こうじマガジンNO.224 (2009.4.1) | |||
△▼**▲▽**△▼**▲▽**△▼**▲▽**△▼ こうじマガジン NO.224 △▼**▲▽**△▼**▲▽**△▼**▲▽**△▼ 「2009年3月10日から2009年3月17日までのダイアリー」 ●●2009年3月10日●● 「予算特別委員会。 」 朝8時から宇品ベイシティ前にて街頭演説。 今日も学生インターンがビラ配りで手伝ってくれました。 9時過ぎには事務所へ。原稿書き等をこなして、11時前には県議会へ。 予算特別委員会を傍聴しました。 一問一答形式で行われるわけですが、 昨年もこのブログ上でご指摘いただきました通り、 質問→答弁→次の質問に移る、 といった調子で議論が深まっていく臨場感・緊張感があまりありません。 相変わらず原稿棒読み、知事はじめ答弁者も原稿棒読みといった状態で、 その答弁内容も想定内で、 議員によってはほとんど自分がしゃべっているケースもあります。 議員の側は質問通告をしていますので原稿はありますが、 何が問題なのか、どこで対立しているのか、いつまでに結論がでるのか、 といった点が争われるケースはほとんどなく、 単なる見解の主張、現状の説明、施策の紹介で終わっている感じです。 これらのやりとりの大部分はテレビで生中継されていますので、 他県のケースも参考にしながら、 見ていて臨場感・緊張感の伝わってくるような委員会に していかなければならないと感じました。 ●●2009年3月11日●● 「広島市立宇品中学校 第61回卒業証書授与式。」 朝9時半に宇品中学校へ。193名の卒業生を見送りました。 先日は皆実高校、来週は宇品小学校、県立広島大学と卒業式が続きますが、 中学校の卒業式が一番感動的です。 今年は特に来賓席のちょうど前に車椅子の女子生徒がいて、 その表情の変化に感動しました。 その子のお母さんが保護者代表謝辞を述べられましたが、 学校生活での苦労とそれを乗り越えるためのクラスメイトの援助、 先生たちの努力、保護者同士の絆と涙ながらに感謝の思いを伝えられました。 式が終了し卒業生が退場する際、 その生徒はまっさきに先生のところに車椅子を走らせました。 その後姿、迎える先生の笑顔、素晴らしい場面に遭遇し、思わず私も感動しました。 全員がこれからも頑張ってもらいたいと祈りました。 ●●2009年3月12日●● 「花粉症。」 この日曜日ぐらいからついに花粉症の症状が出てきました。 鼻づまり、目のかゆみですが、悪化すると集中力の欠如、だるさ等 活動にも影響してきます。 家では玄米食を始めて5年、 症状は緩和され悩まされることはそれ以来なかったわけですが、 今年は飛散量が多いためか、何年かぶりにつらい春になっています。 外に出る時やデスクワーク時にはマスクが不可欠になっていますし、 お医者さんに処方していただいた薬もひどい時には服用しています。 来週には飛散のピークも過ぎるということですのでもう少しのしんぼうです。 この時期自主トレもロードは避けて、 県立体育館でマシンのお世話になっています。 ●●2009年3月13日●● 「予算特別委員会 採決。」 午前中は事務所で政務調査費の会計処理を行いました。 午後からは県議会へ。1時半から予算特別委員会を傍聴しました。 今日で質疑は終結し採決が行われます。 16名で構成されていますが、委員長は裁決に参加しませんので15名が意思表示し、 賛成多数(反対1)で可決されました。 これで2月定例県議会も17日(火)の閉会日のみとなりました。 夜は会派の懇親会。 ●●2009年3月14日●● 「県立広島病院 成育医療センター。 」 朝9時半から「県立広島病院 成育医療センター」の開所式に 地元議員として出席しました。 「妊娠から出産した赤ちゃんが成人になるまで一貫した高度医療を提供する」 センターで、中国地方では初めての開所となります。 従来の産科、新生児科、小児科、小児外科、婦人科の五科から、 不妊治療を行う生殖医療科、視覚・聴覚・言語機能をみる小児感覚器科、 小児腎臓科の三科を加えた体制で、未熟児の専門的な検査や、 障害が残った子どもの継続した治療などチーム医療が強化されます。 実質的には、いわゆる本格的な「子ども病院」の機能がやっと整ったといえ、 県議としてずっと訴え続けてきた「広島に子ども病院を!」 という目標が達成されたという意味では感慨深いものがあります。 さらに周産期の患者の受け入れ態勢も拡充しています。 産科は35床に増床し、新生児科は新生児集中治療室(NICU)のスペースを広げ、 経過を見守る回復治療室も増床しています。 