
思い切った対策も考えられます。
航路維持の必要性を十分に訴えながら、
万全の対策を
政府や関係自治体に求めていかなければいけません。
●●2013年10月03日●●
「天安門事件
1989年6月4日。」
読み進めている「鄧小平」ですが、ついに天安門事件まできました。
鄧小平85歳の時の決断です。
この年
私自身はシンガポール国立大学 留学中で、
華僑が多いシンガポール全体が
大きく悲しんでいる雰囲気を
当時感じました。
改革開放で広がった貧富の差、
党組織に確立と共に起こった汚職と縁故主義、
西側から入ってくるブルジョア自由化運動、
そこに起こった胡耀邦の失脚と急死、さらにはゴルバチョフ訪中と、
この時期この瞬間に一気に緊張が高まっていきます。
鄧小平がいつの時点で武力行使を決断していたのか、
著者はかなり早い段階で決断していたとしています。
四半世紀経った今でも、この事件は
中国共産党を象徴する事件として影を落としています。
東欧で一気に共産党が倒れていった時期、
アジアでは
フィリピンのマルコス大統領が倒される時期、
中国共産党だけは
この大衆運動を武力制圧し、
一党独裁体制を未だに維持している、この決断と今の結果を考えると、
やはり鄧小平は傑出したリーダーと
いえます。
この事件の犠牲者は、約300人~2600人のデモ参加者が殺害され、
負傷者は数千人に上ったとされています。未だに正確な数字が
わからないというのもこの事件の特長です。
歴史を大きく動かした事件です。
事件直前に鄧小平は学生たちに同情的だった趙紫陽を解任、
事件終結後、自身の引退も含め江沢民を中心とする新体制を確立します。
以後は胡錦濤、習近平と続いていきます。
安定しているかに見える体制ですが、
2年前の年末に行った中国のレポートを私自身書いています。
不安な面も多々ありますが、安定感もあります。
今後の中国にますます注目していきたいと思います。
●●2013年10月04日●●
「9月定例県議会閉会日。」
朝は来客対応の後、10時半から本会議場へ。
今日は閉会日なので、議案の採決が行われます。
提出議案は各常任委員会に審査を付託、採決していますので、
まずは各常任委員長の審査結果報告が行われます。
その報告に異議があれば議案を分離、採決します。
補正予算・その他の議案共に賛成多数で可決しました。
その後議員定数に関する条例案が議員提案され、
こちらも1増3減案が賛成多数で可決されました。
あとは意見書二本が可決され、閉会と続きました。
いつも感じることですが、審議までに事前調査や議論を積み重ね、
根回し等もしながら時間をかけて周到に準備しますが、
決まるのは一瞬です。特に多数派が
ほぼはっきりしている今の
権力構造では紛糾することもありません。
今まで以上に準備段階での議論が大事になってきます。
夜は防衛大学校の同期会。
●●2013年10月05日●●
「雨の土曜日。」
朝からあいにくの雨模様で、一日降り続きました。
今日は事務所で原稿書きと来客対応にあてました。
明日からは約一週間にわたって出張が続きます。
まずは広島県議会日韓友好促進議員連盟によるソウル訪問(6~8日)、
さらに農林水産委員会県外調査(青森・宮城・山形県、9~11日)です。
しっかりと学んで参ります。
●●2013年10月12日●●
「帆船フェスタ。」
10月6日以来の長い出張から帰ってきました。
ご報告はまた逐次させていただきこととして、
今日は帆船フェスタに出席しました。
「人間がつくったもののうちで最も美しいもの、
それは帆船である。」と賞賛されますが、
私自身も「海の貴婦人
海王丸」に魅せられました。
歓迎式典後、新田船長に船内案内までしていただき
ました。
実習生が100名余り乗り込んで、3ヵ月の実習、
最後の一ヶ月はハワイに向かうそうです。
帆走で20ノット近い速度で走るそうで、これは醍醐味です。
セイルドリルも拝見しましたが、冒頭の言葉をかみしめる瞬間でした。
●●2013年10月13日●●
「秋祭り
幟立て。」
今日も秋晴れ、快晴の一日です。
朝10時からは来週行われる宇品神田神社秋祭りに向けて、
町内20ヶ所に幟りを立てる作業を町内の皆さんと行いました。
電柱に幟を固定する何でもない作業ですが、年1回のため要領を
思い出すのに時間がかかり、また器材不足もあって
約2時間かかって
しまいました。来週土日が本番です。
午後からは事務所で原稿書き。今回の韓国、ソウル訪問で、
韓国の政治や歴史に興味を持ちました。
報告書とともに問題意識をまとめていこう
と思います。
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広島県議会議員(南区)
松下政経塾出身
中原
好治