こうじマガジンNO.316 (2011.7.25)     



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こうじマガジン NO.316

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「2011年7月7日から2011年7月14日までのダイアリー」


●●2011年7月7日●●


「介護付有料老人ホーム メリィハウス八千代。」


今日は子どものころお世話になった方が
「介護付有料老人ホーム メリィハウス八千代」に入居された
というご連絡をいただいていて、選挙前後そしてここ数ヶ月の
あわただしさでおうかがいできていなかったため訪問してきました。
あいにくの雨で約1時間半かけて到着しました。

しっかりと私のことも覚えておいていただいて、本当に会えてよかった
とうれしくなりました。ここは経営者の方も良く存じ上げていますが、
施設内もきれいで余計な装飾もなく、ヘルパーさんが
一所懸命働いている姿勢が良く伝わってくる感じでした。

しかし近親者のいない一人暮らしですから、不安もあるでしょうし、
とにかく時間をどう過ごすのか、考えさせられました。
一緒に買い物したり、コーヒーを飲んだりしました。

お昼過ぎには失礼して県議会へ。
来客対応に追われました。



●●2011年7月8日●● 


「宇品地区長寿会連合会第1回グランドゴルフ大会。」

昨日のまとまった雨の後ですから非常に蒸し暑い朝ですが、
9時から「宇品地区長寿会連合会第1回グランドゴルフ大会」
の開会式に出席しました。宇品地区長寿会連合会としては
第1回とのことで、恒例行事にしていきたいとのことでした。
地域交流の大会として定着していただきたいと思います。

終了後は事務所で事務処理の後、12時半過ぎの新幹線で東京へ。
明日の民主党全国幹事長会議に出席するのが目的ですが、
いつも日帰りなので今日は前泊することにしています。

東京到着後は衆議院議員会館へ。
久しぶりに会う関係者と政局の話題で盛り上がりました。



●●2011年7月9日●●


「民主党全国幹事長・選挙責任者会議。」

東京も今日が梅雨明けだそうで暑い一日です。
いつもの通り昼食会からスタートしました(なぜかいつも激辛中華のお店です)。
幸運にも岡田幹事長の隣の席になり、政局認識について結構お聞きできました。
冒頭挨拶で「今の体制では最後の幹事長会議」と言われたので、
8月30日の会期末に向け、菅内閣退陣、新内閣誕生は
すでに射程距離に入っているんだ、とあらためて感じました。

この時期の全国幹事長会議の意味も不明確でしたが、
岡田幹事長時代の懸案事項について一定の整理をしておきたいという意味がある
ということを触れられました。8.6式典のこと、来広された際に訪問した放影研のこと、

違憲判決が確定した選挙制度のこと、地方議会改革のこと等
細かくお話することができました。午後1時から党本部5階ホールで会議のスタートです。

冒頭の菅総理の挨拶はあいかわらず意欲満々、
特に原子力問題対策については「最終処理までには数十年かかる」
と始めて触れましたし、退陣を想像させるような言葉や雰囲気は全くない、
不思議なご挨拶でした。幹事長は着実に「次への準備」を進めているのに、
当のご本人は意欲満々というこのズレが
また誤解を生むようなことがあってはなりません。

会議自体は全体で3時間に及びました。昨日からの東京ですが
節電のためかとにかく暑い、この3時間も出席者の熱気もあって暑い3時間でした。
代表に続いて幹事長あいさつ、「延長国会の課題について」国会対策委員長代理、
「今後の政策課題について」政策調査会長の後第1回目の質疑、
第2部は党改革に向けての検討課題についてまず選挙対策委員長、組織委員長、
広報委員長のプレゼンの後第2回目の質疑、
さらに幹事長室の検討課題ということで、地域でも比較的大きな勢力を
維持している北海道・京都・三重の県連から報告を受けた後、
第3回目の質疑と丁寧に進められました。

新体制に移行する前に懸案事項に一定のメドをつけたい
という岡田幹事長の思いが伝わってくる会議でした。
この1ヶ月が「次に」向けた勝負になることは間違いないでしょう。
午後5時過ぎの新幹線で一路広島へ。



●●2011年7月10日●●

「 「大地 パール・バック」新潮文庫。」


東京出張の移動中にも夢中になって読んでいるのが
「大地 パール・バック」です。歴史的な出来事や大きな事件を取り扱う
小説に慣れている私にとって、まるで他愛のないと思えるような家族間の感情、
いさかい、日々の農作業(現代的には仕事といってもいいと思います)、

子供達のこと等が中心的なテーマになっているこの本は
最初とっつきにくかったですが、よく考えてみると私たちの
時間とエネルギーの大半はこういったことに費やされていることになります。
全4巻の長編ですがじっくりと味わって読んでいきたいと思います。



●●2011年7月11日●●


「政局の行方。」


今回の東京出張で強く感じたことがあります。
広島にいてマスコミの報道だけで判断しているとわからない部分だ
と思いますが、それは「次に向けた動き」が着実に始まっている、
それどころか既に既定事実化している感もありました。