医師26人、病棟の助産師・看護師107名の体制で、 言語聴覚士、視能訓練士などの専門スタッフもそろっています。 広島県では県内の妊婦の救急搬送の「受け入れ拒否」を ゼロにする体制を整えてきましたし、 県の赤ちゃんが生まれる時に死亡する確率「周産期死亡率」は2006年時点で、 都道府県中最も低く、 妊娠・出産で妊婦が死亡する確率「妊婦死亡率」も5番目に低く、 全国でトップクラスといえます。 さらに充実したものにしていただきたいと思います。 午後1時半からは「公衆トイレ掃除の会」に 学生インターンとともに参加しました。 今日はアリスガーデン、新天地公園の公衆トイレの掃除を行いました。 いつものように気分爽快、天気も良く春のおとづれを感じました。 ●●2009年3月15日●● 「 「利休にたずねよ」 山本 兼一(PHP)。」 先日椿き家(三原市)の折笠社長からいただいた 「利休にたずねよ」 山本 兼一(PHP)を今読んでいます。 久しぶりの時代小説です。私も松下政経塾で茶道を習いました。 広島に帰ってきてからも淡交会の先生のもとにしばらく通っていましたが、 県議選以降接する機会がありません。 お茶の世界で私が感じているのは、 所作の美しさ、 茶室という空間の美しさ、 そして心をこめたおもてなし、まさに一期一会の思想がそこにはあります。 この本では、この3つの本質に関する叙述が引き込まれるようです。 さらに利休の弟子でもある有名な戦国武将とのやりとり、 豊臣 秀吉との確執といった歴史的部分も、 それぞれの個性を感じさせる記述で引き込まれます。 今まで心の平安・安定、美しさといったことを考えたことはあまりありませんが、 妙にそこに引かれていきます。 私自身の新しい境地が開かれるかもしれません。 ●●2009年3月16日●● 「全日本海員組合。」 朝9時半に事務所にて全日本海員組合の方々と打ち合わせ。 今までもこのブログでご報告してまいりましたが、 景気対策として打ち出されている高速道路料金の値下げで 大打撃を受けるのが旅客船や内航海運業界です。 本四連絡道路は20日から、他の高速自動車道も3月末から値下げが始まります。 これらの業界で働く船員の方々が構成員となっている産別組織、 全日本海員組合も3月6日に、 「フェリー・旅客船の存続 港町活性化を求める中央総決起集会」 を東京で開催され、気勢をあげられました。 今後は地方自治体レベルで、 景気対策として打ち出されている地域活性化資金活用により、 港町の活性化を図るための地域雇用創出推進費で、 船員対策を国に求めていくよう要望活動を行っていただくよう 要請していくことになりました。 私も政治参与として広島県、広島市、東広島市、廿日市市への要請を 担当することにしています。 高速料金の値下げに反対しているわけではなくて、 それによって打撃を受ける業種、そこで働く方々を守っていく活動です。 具体的な成果が上がるよう頑張ります。 ●●2009年3月17日●● 「2月定例会 閉会日。」 朝8時半から皆実町六丁目交差点にて街頭演説。 学生インターン2名もビラ配りで参加してくれました。 終了後県議会へ移動し、10時から会派総会、10時半から本会議場へ。 今日は今定例会に提案されている 平成21年度予算案17件、条例案23件、その他の議案14件、 追加提案された平成20年度補正予算案14件、 訴えの提起等報告案件9件、議員提出条例案1件 (病院事業が公営企業法の全部適用をうけたことによる委員会条例の文言修正)、 意見書案3件、請願2件と合計83件を採決します。 これらの議案はそれぞれ6つある常任委員会や特別委員会において 審議されておりますので、各常任委員長の審査報告を受け、 それに対して採決を採るという形式をとっています。 賛否が分かれる議案については分離して質疑が行われたり、 採決が採られたりしますが、今回はそうした案件もなく 一括して来年度予算案、その他の議案(特別多数決が必要な議案は分離されました) を賛成多数で可決しました。議事自体も約1時間で終了しました。 昼食後1時半からは、南区宇品海岸にある港湾振興局に移動し、 元宇品町内会の原田 芳雄会長らとともに 「元宇品地区の高潮対策護岸に関する陳情書」を提出しました。 さらに今日は3時半から全日本海員組合中・四国支部の皆さんと、 昨日ご報告した「フェリー、旅客船の存続・港町活性化に関する陳情」 を知事あてに行いました(大野土木局長受)。 その後はインターン生とルイス・マンフォードの勉強会を行いました。 会議続きの一日でした。 |
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