こうじマガジンNO.266 (2010.4.15)  


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こうじマガジン NO.266

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「2010年3月16日から2010年3月31日までのダイアリー」



●●2010年3月16日●●


「2月定例県議会閉会日。」

朝8時から旭町・出汐交差点にて街頭演説。終了後県議会へ。
約1ヶ月間続いた2月定例県議会も今日で閉会です。
しかし広島エアポートビレッジ開発株式会社に対する債権放棄に関する議案と、
県立高校2校(江田島高校及び久井高校)の廃校議案をめぐって調整が続き、
開会は10時半が12時にずれ込みました。

廃校議案に対しては会派として反対する方針を決めていました。
地域の活力を奪うことになるこうした県立高校の廃校は、
高校の授業料無償化を進め、高校教育の義務教育化を進めている
国の方針とも異なるもので、ましてや募集停止の判断は
議会の議決を経ることなく教育委員会の決定のみで強引に進められています。
この議案は三分の二の賛成を要する特別多数決ですので、
22名が反対すれば否決されることになります。

残念ながら2票足らずで可決されましたが、今後とも改善を求めて参ります。
終了後は市内企業のあいさつ回り。



●●2010年3月17日●●


「似島へ。」

快晴の一日で、今日は学生インターンたちと共に似島に行きました。
7時半広島港発の便で向かい、似島桟橋にて朝のあいさつ及びビラ配り、
その後9時の便までポスティングとインターン3名が頑張ってくれました。

これからが今日のメインイベントです。
第3回似島一周マラソン(約12km)を快晴の青空の下行います。
9時半広島港発の便で合流する他のメンバーを待って、
10時過ぎに高見亭をスタートしました。

私の趣味にお付き合いいただいて申し訳ないとも思いますが、
選挙区を知るということ、さらには「走る」ということの素晴らしさ
を感じてもらいたいとこの一周マラソンを学生インターンの
恒例行事にしています(夏は安芸の小富士登山)。

約1時間半かけて全員が完走しました。その後汗を流して
似島の海山の幸をいただきました。3時前の便で広島に戻るというコースです。
絶好のマラソン日和、いい汗をかきました。


●●2010年3月18日●●


「社会福祉法人あい福祉会理事会。」

午前午後と市内のあいさつ回りや打ち合わせをこなして、
3時半から社会福祉法人あい福祉会理事会に出席しました。
今年新しく設立した社会福祉法人ですが、10年来の友人が理事長で、
理事の依頼を受けて引き受けています。

来週26日には広島市あい保育園祇園(90名定員)が開園しますが、
県内で認可保育園を3園(来年は東広島市にさらに開園予定)、
事業所内保育室受託運営を18ヵ所、山口県で6ヵ所、岡山県で7ヵ所、
鳥取県で5ヵ所、島根県で6ヵ所、その他香川・徳島・福岡・鹿児島県で
行っています。

今度開園する安佐南区は待機児童が400人近くいる地域で
(広島市内では1100人の待機児童)、こうした保育園のニーズは
大いに高まっています。少子化が進んでいることは間違いありませんが、
一方で働く女性が増え、保育園のニーズ自体は
さらに高まっていく傾向にあるようです。こうした取組が成功し、
成果を上げていかれるよう行政はバックアップしていく必要があります。
今後とも理事として深く関わって参りたいと思います。


●●2010年3月19日●●


「三菱重工社 大型機械組立工場竣工式。」

朝10時半から「三菱重工社 大型機械組立工場竣工式」に出席しました。
機械・鉄鋼事業本部のコンプレッサー、
製鉄機械等大型機械を製造する工場です。
三菱重工の構内でこれだけ大きな工場の新設は40年ぶりとのことで、
大きな設備投資に期待が高まります。式には知事も出席され、
広島県製造業全体の大きな期待を背負っていると実感しました。
その後直会も行われました(広島ダイアモンドホテル)。

終了後県議会へ移動し、打ち合わせ3件、
高次脳機能障害の小児療養施設の必要性について意見交換し、
先進事例等を調査して、さらに県に要請していくことを確認しました。


●●2010年3月21日●●


「人事異動。」

この時期になると人事異動に関する通知が郵送で送られてきます。
2月定例県議会では議会の同意が必要な副知事人事に関して、
総務省から来られている現有岡副知事の再任の同意が行われました。

新知事になってこの人事が最も重要であることは論を待ちません。
私自身も注目していましたが、まず副知事人事、
さらには幹部職員人事と発表されてきましたが、どうも抜擢人事やサプライズ、
民間からの人材登用といったことは全くないように感じています。

