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こうじマガジン NO.357
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「2012年7月5日から2012年7月11日までのダイアリー」
●●2012年7月5日●●
「38会。」
午前中から来客対応、お昼前に県議会へ。
数件の打ち合わせと原稿書き(7月3日世羅町調査分)。
そして今日は38会(昭和38年生まれの会という意味)に参加しました。
私は38年早生まれで49歳、
一学年下になる遅生まれも順次49歳になる年です。
県議だと3人、児玉県議(安芸高田市、自民会議)と
伊藤県議(安芸郡、自民会議)です。
あと県職員にはかなりのメンバーがいるはずですが、
当面は県議会事務局関係者ということで5名がメンバーで
うち3名が出席という状況でした。
50歳目前という意味では人生においても大事な時期、
県庁マンでいうと課長目前といったところのようです。
38年の大きなニュースは、
11月22日にケネディ大統領がダラスで暗殺されたことでしょう。
これからも定期的にやっていこう、もう少し幅も広げていこう
ということになりました。楽しい会にしていきます。
●●2012年7月6日●●
「「二つの祖国 山崎豊子」(新潮文庫)。」
今日も雨が降ったりやんだり、不安定な天気が続いています。
そんな中民主党県連関係の調整が激増しています。
11時にはお世話になっている地元の方の葬儀に参列、
1時からは県議会で来客対応、さらに連合広島、民主党県連と
打ち合わせが続きました。当分は調整に追われそうです。
さて、「明暗」(夏目漱石)の次に読み進めているのが、
「二つの祖国」(山崎豊子)です。来る8月21日から27日まで、
広島県議会から「広島県・ハワイ州友好提携15周年」を中心に、
各種記念行事への派遣団に加わることになりました。
そこでこの「二つの祖国」を読んでみようと思いました。
アメリカ移民の歴史を知らないといけないと思ったからです。
数年前、自らのルーツを探しに来広されたハワイ人女性と
知事室を訪問したことがありますが、
前向きで明るい性格と考え方に感銘を覚えました。
今回の訪問ではこうした移民スピリットについて、
しっかりと学んできたいと思っています。
●●2012年7月7日●●
「民主党広島県自治体議員フォーラム研修会。」
今日は3時から民主党広島県自治体議員フォーラム研修会です
(ワークピア広島)。講師は高橋浩嗣弁護士と櫻河内章吾弁護士で、
それぞれ公職選挙法について、条例について、
というテーマでご講演いただきました。
切り口もユニークで大変勉強になりました。
県連では、若手弁護士との交流を進めていこうと考えています。
●●2012年7月9日●●
「山縣亮太君 ロンドンオリンピック出場壮行会」。
朝8時から旭町・出汐交差点にて街頭演説。
日差しが強く、夏の到来を予感させる日でした。
今日も原稿書き、来客対応、打ち合わせ
が中心の一日でしたが、夜は
「山縣亮太君 ロンドンオリンピック出場壮行会」
に出席しました(ANAホテル)。
山縣君は修道中・高出身ということで、
学園と同窓会がその発起人になっています。
現在慶応大学2年生在学中で、陸上100m及びリレーに出場予定です。
修道学園からのオリンピック出場、44年ぶりの快挙とのことでした。
是非頑張っていただきたいと、応援にも力が入ります。
●●2012年7月10日●●
「流域下水道事業。」
今日は下水道事業で発生する下水道汚泥の処理について、
当局と打ち合わせを行いました。実は平成20年度決算特別委員会で
私はこの問題を取り上げました。その視点も含めて、
ちょっと長くなりますが引用してみたいと思います。
「なぜこれを決算特別委員会で取り上げるかと申しますと、この事業が、
今の広島県が直面している課題を象徴しているのではないか
という問題意識を持っているからであります。
まず1点目は、財政状況についてであります。
これは後で詳しく述べますが、流域下水道事業費特別会計の財政状況は、
広島県の財政状況に酷似しているということです。
もう一つは、地域主権ということです。地域主権時代において、
県と市町の連携、市町ができないことを県が補完、先進的な役割を
県が果たしていくといったことが言われています。
今、行政刷新会議で事業仕分けを行っておりますが、
この下水道事業というのは、財源を移した上で自治体が判断するべき事業
だということで、今後は国がかかわらないで自治体でするように仕分けされた
ところです。つまり今後県がかかわる必要がある事業なのかどうか
という論点が出てくるわけです。
