こうじマガジンNO.251 (2009.11.18)  


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こうじマガジン NO.251

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「2009年10月29日から2009年11月9日までのダイアリー」



●●2009年10月29日●●


「広島県電力総連大27回定期総会。」

朝10時から県議会において会派総会。知事選挙の情勢分析、
県議補選にむけての対応等話し合いました。

午後1時半には全日本海員組合中・四国支部へ。
フェリー・旅客船の航路維持等について意見交換しました。
午後5時からは広島県電力総連大27回定期総会懇親会に出席
(オリエンタルホテル)。
電力総連の皆さんには日頃よりお世話になっていますが、
親しく意見交換できる年1回の貴重な場です。


●●2009年10月30日●●


「基幹労連広島県本部議員団会議。」

朝9時に西広島駅前へ。今日は県議会議員補欠選挙の告示日で
(投票日は11月8日で知事選挙と同じ日)、
西区で民主党公認候補として立候補した福知基弘氏の出発式に参加しました。
福知さんは37歳で、松本大輔衆議院議員の秘書を務め
修道高校の後輩でもあります。どうも西区では他に立候補者がなく、
このまま立候補締め切りの5時まで現れなければ、
福知さんの無投票当選が決まります。

昼過ぎには広島駅から新幹線で三原市に向いました。
基幹労連広島県本部議員団会議に出席するためです。
こうした会議では広島県や広島市に関することだけではなく、
福山市や尾道市、三原市といった瀬戸内海沿岸の各都市の状況が
よくわかります。終了後は懇親会。夜9時ごろ帰宅。


●●2009年10月31日●●


「学生インターンOBOG懇親会。」

今日は快晴の一日で、午前中は地域行事に参加した後、
午後には久しぶりに長男と自主トレコース(元宇品)に出ました。
長男は自転車です。約10kmのコースを気持ちよく走りました。

夜は学生インターンOBOG懇親会。
広島市内で就職した学生は残念ながら4名で(20数名中)、
その他事務所関係者も含めて12名で行いました。
ちょうど広島大学の先生方が隣の席で盛り上がっておられ、
政治談議に花が咲きました。


●●2009年11月1日●●


「広島県知事選挙。」

どうも選挙がいま一つ盛り上がっていないような気がしています。
気になるのは投票率で、40%いくかどうか心配しています。
投票率40%というのは広島市内の場合、
広島市長選挙と同時選挙になる前の統一地方選挙が
かろうじて40%を維持するといった状況でした。県議市議候補が入り乱れて、
南区だけで10台以上の街宣車が回っていてもこんな調子です。

一方マスコミが連日取り上げた前回の衆議院選挙が約60%、
混戦となった前回市長選挙が約50%といった状況です。
投票率40%という数字は既に有権者の過半数を切っている
という意味でも問題です。南区で考えて見ますと有権者約10万人で、
投票する方々がたった4万人ということになります。
共産党候補が約5000票の固定票を出してきますので
当選に必要な票数は1万8000票台になってしまいます。

こうなってしまうと組織票を持った候補が有利であることは間違いありません。
投票率が低いということは「入れる候補者が絞りきれていない」
ことの裏返しですから、各陣営の運動量自体が不足している
ということになります。
私自身は「今の県政はなってない、変えなければ」
という変化を期待する流れが総選挙以来続いている、と考えていましたが、
どうもそういった怒りよりも、冷静で合理的に県政を立て直してくれることや、
着実に生活を良くしてくれるリーダーを求めているのではないか、
と考え方を変えなければとも感じています。

今後の最終盤情勢はどうなっていくのか不透明ですが、
県政においては劇的な変化を有権者は期待していないのではないか、
といった感じを持っています。
そうした情勢を踏まえて今日は午後4時から宇品ジャスコ前にて、
ゆざき英彦候補の街頭演説に立ちました。