前知事時代と同様年功序列、勤務成績を元に順当な幹部人事だったように
思います。「まだよくわからないから来年度から」というのが
予算面でも語られましたが、人事面でも同様のようです。
県職員もほっとしているのではないか、と思います。
国の政権交代は人事面でも大きな変化をもたらしましたし、
その基本的な流れは「官僚支配の打破」ですから、
人事面でもかなり大きな変化をしてきていると思います。
広島県は果たしてこれでいいのか、新しい流れを作っていく必要はないのか、
疑問を感じたのは私だけではないと思います。

次に人事異動の規模を見てみますと、知事部局等(6,017名)
での今回の異動総数は2,205人で35.6%、昨年度の地域事務所再編に伴う
異動率53.0%を下回っています。また教育委員会(19,620人)
での今回の異動総数は3,365人で約17%、これは昨年並みの異動規模
になります。このほか警察の5,578人を加えると31,348人の県職員数になる
わけですが、これだけの組織の人事をどう考えるのか、
というのは大変重要な問題で、今回はあまり大方針も示されることなく
今まで通りの管理方式で約3割程度の人事異動を実施した
という結果だと思います。変革、チェンジを実現するために
この辺りのことをどう考えるのか、
もっと検討が必要ではないかと感じる人事異動でした。



●●2010年3月22日●●


「城内実衆議院議員。」

今日はある団体の講演会で、私がかねてから注目している議員の一人、
城内実衆議院議員が来られるというので出席しました。

選挙区は静岡7区で無所属、
しかも全国的に知名度の高い自民党の片山女史と、
民主党の若い元NHKアナウンサー候補を相手に圧勝したという全国でもめずらしい
選挙を勝ち抜かれています。そのエネルギーと戦略戦術は大いに参考に
しないといけません。さらに現在真正保守として第三局を模索する動きが
急ですが、その中核をなる政治家であることは間違いありません。
私は民主党ですが、今後の政局を知る上でも貴重な情報が聞けると
思ったこともあります。

 感じたことは、非常に選挙において熱心であること、戦略戦術を
徹底して実行していること、本気度・本物度を強調されましたが、
思想の骨格が明確であること、今の自民党には愛想を尽かしていること、
民主党はその政策面において敵視していること、
日本一の後援会を持っていること、街頭に出ることが好きであること、
選挙区を一軒一軒くまなく歩いていること、と思いつくまま列挙してみました。

 肝心の第三局の行方、政界再編の可能性については、
どうも歯切れが悪かった点を見ると、まだまだ具体的な動きには
なっていないということだと思います。

じっくりと話をしたわけではありませんが、次代を担う政治家として
今後大いに期待できる人物だと感じました。
 多くを学んだ講演会でした。



●●2010年3月23日●●


「県立広島大学卒業式(広島キャンパス)。」

朝8時から宇品ジャスコ前で街頭演説。
幸運にもちょうど雨が上がった40分間演説することができました。
終了後10時からは県立広島大学卒業式(広島キャンパス)に出席しました。

広島キャンパスというのは、旧広島県立女子大のことで、
人間科学学部118名(国際文化学科83名、健康科学科35名)と
経営情報学部100名(経営学科59名、経営情報学科41名)、
大学院にあたる総合学術研究科27名(人間文化学専攻15名、経営情報学12名)
の計245名がこの度晴れて卒業されました。

旧女子大だけあって女子学生の数が圧倒的で、
きらびやかな着物姿袴姿が目につきました。
現時点での就職率は95.1%で昨年同期比0.3%の減ですが、
この時期よく頑張っていると思います。
さすがに中学校のように涙はありませんが、
社会人として大いに活躍していただきたいと念じて参りました。

終了後午後1時には廿日市市役所へ。
子育て支援策について打ち合わせを行いました。
その後は県議会へ移動し数件の打ち合わせ、
夕方6時からは「おやじ日本広島」の設立準備会に出席。



●●2010年3月24日●●


「冷たい雨、続く打ち合わせ。」

今日は一日冷たい雨が降り続きました。
懸案事項が多く、その調整・打ち合わせに追われました。

「教育のバリアフリーを求める広島県民ネットワーク」の皆さんの
知事要請の段取り、10周年行事の打ち合わせ、
HAVの債権者集会への対応等です。
携帯電話の着信履歴を見ると30件を越えていました。
夜は尾道市から来客。


●●2010年3月25日●●


「10周年記念行事第3回実行委員会。」

朝10時に県議会で学生インターン4名の勉強会のセットを確認して、
4月10日に行う10周年記念行事の第3回実行委員会に出席しました。
あと2週間あまりと迫って参りました。実行委員の皆さんには深く感謝です。