そして最後に、経営感覚、コスト意識という問題です。この事業というのは、
ほとんど外郭団体に丸投げというか、財団法人広島県下水道公社
という外郭団体が行っている事業なのです。こうしたことが長期的に見て
効率的かどうかということを判断していかないといけません。
さらには、下水道事業ですから、環境問題についても、対応する必要があり、
今、広島県の課題がここに凝縮されていると思いまして、今回、
この質問をさせていただこうと思います。
流域下水道事業では御存じのとおり、太田川、沼田川、芦田川の
3つの川の下流部で汚水処理体制を整備しています。このことが、流域の市町、
公共下水道の整備促進に貢献しているという状況なのです。
まず、流域下水道事業費特別会計の財政状況を見ますと、
簡単な数字で言いますと、平成20年度の歳入歳出決算額は約117億円、
歳入の内訳は、市町の負担金が約33億円、国庫補助金が約21億円、
繰入金が54億円、その他の県債収入などが計上されて、
これらを財源としているということです。
大事なのは、起債の残高、県債の残高が250億円もある。
これはけたを2つ足すと、約1兆円の予算に対して約2兆円の借金
を持っている今の県財政と同じような状況です。
そして、先ほど申し上げましたように、市町の負担金が33億円ですから、
つまり約3割しか実質的な収入がない。今の県税収入が約3割だ
ということを考えると、今の県財政の状況に酷似しているのではないかと思います。
これをどうするかということなのです。まず、平成20年度の歳入決算額の
約5割を占めている繰入金というのは、実は一般会計からの繰入金なのです。
つまり設備投資、運転、維持管理等をするために一般会計から
ある程度財源を割かないと、この会計は成り立たないような状況になっています。
そういう中で、公共事業という側面もあり、一般会計からの繰り入れも
ある程度やむを得ないという事情はあるとは思いますが
、流域下水道の建設事業が今後どうなるのか、維持管理費がどうなるのかについて、
今後のことを考えた場合の見通しを持っておられるのか、
最初にお聞きしたいと思います。」
そして肝心の下水道汚泥の処理に関してですが、
「この公社の数字を見ますと、全体の費用が約25億7,000万円のうち、
人件費が10.9%、電力量が17.7%、運転管理が約5割、46.4%かかっています。
これらはどうすることもできないのですが、ただ一つだけ気になったのが、
この下水道事業から発生する下水道汚泥の処理に、
3つの川全部で予算の12.3%の約3億円もかかっています。
下水道汚泥を処理するための費用は数字としては驚くほど高いのです。
このことが非常に気になったので、今、県では下水道汚泥を
どうやって処理しているのかについて、お聞きします。
また、数字で言いますと、平成18年度は約2億7,000万円だったのですが、
平成20年度は約3億2,000万円で、5,000万円も上がっているのです。
処理費用の単価の上昇の原因の2つについてお答えください。」
と質問しています。
十分な答弁はしてもらっていませんが、
今になってこの汚泥処理の効率化を図るという取組が本格化してきています。
この件、しっかりとフォローしていきたいと思います。
●●2012年7月11日●●
「“I
shall return!”、”I have
returned!”」
今「二つの祖国」(山崎豊子 新潮文庫)に夢中ですが、
マッカーサー元帥が言ったとされるこの言葉、
“I
shall return!”、”I have
returned!”ですが、
フィリピンから追い落とされる時と、マニラ奪還、バギオ攻略に成功した時に
それぞれ発したそうです。ジュリアス・シーザーの「来た、見た、勝った」
に匹敵する戦史上の名言だと思います。
これは多分に演出色が濃いと思われますが、
この演出こそが大事だとも感じています。
私たちは太平洋戦争を日本側から見ることが多いわけですが、
今回の「二つの祖国」のようにアメリカ側から見ると
また違った見え方がしてきます。パールハーバーのだまし討ち
から始まって、日系移民に対する迫害、ヨーロッパ戦線、
ガダルカナルをはじめとする南方戦線での激闘、原爆投下、
GHQによる占領、極東軍事裁判と目まぐるしく動いていきます。
この間たったの5年あまり、日本にとっては追い詰められていく苦しい5年ですが、
アメリカはこの過程の全てを正当化、巧みに演出していきます。
「二つの祖国」は全4巻のうち既に3巻も後半です。
あっという間に読み進んでいますが、少々寝不足気味です。
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広島県議会議員(南区)
松下政経塾出身
中原
好治