菅首相が居座るのでは、というのが今のもっぱらの関心事項ですが、
現実は次に向けた動きが加速化しているといった状況でした。
政権担当能力と言われますが、ある日突然総理に、とチャンスが回ってきても
十分な力を発揮するのは難しいと思いますが、そのための準備を
着実に進めていくことがスムーズな政権運営の大前提になります。

多分想定されている次期代表候補それぞれが動いていると思われますが、
多数派の形成や次期内閣人事等、まさにこの時期にいろんな意味での政権基盤
が形づくられていることは間違いありません。

菅首相の居座りもそのための時間稼ぎ、と見れば大きな支障ではありません。
会期末が8月末ですから、お盆の時期のことを考え逆算すると、
民主党代表選はちょうど8.6ぐらいになるのかとも思われます。

8.6と政局という点では、小泉首相の郵政解散を思い出しますが
(式典後のインタビューで解散に大きく踏み込みました)、
その後の首相は皆さんそれぞれ1回ずつ式典に参加されています。
仮に菅首相が式典に参加するとなると久しぶりに二年連続で
同じ首相が参加することになります。このこと自体にはあまり意味はありませんが、
政治が動くという点ではこの時期の政局は何が起こるかわからないとも言えます。

自民党にも不信任案以来、政局を動かすパワーが感じられませんが、
ここで大きく局面を打開できるようなリーダーの登場を期待している一人です。



●●2011年7月12日●●


「防災対策。」

防災・治安対策特別委員会に所属することになりましたので、
自然この方面への関心が高まっています。

昨日でしたかNHKのクローズアップ現代で、災害時携帯が繋がらなくなる問題
を取り上げていました。3.11の東京では帰宅難民が一気に携帯で
連絡を取り始めたため繋がらなくなり、被災地では中継局が被害を受け
予備電源が切れると繋がらなくなる、という現象が起きました。

これでは携帯の意味がない、というのが大きな問題意識です。
いろんな取り組みが行われているようですが、通話時間を30秒に限定する
(強制的に通信を切る)方法等紹介されました。

広島県でも防災計画策定時には通信事業者も入って検討しますので、
こうした際にこの問題の対策を先進的にでも取り上げるべきですし、
さらにもう一点は行政組織の通信網は大丈夫なのか、という観点です。

これは藤田知事時代からの懸案で、知事車には衛星通信ができるよう
大きな円盤が後方についていたのを思い出します。
いかなる事態でも対応できるように整備してあるのか、これもチェックが必要です。
こうした問題について特別委員会でしっかり議論していきたいと思います。



●●2011年7月13日●●  


「”SOLUTION Japan 2011” by Panasonic。」

毎年恒例になっているパナソニックの最新機器展示会に行きました
(NTTクレドホール)。毎年新しいコンセプトが次々に打ち出され、
戸惑うばかりですが、今年は「クラウドサービス」です。

インターネットの検索サイトで調べて見ますと、『クラウドサービスとは、
一般的には「インターネット経由で提供されるさまざまなサービス」
のことを指します。動画、写真、メールなど従来、自分のPCの
ハードディスクの中に保管していたものをネットワーク上に置き、
いつでもどのPCからでも利用できるようにしたものが一般的なクラウドサービスです。

さらにはエクセル、ワードのようなビジネス系のソフトウェア、
アプリケーションや果てはOSまでクラウドサービスで提供されている、
もしくはされようとしています』と定義されています。
このクラウドサービスとスマホ、あるいはiPadのようなタブレット型コンピューターがあれば、
パソコンは必要ない時代になるかもしれません。

また防災上もこのシステムは有効で、東日本大震災の時も、
メールとワンセグ放送だけは有効だったようで、この機能を情報発信に利用しよう
というチャレンジもスタートしているそうです。
残念ながらこの情報端末分野では、パナソニックは完全に
後発メーカーになっています。スマホも来月発売予定とのことですが、
このスピードはついていくだけで大変だと思いました。


●●2011年7月14日●●  


「英語力。」

5月の連休中に参加したジョージタウン大学リーダーシッププログラム
で感じたことですが、英語力について大いに考えさせられました。

私自身は、大学時代はロシア語、卒業後特に松下政経塾で
英語力をつけるカリキュラムもあって、集中して勉強するチャンスを
いただきました。そして平成元年に約一年間シンガポール国立大学経済学部に
留学させていただく機会もいただきました。

そして平成6年から平成11年のいわゆる浪人時代に、
自己啓発の一環として英語の勉強を再スタートして、
国連英検A級・通訳検定2級を取得することができました。
それからは特に勉強していませんので、今回のプログラムでも随分苦労しました。
県議としては英語の必要性を感じたことはありませんが、
やはり磨いておく必要はあると思っています。

一定の成果がでてから、さらにさび付いているロシア語、
興味のある中国語と今語学に興味が向いています。



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広島県議会議員(南区)
松下政経塾出身

     中原 好治



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