2時過ぎに県議会に戻り学生インターンの勉強会を確認しながら、
数件の打ち合わせ。今日はHAVの債権者集会が2時から
尾道市で開かれています。再生計画案の採決が行われますので
その結果が気になりますが、4時過ぎに否決・続会の速報が入ってきました。
予想されていた結果ですが、まさかという感じでした。
急きょ臨時の総務委員会の手続きに入りました。

調整の結果3月30日(火)11時から開会ということになりました。
論点は、「いままで最善の策、他の策は考えられないと説明を受けてきた
再生計画案だが、債権者集会で否決されるとはどういうこのなのか
について十分な説明責任を果たしていただくこと」と、
「HAVの弁護士が修正案を提案することを前提に続会が認められたわけだが、
最善の策と説明し、県議会に債権放棄の議決まで求めながら、
さらなる修正案とはいかなるものになるのか」という点になると思います。
この問題はさらに議論を深めていく必要があります。


●●2010年3月26日●●


「あい保育園祇園 開所式。」

先日もご報告させていただいたあい保育園祇園の開所式に
11時から出席しました。地域に根ざした保育園として
是非定着していただきたいと思います。

その後県議会に移動して午後1時から、
「教育のバリアフリーを求める県民ネットワーク」の知事要請に同行しました。
会派として重要なテーマだとかんがえている障害児のインクルーシブ教育
(希望すれば普通学級で健常児とともに学べるようにすること)
の実現に向けての要請です。その後は転勤時期でもあり、
転任のごあいさつを数件受けました。
今後とも次の職場で是非ご活躍していただきたいと思います。


●●2010年3月27日●●


「広島地区同盟 第46回定期大会。」

朝10時から広島地区同盟第46回定期大会に出席しました。
来賓としてのごあいさつもさせていただきました。
森本広島市議も同席していましたが、広島市議会の予算修正案の可決、
市長の再議方針等、波乱が予想される市議会の様子もよくわかりました。
その後は市内のあいさつ回り。


●●2010年3月29日●●


「会派総会。」

朝8時から宇品ベイシティ前にて街頭演説。
寒い朝でしたが、天気が急変して強風と小雨がスポット的に強まり、
いつになく苦労しました。学生インターンも終わり、
今日からまた事務所の岡田さんとの街頭が続きます。

終了後10時からは会派総会。明日開催予定の臨時総務委員会についてや、
先日行った障害児教育のインクルーシブ化の知事要請等について議論しました。

数件の打ち合わせと来客対応の後事務所へ。夜は修道学園同窓会の評議員会。


●●2010年3月30日●●


「臨時総務委員会。」

民事再生を申請した第三セクターの広島エアポートビレッジ開発株式会社
(HAV)の債権者集会で再生計画案が否決され、
続会の手続きがとられたのを受け、委員長として臨時の総務委員会開催を
決定したことは先日ご報告いたしましたが、今日11時から行いました。

この件に関しては総務委員会でHAVの経営者を参考人として招致して
集中審議を行い、「債権放棄議案」の可決をみた後で
マスコミ報道に押される形で預託金返還者リストが出てきたり、
最善の策で他策はないと説明を受け、債権者集会でも可決の見通し
と説明を受けていたことなど、執行部の説明責任という点で非常に遺憾な点、
不可解な点が多く、総務委員会としてその点をしっかり確認しながら、
説明責任を追及していくことが不可欠であると考えています。

また今後の修正案について、委員会の考えを反映させていただく意味でも
さらなる審議が必要です。今日の委員会ではこの修正案の方向性について、
「ゴルフ場の売却も視野に入れたスポンサー企業のオファーが数社あること」
や、「債権者側の要望の高い会員権の存続について考慮すること」
などが明らかにされました。
今後の展開についてさらに注視していきたいと思います。
次回の委員会は4月19日になります。

午後からは市内企業あいさつ回り。
夕方久しぶりに自主トレ(元宇品コース)。



●●2010年3月31日●●


「三菱重工社 退職記念行事。」

10周年記念イベントの準備に追われています。
11時半からは三菱重工広島技術研究所の退職記念行事に出席しました。
40年近く勤務された方々5名が退職されました。
引き続き再雇用という形で定期的に勤務される方が多いようです。

さらに5時からは事業部の退社記念行事で、こちらは60名近い方々が
退職されました。先日も広大な工場内での不思議な一体感について
述べさせていただきましたが、大組織の力というのは
そこに集う人間を細部にいたるまで面倒を見ることで成立している、
とも言えます。
私自身は自衛隊退職以来「一匹狼」的な人生を送ってきましたし、
これからも多分そうだろうと思います。

大組織の一体感と安心感、久しぶりに感じた一日でした。




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