こうじマガジンNO.303 (2011.2.24)    


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こうじマガジン NO.303

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「2011年2月10日から2011年2月18日までのダイアリー」



●●2011年2月10日●●


「見えない対立軸。」

今日は休会日ということで議会日程がないので、
9時半過ぎから学生インターン生とパワーウォークに出撃。

昼食をはさんで県議会へ。控室に入るなり広島市長選挙関連の
情報収集でしょうが、マスコミの皆さんとの話が続きました。
とはいっても陳情案件等を処理しながら事務所に戻りました。
今日また市長選の立候補予定者が記者会見の予定だそうです。
さらに増えると想定されていますが、対立軸が見えてきません。

先の知事選挙での対立軸は「しがらみがない」と主張する湯崎氏に、
現状維持を目的に各党の主力部隊が相乗りするという
不思議な構図の中、対立候補は現状打破を訴えて戦う
というものでした。私が決定的だったと考えているのは、
「藤田前知事の4期16年を6割近い県民が支持している」
という中国新聞の世論調査です。4期目の後援会不正事件で揺れた
藤田県政は県民の支持を受けていないし、構造的な変革が必要だ
という訴えは、県民の共感を得ることはできませんでした。
ここがポイントだったと思います。現状維持か現状打破か、
安定か変革か、という選択に対して、県民は現状維持と安定
を求めたといえます。

一方今回の市長選挙の対立軸は何か、ですが、
各陣営とも無党派という看板を掲げていますので
民主VS自民ではないといえます。選挙マシーンがどう動くか
という視点では民主、自民の動きは重要だと思って私自身も
県連幹事長として努力しますが、大事なのは有権者からの見え方
だと思います。その点では政党色は今回の市長選では
見えにくくなるでしょう。では3期12年の秋葉市政の継承か、
改革か、という視点だとどうか。これも秋葉氏が後継指名はしない
としている以上、市民目線ではそれほど重要な要素ではない、
オリンピック等の積み残された政策課題についても
決定的な対立軸にはならないだろうと思います
(うまくごまかされてしまいそうです)。

保守か革新かという軸も明確ではないと思います
(誰が保守でだれが革新かわかりにくい)。
ピンとくるのか改革派か否か、です。市政について市議会について、
対決してでも改革するんだという雰囲気がどの候補にあるか、
という視点です。名古屋のトリプルショックのこともあって、
市民的にはそういう見方をするのではないかと感じています。
ただ広島県知事選の時に見せた現状維持、安定志向も、
その反動として働くかもしれません。
見え方・見せ方・支える選挙マシーン・人柄・話す内容・雰囲気・
履歴等、どれだけ改革色を出せるかを市民は敏感に感じる
のではないか、と思います。やはり対立軸はチェンジ
ということかもしれません。

現状の延長線上ではない新しい広島を予感させてくれるのは
どの候補か?
しっかりと見ていきたいと思います。



●●2011年2月11日●●


「見えない対立軸(2)。」

今日は建国記念日ですが、午前中はいつものように
学生インターンとパワーウォークに出撃。
昼食後は事務所で原稿書き等をこなしました。

昨日に続いて市長選挙について考えてみたいと思います。
先の知事選でわすれられない光景があります。
選挙選も終盤に入った11月3日(投票日は8日)、
私は本通りで湯崎氏応援の街頭演説を連合広島の皆さんと
行っていましたが、その最中奥さんと連れ立って
偶然通りがかった秋葉市長と選挙演説中の湯崎氏が
固く握手を交わす、という光景です。

その日の報道にはテレビ・新聞ともこの映像が流れました。
昨日に続いてもう一つ湯崎氏圧勝を決定づけた場面だった
と思います。「選挙に強い」とされる秋葉氏、
さらには前藤田知事と何かにつけ対立し、行政の停滞を招いた
県市の関係ですから、この握手のインパクトは湯崎氏が勝てば
県市の関係は改善されるという期待感が広まったと思います。

今回の市長選でも広島県との関係をどうするのか、
というのは大きなテーマの一つです。名古屋では
「中京都構想」を後押しする脇役といったイメージで
大村氏が愛知県知事に当選しましたが、広島市は今後県との関係を
どう考えるのか、夢を描いていかなければなりませんし、
何よりも湯崎知事との距離感、政策的な適合性といったもの
も問われることでしょう。一昨年の秋葉・湯崎の固い握手
に変わって、湯崎知事と特定の候補予定者との固い握手の場面が
演出されるのかはわかりませんが、広島西飛行場の問題、
福祉医療費公費負担の問題、広島都市高速、出島処分場、
駅前再開発事業等秋葉氏のイニシアティブが際立ってきたこの一年
でしたが、どうなっていくのか目が離せません。



●●2011年2月12日●●


「朝から雪、「永遠のゼロ 百田 尚樹」(講談社文庫)読了。」

朝起きると大雪で時々雷も鳴っていました。
とりあえず事務所に向かいましたが、雪と強風で午前中は
事務所で原稿書き。昼食後天気が回復したので久しぶりに一人で
パワーウォークに出撃。夜は懇親会へ、という一日でしたが、
実は昨晩「永遠のゼロ 百田 尚樹」(講談社文庫)
を読了しました。1月22日に薦められるまま、
新年会に出席した福山市で購入した本ですが、
ひきつけられるままに読んでしまいました。夜寝る前、移動中、
待ち時間等に読みふけるわけですが、この本を読んで
特攻作戦についてあらためて考えさせられました。