●●2009年11月2日●●


「決算特別委員会(総務関係)。」

朝10時半から決算特別委員会(総務関係)に出席。
副委員長なので私の質問はいつも最後になり、
2時間以上質疑が続いているとどうしても遠慮がちになってしまいます。

今日は広島県のコンピューターシステムについて質問しました。
IT革命が言われて久しいですが、民間企業でいうと経営効率化、
販促、コスト・人件費の圧縮と、IT導入による効果は
その分野で大きなビジネスが成立するぐらい大きな市場です。
広島県でも平成18年に情報システム総括監を民間から起用し、
大きな成果を期待したわけですが、
平成20年度決算時点で16.5億円の改善効果があったと報告されています。
約1兆円の予算と3万6千人の職員を抱える大組織へのIT導入効果が
たったこれだけ、と私自身は思っています。

さらに企業でいうと販促にあたる行政の利便性は向上したのか、
という点も電子申請や電子入札等のシステムも
思ったほどの効果を上げていない、という現状です。
電子県庁と銘うって既に200億円近い投資を行っているにもかかわらず、
その成果が目に見えてきません。こうした点を質問したわけですが、
今年度も含めてあと2年間でどれだけ期待に応えられる成果が出せるか、
情報システム総括監に大いに期待するしかありません。


●●2009年11月3日●●


「知事選挙支援活動。」

午前中は子どもたちと一緒に地域行事に参加。

午後3時過ぎからは知事選挙支援活動として、
街頭演説や個人演説会の弁士として動きました。
有権者の関心も反応もいま一つ、このまま最終盤に向いそうです。


●●2009年11月4日●●


「全日本海員組合第70回定期大会in松山市。」

朝7時半広島港発のスーパージェットで松山市へ。
政治参与に任命いただいている全日本海員組合の第70回定期大会
に出席しました。全日本海員組合は、
民主党の高速道路無料化には反対の立場を明確にしています。

松山観光港12時発のスーパージェットで広島港へ、
たった半日の松山滞在でした。
午後1時半からは決算特別委員会(環境県民局、健康福祉局関係)
に出席しました。


●●2009年11月5日●●


「決算特別委員会(公安委員会関係)。」

朝10時半から決算特別委員会(公安委員会関係)に出席しました。
終了後1時半からは広島商工会議所へ、
民主党広島県連への要請活動についての打ち合わせを行いました。

政権政党になって県内の組織団体からの要望事項を
どこでどうやって受けていくのか、そのうち政府・与党への要望は
どう処理していくのか、現在党本部のほうでも検討中です。
業界団体からの要望を族議員が受け、それを与党内で成案化して
政府にゴリ押しするという構図が自民党時代に見られ、
それが官僚依存の政治体質を生んだということの反省から、
民主党では陳情・要望についてはすべて幹事長室で受ける
という体制を検討しているようです。
既に県内の組織団体からの要望活動の問い合わせも入ってきており、
早急に体制を整備していかなければなりません。

午後6時からは知事選支援活動。


●●2009年11月6日●●


「三菱重工労組広島支部第38回年次大会。」

朝9時過ぎから街宣車に乗り込み知事選挙支援活動。
お昼まで約3時間候補者とともに南区を回りました。

午後1時半からは三菱重工労組広島支部第38回年次大会に出席。
支部顧問とならせていただいてほぼ3年が経過したことになります。
引き続き頑張って参ります。


●●2009年11月7日●●


「早朝自主トレ。」

今週は決算特別委員会や知事選支援活動等で
自主トレの時間が取れませんでした。
今日は朝6時前から元宇品コースを走りました。
約1時間、さらに今日は宇品橋往復も加えました。
というのも最近はランニングブームで、いろんな種類のウエアーが出ていて、
特に下半身の筋肉をきつく締めることにより走る筋肉を刺激する
というものがあって先日つい買ってしまいました。

