こうじマガジンNO.240 (2009.8.6)  

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こうじマガジン NO.240

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「2009年7月20日から2009年7月26日までのダイアリー」



●●2009年7月20日●●


「葬儀。」

今日は海の日ですが、朝から大雨洪水警報が出て、あいにくの天気です。
8時過ぎに、長女が通う小学校の行事で
二泊三日の臨海学校に行くので広島港まで送りました。
どうも明日も雨が続くみたいでかわいそうになりましたが、
海で泳ぐのきらいだから雨でもいい、と張り切って出かけていきました。
雨の臨海学校も記憶に残るいいイベントかもしれません。

午前中は事務所で来客対応を行い、午後1時からは宇品地区の方の葬儀に参列。
97歳の大往生でたくさんの地域の方々が参列されていました。


●●2009年7月21日●●


「ビジネスマッチング。」

今日も大雨のため恒例の街頭演説は延期しました。
10時から県議会で、ビジネスマッチングを主な業務に
公益社団法人を立ち上げた10年来の友人と、県当局との勉強会に出席しました。
全国規模での展開を考えているようで、
企業同士が連携して新しい価値を生み出すことが出来れば最高です。
今後とも県当局との情報交換や連携を模索していきたいと思います。

そして午後1時半からは県議会三会派政調会長会議、
夜はNPO法人世界の懇親会に出席しました(グランドプリンスホテル広島)。


●●2009年7月22日●●


「 「真の豊かさとは〜里山で暮らす〜」。 」

朝10時から、第14回分権自治推進集会(主催 広島県職員労働組合、
RCC文化センター)の講演を聞きました。
講師は哲学者の内山 節さんで演題は「真の豊かさとは〜里山で暮らす〜」でした。
興味あるテーマだったので聴講しましたが、
「自分たちが主人公になって自分自身の人生をデザインしていく」
ことが真の豊かさではないか、という主張には大いに賛同しました。

まず産業革命以降、大量生産・市場競争で安定的な経営モデルを提示してきた
「資本主義と貨幣の社会」が崩壊いつつあるのではないか、
という問題提起から始まりました。
全てのものが商品化され、自然さえも資源という商品としてしか
捉えられていない「市場で結ばれた社会」という現実に
私たちはただぶら下がっているだけではないのか、
その中でただ選択しているだけではないのか、
とシステムに飲み込まれてしまった時代の問題点を指摘されます。
その上で「社会の主人公となって人生をデザインする力」というのは、
農山村を舞台に、自然という他者、緊密な人間関係が確保される
村の中で協力してくれる他者がいて始めてゼロからのデザインができる、
と主張されました。かつての日本では山伏を中心とした修験道信仰があり、
明治政府が弾圧した当時には17万人の山伏が日本全国にいたそうですから驚きです。

そしてこの修験道というのは「人間の真の豊かさというのは、
自然と一体になることだ」という教えだったそうで、
富国強兵を主導する明治政府とは対立したようです。
今派遣村を中心に、真の貧しさという議論が起こってきていますが、
その真逆にあるのが真の豊かさです。
こうした新しい生き方に関する考え方をどう展開していくのか、
政治の分野にも組み込んでいく必要性を感じました。

終了後は南区役所で打ち合わせ、来客対応等をこなし、
午後4時には全日本海員組合中四国支部へ。


●●2009年7月24日●●


「民主党広島1区 事務所開き。」

朝8時から皆実町六丁目交差点にて街頭演説。
総選挙が近づいていますので、国政ネタを中心に演説しています。
公示日までは私自身の街頭演説も可能ですので続けていきますが、
国政への関心や総選挙への盛り上がり等、
しっかりと肌で感じていきたいと思います。

今日は夕方6時半から民主党広島1区 菅川洋予定候補の事務所開きが行われました。
雨の降る中たくさんの方々にご参加いただき、
いよいよスタートを切ったということです。
その後引き続き選対会議が行われました。
解散してから4日目、まだまだ投票日まで40日という長い選挙戦です。
マラソンでいうとまだ4キロ地点で、
勝敗の行方もまだまだ不透明といったところでしょうか。
ペース配分も考えながら進めていかないといけません。


●●2009年7月25日●●


「梅雨前線。」

まだ梅雨が明けません。
それどころか広島県内は大雨洪水警報が断続的に続いています。
今日25日は恒例の広島みなと夢花火大会、
そしてマツダスタジアムではオールスター戦と大きなイベントが予定されています。
何とか雨がもってくれれば、と祈るような気持ちでした。
広島県では24日の夜から警戒体制をしき、災害の発生に備えています。

花火大会の終わる9時前まで何とか雨はもったようですが、
9時過ぎには一気に降りだしました。
過去には雨で延期になった記憶もありますが、
終了するまで天気が持ちこたえたことには感謝です。
災害の発生状況が心配ですが、早く梅雨明け、
本格的な夏本番となってもらいたいものです。


●●2009年7月26日●●


「 「未成年 ドストエフスキー」新潮文庫。」

今日も一日大雨洪水警報が続いています。
広島県は昨日10時半に災害対策本部を設置しました。警戒体制が続きます。

さて村上春樹氏のベストセラー「1Q84」を読み終え、
200万部を超えるヒットの要因、作品の意味を考えていますが、
今を生きている私たちの現実感といったものが
非常に脆い基盤の上に成り立っているということは共感できます。
オウム真理教の一連の事件を題材に、
生の充実感を求める方向性がうまく示しきれていない現代社会の問題点
を浮き彫りにしている点も共感できます。
ただ先日三菱重工関連会社の尊敬するS部長が、
「ありゃ単なるエロ小説だ」と酷評されました。
歴史小説マニアのS部長にとってはこういったフィクションものは
なじまないのかも知れませんが、
一面そう言われればという面もあるなあと妙に関心しました。

そして今読み進めているのが「未成年 ドストエフスキー」新潮文庫です。
ドストエフスキー54歳の時の作品で、
「罪と罰」「白痴」「悪霊」「カラマーゾフの兄弟」
と並んで5大作品の一つに数えられています。
他の4作品よりも難解だと感じていますが、どんどん吸い込まれていっています。
大事にじっくりと読みこなしていきたいと思います。




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