「特攻と自爆テロは全く違う」というのは、私自身も9.11以降
随分考えてきたテーマです。この本ではターゲットの違い
を強調しています。かたや無抵抗の民間人なのに対し、
かたやプロの護衛戦闘機や最先端の対空砲火をかいくぐる
という地獄に飛び込んでいくのとは意味が違うということです。
あとは指揮官の無能さ、作戦の稚拙さ故に勝機を逸してしまった
この戦いの本質を、特攻作戦を通して、
特攻隊員の心の動きを通して批判しているのだと感じました。

途中何度か涙が出てくるような場面がありましたが、
どうも最後のストーリーは出来過ぎではないかと感じたところです。
先日の「堀部 安兵衛 池波 正太郎」(新潮文庫)も
命のやりとりがテーマでしたが、この本もまさに
命のやりとりの物語です。
引き込まれていくという点で素晴らしい本だと思いました。



●●2011年2月13日●●


「橋本博明衆議院議員新春の集い。」

朝9時半過ぎからいつものようにパワーウォークに出撃。
山坂の多い地域を今歩いています。

昼食をはさんで事務所で原稿書きの後、
3時から民主党広島県連の会議、
5時から「橋本博明衆議院議員新春の集い」に出席しました
(リーガロイヤルホテル)。



●●2011年2月14日●●


「代表質問一日目。」

みぞれ交じりの天気の中、朝8時から皆実町六丁目交差点にて
街頭演説。今日から残り2人の学生インターンも活動スタートです。
追って紹介させていただきます。
今日はビラ配りが出来ませんでしたので、マイクを握る私の後ろ
で「おはようございます」と元気にあいさつをしていました。

終了後は県議会に移動し、今日からは代表質問。
午前中は松岡 宏道議員(自民刷新会、福山市)、
午後からは蒲原 敏博議員(民主県政会、広島市東区)
と続きました。
午後になってもみぞれ交じりの雨はやまず、
今日は予定されている予算特別委員会での質問準備にあてました。



●●2011年2月15日●●


「代表質問二日目。」

10時半から石橋 良三議員(自民会、広島市安佐南区)、
午後1時からは城戸 常太議員(自民広志会、呉市)と続きました。
終了後議会運営委員会、続いて理事会、議会運営検討部会
と会議続きでした。3時半ごろようやく終わり、
4時過ぎからはパワーウォークに出撃。

議論の焦点は広島版「産業革新機構」、
議運では「意見書提出の全会一致原則」の見直しです。
広島版「産業革新機構」は中身の議論というよりは、
やる気満々の知事に押され気味(名古屋市のように、知事がやる
といえば止めようはありませんが)になっています。
「たった100億円のファンド(40億円は広島県が出資)が
広島経済活性化の切り札になるのか」が問われなければなりません。
何もやらないよりはまし、代替案はあるのか、やる気が大事
という精神論が前面に出てきているように感じています。

議運のほうも「改選を前に無難に」といった感じで、
本格的な改革は4月の選挙で選ばれた新しい議員でやれば
という雰囲気です。一理ありますが、議会改革は
今回地方選の大きなテーマにしなければなりません。



●●2011年2月16日●●


「代表質問三日目、一般質問一日目。」

2月4日「海員・広島地区決起集会」の様子の写真を掲載いたしました。
高速道路料金の体系が決まったようです。
本四架橋は上限2000円とのことですが、
航路についても上限2000円の支援策を検討しているようです。
実現することを祈るばかりです。

今日は10時半から田川 寿一議員(公明党、広島市西区)、
午後1時からは一般質問で
下森 宏昭議員(自民刷新会議、三次市)、
梶川 幸子議員(民主県政会、広島市安佐南区)と続きました。

終了後は直ちに事務所に戻ってパワーウォークに出撃
(学生インターン1名も一緒)しました。
今週はこうした活動が続きます。



●●2011年2月17日●●


「一般質問二日目。」

今日は冷たい雨が一日中降るとの予報でした。
午前中は杉西 加代子議員(自民会、呉市)で、
お昼休みを利用して宇品地区の老人クラブの総会にお邪魔しました。
県議会報告の後、また議会に戻りました。

午後からは門田 峻徳議員(自民党広志会、福山市)、
小林 秀矩議員(自民党良政会、庄原市)と続きました。
終了後は学生インターンとの勉強会及び打ち合わせ。



●●2011年2月18日●●


「一般質問三日目。」

午前中は吉井 清介議員(自民刷新会、尾道市)、
午後からは高橋 雅洋議員(民主県政会、安芸郡)、
辻 恒雄議員(共産党、福山市)と続きました。

途中子どもの通う小学校のPTA行事でのあいさつが入り、
本会議終了後は議会運営委員会、
さらに議会運営検討部会と出席しました。




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