今日はじめて着てみましたが気のせいかもしれませんが
非常に調子よく走れました。午前中は地域行事に参加した後、
夕方からは知事選支援活動。


●●2009年11月8日●●


「宇品みなと太鼓10周年記念講演会・演奏会、知事選挙投票日。」

午後1時から南区民文化センターにて行われた
「宇品みなと太鼓10周年記念講演会・演奏会」に参加しました。

代表の水坂さんと、広島県の後援依頼や助成金の申請と、
1年ぐらい前から動いてきましたのでこうして実現すると
本当にうれしく思います。講師は義家 弘介(ヤンキー先生)氏で、
太鼓演奏をする子どもたちも一緒に聞いていました。素晴らしいお話でした。
父権の喪失を軸に、子どもたちに負荷をかけ続けることの重要性や
いじめの問題、聞く・伝える・学ぶといったコミュニケーション能力の問題等、
分かりやすく熱く語られたのが印象的でした。
子どもたちの演奏も素晴らしかったです。

こうした地域の取り組みは本当に大事にしていかなければなりません。
そして今日は知事選挙の投票日、果たして投票率はどのくらいになるのか、
そして誰が勝利するのか、注目しています。


●●2009年11月9日●●


「広島県知事選挙。」

昨日の8時過ぎ、広島県知事選挙で湯崎氏の当確を伝えるテロップが
テレビに流れました。世論調査、出口調査の結果で
早々の当確は予想していましたが、ここまで早いと
あまりに先走りすぎではとも思ってしまいます。

心配していた投票率は県内で33.7%、広島市南区は約33%と低調でした。
この数字は先の総選挙の約半分です。
南区で考えると総選挙に投票に行った3.5万人近くが
今回は行かなかったことになります。

今回の選挙は本当に分かりにくい選挙でした。
キーワードは「しがらみがない」だったと思います。
湯崎氏も河井氏もこの「しがらみがない」を強調していました。
本来有権者に選択肢を提供するべき民主党、自民党ともに独自候補を断念、
政党色は薄まりましたが、民主党はその最大の支援組織である連合広島が
湯崎氏を、自民党は県議会最大会派自民刷新会が同じく湯崎氏をという構図で、
結果だけみるとともにその支持者の過半数を抑えるということになりました。
私自身も湯崎氏を支援しました。一方河井氏は自民党の推薦を辞退し、
無所属で立候補しましたが、県議会自民党議員会の支援や、
亀井氏の支援も取り付けましたが、自民党支持層にも無党派層にも
嫌われたという結果です。

選挙期間中にもこのブログで情勢を分析しましたが、引用しますと
『「今の県政はなってない、変えなければ」という変化を期待する流れが
総選挙以来続いている、と考えていましたが、どうもそういった怒りよりも、
冷静で合理的に県政を立て直してくれることや、
着実に生活を良くしてくれるリーダーを求めているのではないか、
と考え方を変えなければとも感じています。
今後の最終盤情勢はどうなっていくのか不透明ですが、
県政においては劇的な変化を有権者は期待していないのではないか、
といった感じを持っています。』というものです。

マスコミの世論調査を見ても「藤田県政を評価する」割合が50%近くある、
実はこの数字には私自身にとっても意外でした。
県政運営は総花的で施策の誇るべき成果はこれといって見られないし、
知事後援会事件ではあたふたするばかり、
県債は増え続け危険水域に達している、
どれをとっても強力なリーダーシップを感じない、
というのが一般的な見方であろうと考えていたからです。

選挙戦を通じても、広島県政にたいする「怒り」はそれほど感じませんでした。
選挙ではこの「怒り」が原動力になる場合があります。
総選挙でも自公政権への国民の「怒り」が政権交代に繋がりました。
今回の選挙も県政に対する「怒り」を共有したほうが勝てる、
と考えていました。しかし広島県民は「怒る」ことよりも、
冷静で合理的なリーダーを選んだということだと思います。

11月29日からは湯崎氏が新しい知事になるわけですが、
県議会としては当然是々非々で、その手腕をまずは注視していきたい
と思います。




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