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こうじマガジン NO.359

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「2012年7月19日から2012年7月25日までのダイアリー」


●●2012年7月19日●●


「総務委員会。」


6月定例県議会で議会の新しい構成が決まり、
私は総務委員会所属となりましたが、今日はその初会合がありました。
総務委員会の所管する知事部局は5つあります。まず総務局で、
人員は992人(本庁271人・地方992人)、予算は人件費を扱うので2364億円です。
次に地域政策局ですが、人員131人・予算586億円、
会計検査部は、人員60人・予算8.1億円、
人事委員会は人員21人・予算2.1億円、
監査委員会は人員19人・予算2.3億円です。
これだけの規模の組織をこの委員会で所管するわけですから、
論点は山ほど出てきます。今日も早速2点にわたって質問しました。
一つは米航空機オスプレイの岩国基地搬入と試験飛行についてです。

この問題では知事は既に反対の意思表示を政府に対して行っていますが、
どうもこの23日には岩国基地に搬入されるのではないか、とのことで、
徹底した情報収集と政府や米軍への働きかけを
もっと強化していくことを申し入れました。

もう一つはコンピューターシステムの問題です。
これも私自身の問題意識は、6年ぐらい前に総務局内にCIO(情報統括監)
を設置してから深まっていきました。どのくらいのコスト削減が実現でき、
県民との接点ではどれだけの利便性が発揮できるのか、注目しています。
まだまだ進めていく余地はあると考えていますが、
しっかり議論をさせていただきました。

終了後1時半からは民主党広島県連・連合広島事務レベル協議、
4時半からは公明党県議団も交えての政策協議と続きました。

夜は総務委員会の懇親会。


●●2012年7月20日●●


「「ビルマの竪琴」竹山 道雄(新潮文庫)。」


東京出張からの帰り、ふと立ち寄った本屋さんで買ったのが
「ビルマの竪琴」竹山 道雄(新潮文庫)です。今日読了しました。
二つの祖国を出張中に読了し、東京裁判の細かな分析を
かなり突っ込んだ後半の余韻もあって、太平洋戦争の戦後処理ということ
に興味が向いていたからだと思います。

この「ビルマの竪琴」竹山 道雄(新潮文庫)は、そもそも児童向けの作品だった
ということに驚きました。著者が主人公の水島上等兵に託して行う問題提起は、
「本当の豊かさとは何か」という根本的な問いかけです。
こころの問題を鋭く突きつけます。日本に帰還する部隊にあてた彼の手紙は、
こころを揺さぶる手紙のお手本だと思います。
またいい作品に出会いました。


●●2012年7月21日●●


「2012年度連合広島 政策・制度要求討論集会。」


「働くことを軸とする 安心社会にむけて」というスローガンのもと
「2012年度連合広島 政策・制度要求討論集会」が開催され参加しました。
48項目にわたる政策・制度要求を広島県に対して行う予定ですが、
その項目の最終確認と意見交換が行われました。

連合の存在意義は「政策と力にある」とされているそうです。
力とは選挙等を通じた具体的な政治勢力のことですが、
政策部門はこうしたいろんな声を吸い上げることが大事です。
なかなか実現しない項目もありますが、継続していくことも大事です。
しっかりと連携していきたいと思います。

夜は修道高校バレー部同窓会。


●●2012年7月22日●●


「民主党広島県連第4回常任幹事会。」


今日は朝久しぶりに早朝自主トレ(元宇品コース)。
その後事務所で原稿書き等をこなして、午後4時からは
民主党広島県連第4回常任幹事会。
前回の幹事会が6月17日(日)ですから、この1か月の変化、
一体改革法案採決、造反、離党、除籍、新党結成と劇的です。
今後の対応を見定めないといけませんが、
原則論と現実論と、強気と弱気と、全面展開か一点突破か、
悩ましいところです。


●●2012年7月24日●●


「「人間失格」太宰 治(新潮文庫)。」


この本もつい先日本屋で目について読み始めました。
大学生の時愛読していた三島由紀夫が太宰治は大嫌いだったので、
なぜか私も敬遠していましたが、「ビルマの竪琴」に続き
短編名作にチャレンジです。今日の夜読了しました。
「無意識からの不安」というテーマは、学生インターンと行う
ルイス・マンフォードの勉強会でも大きな論点です。
この作品はそのテーマがうまく表現されている、
また普通の人なら踏みとどまる、無意識の世界から
現実社会への接点での飛躍を難なく超えていく、
このエゴイズムというか自由度というか、おもしろい作品でした。
「生活の現実感」がつかめない、
このことはある意味人間の人間たる所以かもしれません。
「人間は夢を見る動物である」というのは
ルイス・マンフォードの人間の定義ですが、
この夢は無意識の世界に繋がる不安を掻き立てるものでもあるわけで、
この無意識の世界、言い換えると未来ということにもなりますが、
これを取り出して見せてくれるのが芸術の役割だ、という主張です。
この「人間失格」は現代に通じる人格の破綻を予見している
ようにも思われます。考えさせられる作品でした。

次は「斜陽」に挑戦します


●●2012年7月25日●●


「街頭演説、そして益田市へ。」


朝8時から宇品ベイシティ前にて街頭演説。
汗がにじんでくる感じです。
終了後は事務所にて原稿書き等をこなし、
お昼過ぎに益田市に向けて出発。
4年ぶりの益田市ですが、今市長選の真っ最中で、
恒例の松下政経塾の後輩、
現職の福原慎太郎市長の応援をしながら、
当然政策勉強も怠りません。
私の出番は夜の7時からと8時からの個人演説会の弁士です。
改革派の市長、その戦いぶりには共感もしましたし、
また是非2期目もと、心から感じました。投票日は29日です。

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広島県議会議員(南区)
松下政経塾出身

中原 好治