こうじマガジンNO.230 (2009.5.20)  


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こうじマガジン NO.230

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「2009年5月6日から2009年5月13日までのダイアリー」



●●2009年5月6日●●


「葬儀。」

3日の日に親友で選挙ではいつも事務局長を務めてもらっている
中田 敬司さんのご尊父がお亡くなりになられたという訃報が入って来ました。
昨年の春に体調を崩されたとお聞きしていましたので、
「ああ、ついに」とさびしい気持ちになりました。
連休中ということもあり、後援会役員の皆さんへの連絡等に追われました。
中田さんの故郷は愛媛県西条市で、葬儀も10時からとのことでした。

広島港を朝5時半に出航する便で、松山観光港に8時過ぎに到着、
その後西条市まで約1時間半ということで葬儀に間に合うことが出来ました。
しまなみ海道経由で西条市までという選択肢もありましたが、
片道約4時間半で、連休最終日ということもあり渋滞に巻き込まれてもいけないと、
航路を迷わず選択しました。
フェリー料金は往復割引を利用しても1万7千円近く、
しまなみ海道の片道1000円は魅力だと実感しました。
参列した葬儀も広島での葬儀とは少しずつ様子が違っていましたが、
ご冥福を心からお祈りいたしました。


●●2009年5月7日●●


「連休明け、始動。 」

朝8時から鶴見橋東詰め交差点にて街頭演説。
連休明けでたくさんの人にご挨拶することが出来ました。
朝は気持ちのいい快晴で、久しぶりなので少し力が入りました。

それぞれ皆さん連休を有意義に過ごされたことと思いますが、
私は既にこのブログでも書きました通り、3日は新社屋落成式、
6日は葬儀とプライベートな行事が入り、
間の二日は子どもを連れて交通公園に行ったり、
自主トレ(元宇品コース)を行ったりと比較的ゆったりと過ごしました。
連休中さすがに公式行事は入りませんが、
逆にプライベートな行事が入ることが毎年多くなっています。

今日は事務所及び県議会控え室で来客対応や、書類整理に追われました。


●●2009年5月8日●●


「 「素直な心になるために」 松下 幸之助 PHP。 」

今日は南区子ども会連合会の総会・懇親会に出席した後、
いつもお世話になっている三菱重工社の関連会社リョーセンエンジニアリング
のS部長と、そして昨年就職された部長のお嬢さんとお会いすることになっています。

どうもそのお嬢さんは営業部門でしかも南区を担当することになったとのことで
今回お会いすることになりました。何か少しでもお役に立てることはないか
と思案しましたが、真っ先に浮かんだのが私自身の営業活動の経験でした。

松下政経塾の一年生の時、当時はまだ松下電器産業の工場と販売店での実習
は必修でした。松下電器産業の新入社員と一緒になることもあり、
その時の経験は今でも覚えています。昭和61年ごろのことですから、
まだ電化製品は地元の電気屋で買うのが当たり前で、
今のように量販店が幅をきかすようなことはありませんでした。
松下はナショナルショップと呼ばれるこの販売店網で他メーカーを圧倒していて、
松下の強さの象徴的な存在でした。

ちなみに私はこうした販売ルートが寡占化され、
大型資本でないと参入できなくなったことに政策的な問題点を感じています。
八百屋・魚屋・肉屋・果物屋・豆腐屋・雑貨屋・駄菓子屋といった
その道のプロが選んで仕入れた商品を対面販売で、
会話を通して品定めをして地域の人に売っていくという商店街の文化は
大型スーパーやコンビニの進出で風前の灯です。
家電業界も、設置やアフターケアがしっかりした地域の電気屋は姿を消し、
完全に量販店が販売を独占しています。

低価格という魅力のみが重要視された結果ですが、
法律的な規制緩和の影響が大きいことも事実です。
その結果、商品知識のない販売員が
どこで生産されたかもわからないような商品を売る、
大量生産体制なので売れ残った商品は大量に捨てられる、
職場もマニュアル化されているため派遣社員やアルバイトで十分こなせる、
大型店舗で車中心の設計になっているため、渋滞等の交通問題を引き起こす、
利益は地域に還元されることはなく、大資本の資本強化のみに使われるため、
ますます寡占化が進んでいく、
価格決定権は買い手側にあるため、需給関係を無視した価格が設定され
生産者が損をする仕組みになっている、といった問題点が指摘できると思います。

2ヶ月間神奈川県厚木市のナショナルショップで泊り込み実習を行ったわけですが、
同居人はその年東北の高校を卒業しそのお店に入ってきた2人で、
まだ東北弁もぬけきらないバイク好きの青年でした。
私の仕事は、この時期ちょうど電電公社が民営化され、電話機の規制が緩和されて、
松下も新機種を発売し始めた頃で、その営業に地域を回ることでした。
夏の暑い時期に数台の電話機を抱えて、
厚木の団地を個別訪問したのを覚えています。
数台の電話機を購入していただきましたが、店に帰って喜んで報告すると、
「ああ○○さんのお宅ね」、
「○○さんはそろそろテレビも買い替え時期にきてるんじゃない」と、
私の足で稼いだ地域の情報を全て掌握されておられました。
「自分の力で売った」と自負していた私ですが、
お店の販売網の中でたまたま成果が上がっただけなのにがっかりしました。

いまから考えてみると、ショップの地域おける役割は
相当のものがあったと思います。
お得意さんの家族構成から家のなかの様子など、きっちり管理されていました。
こうした経験をする中で、迷った時や困った時に手にとったのが、
「素直な心になるために」(松下 幸之助 PHP)でした。

そんなことでS部長のお嬢さんにはこの本をプレゼントしました。
ただ私自身も十数年ぶりにこの本を手にとってみて、
「初心にもどってもう一度読み返してみよう」と思いました。
内容はさほど難解ではなく、話し言葉で書かれているので読みやすい一冊です。



●●2009年5月9日●●


「 「リーダーになる人にしっておいてほしいこと」 松下幸之助 PHP。」

昨日「素直な心になるために」を求めたことをご報告しましたが、
その本のそばに「リーダーになる人にしっておいてほしいこと」
(松下幸之助 PHP)という本があり、
松下政経塾編となっていましたので思わず手にとってみました。

松下幸之助塾主の政経塾での講義録の中でその中心になるテーマを
48項目ピックアップしています。
いままでも政経塾として編集出版した本は何冊かありますが、
あたらしいタイプの本です。塾長もお変わりになり、
開塾から30周年を迎えるにあたって、
「これまでの人間教育の集大成の一歩を踏み出す決意をした」と
佐野 尚見新塾長は述べられています。
低金利の中塾経営も非常に厳しくなっており、
そのこと以上にこれからの塾のあり方をどう考えるのか、
という大きな命題も抱えています。
今年から財団のほうの評議員にも任命いただいております。
何か貢献できることはないか考えていきたいと思います。


●●2009年5月11日●●


「幸運。 」

今日は朝8時から、事務所で原稿書きや来客対応を済ませ、
お昼前に事務所を出て市内中区住吉町の会社訪問に向かいました。
途中買い物に寄った店で、携帯電話に対応するため持っていた財布を
とっさに自動車の屋根上において、気づかずに車を出してしまいました。
会社の直前になって気づいて引き返しましたが、時既に遅し、
で辺りに財布は見当たりませんでした。

大きく落胆してキャッシュカードやクレジットカードの停止をしないといけないな、
とか現金はあんまり入っていなかったはずだとかあれこれ考えましたが、
まずは交番に紛失届をだそうと、近くの吉島交番に向かいました。
するとちょうどその財布を道路で拾った女性が届け出てくれていたところでした。
よかった、と思ったんですが交番での手続きを慎重に進めた上で
受け取ることが出来ました。
交番の巡査さんに、「拾った人が悪かったらまず出てこなかったでしょう、
幸運でしたね」と言われました。
十分にその女性にお礼を申し上げ、
気分も落ち着いたところで訪問予定の会社に向かいました。

ついうっかりをなくすことはもちろんですが、
こうした善意の方々に深く感謝申し上げます。


●●2009年5月12日●●


「会派総会。」

朝8時から段原・的場交差点にて街頭演説。
朝10時から県議会控室にて来客対応。
先日の「株式会社オフィスコーポレーション創業20周年祝賀会」で
名刺交換させていただいた方が訪ねてこられました。
その会社では山口と島根の刑務所で受刑者に対して
農業技術指導をJAと共同で行われいらっしゃる方で、
今後は就農指導や農業経営といった分野に進出していきたい
という志をもたれた方です。
広島県でもこうした分野では試行錯誤を行っているところなので
うまく連携がとれないか模索していこうと思います。

11時半からは会派三役会。今日は議会運営や政務調査費会計報告、
今後のスケジュール等について議論する予定です。

午後1時半には森本広島市議とともに西区役所へ。
三菱重工労組広島支部の抱えている地域課題につきまして
要望させていただきました。

終了後は県議会へ戻って、2時過ぎから4時半まで会派総会。

5時からは市内企業訪問2社、
そして8時からは後援会の方々との懇親会と続きました。


●●2009年5月13日●●


「来客対応。」

前中は県議会で建築基準法関係の打ち合わせ。
午後からは事務所で来客対応。アポイントが2件入っていましたが、
それ以外にも飛び入りの来客があり、あわただしく時間が過ぎていきました。
来訪される方々にとっては、その一つ一つが大事な話です。
おざなりな対応にならないよう注意して活動してまいります。




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