こうじマガジンNO.221 (2009.3.4) | |||
△▼**▲▽**△▼**▲▽**△▼**▲▽**△▼ こうじマガジン NO.221 △▼**▲▽**△▼**▲▽**△▼**▲▽**△▼ 「2009年2月9日から2009年2月16日までのダイアリー」 ●●2009年2月9日●● 「民主県政会の政務調査活動で鹿児島県へ。 」 広島県議会民主県政会の7名で、政務調査活動として鹿児島県を訪問しました。 朝9時20分広島西飛行場発の便で鹿児島空港へ、 約1時間のフライトで10時半に到着後、指宿市へと向かいました。 今日の調査地は厚生労働省委託事業で 2005年7月からスタートした若者自立支援塾、「かごしま静活館」です。 若者自立塾とは、 「義務教育課程終了後、 1年以上経過した16歳からおおむね35歳程度までの若者が対象で、 さまざまな理由で一年以上学校に行っていない、仕事をしていない、 職業訓練を受けていない方々(いわゆるニート)に対し、 働くことへの自身と意欲がつくことを目標に 原則3ヶ月間の合宿形式でトレーニング(生活指導・就労体験)を行う」 というものです。 この「かごしま静活館」では、2008年末現在で165人のニートを受け入れており、 全国2位の実績を上げています。 受け入れるだけでなく、修了者の就労状況も好調です。 お会いした竹田理事長のお話に大変感銘しました。 「@こうした事業は社会福祉事業の延長として行ってはならない、 A潜在的なニーズが大きいなか、相談から入塾にいたるハードルは非常に高い、 そこでは本質に迫るやりとりや細かな作戦が必要であり、 そもそも家族もドキドキしている状態で、 ニート状態から脱出できる魔法の言葉やテクニックがない中、 真剣に向き合っていくことが重要だ、 B昨年末の年越し派遣村に集まった若者たちは 基本的にコミュニケーションが苦手で、 自分は社会で通用しないんじゃないか という不安を抱えている若者たちたちではないか、 人間関係がいやで製造業の派遣で働いていた人たちが職を失う、 そうした人たちに人間関係中心の介護・サービス業で働くというのは無理で、 社会で通用しないんじゃないかという不安を抱え、 何とか生きていこうとファイトしていない若者は予想以上に多い、 C大事なことは本気でプロが仕事をしている場に連れて行ってその姿を見せること、 そこで働くってこんなことなのかということを感じ、 異世代の人々とさりげなく居れる力、 ささいなことが喜べ連続して淡々と生活することができる力を 身に付けることが必要、 D就職は個人個人のチャレンジの場だが、 不安を抱えている若者にはグループ戦が出来る場、 若者人材センターのような場が必要だと思う」というものでした。 広島でもこうした課題に積極的に取り組んでいきたいと思います。 ●●2009年2月10日●● 「民主県政会政務調査活動〜鹿児島県(2)。 」 政務調査活動二日目です。朝10時過ぎに鹿児島県議会へ。 鹿児島県農政部から農業についてのレクチャーを受けました。 鹿児島県農業の特徴は、 @新規就農者を毎年約300人確保していること (35年で1万人となり主業農家を1万5千戸確保するという目標を立てている、 広島県の新規就農者は約40人)、 A畑作中心で(全国平均で耕作面積のうち畑が46%なのに対して鹿児島県は68%)、 農業産出額も4000億円となっている(うち畜産が6割を占める)、 Bカロリーベースでの食料自給率が85%で全国7位(全国で39%)、 生産額ベースでは225%で全国2位(全国で69%)、となっています。 農業生産額に関しては、広島県では約1000億円に対して、 県の農林水産費が約400億円となっていますが、 鹿児島県では生産額約4000億円に対して、 県の農林水産費は約800億円となっており、 単純に約2倍の行政効率を上げているといえます。 生産額をさらに20%アップするという計画を進めており、 担い手(認定農業者)の育成にも力を入れ、さらなる効率化を進めています。 販売面でも平成元年度から「かごしまブランド」確立運動を展開し、 認証制度を導入して食の安全安心への取り組みも進んでいます (平成16年で約69団体が取得)。 こうした取り組みも広島県をリードしています。 農業においては学ぶべき点が多々あり、非常に参考になりました。 午後からはかごしま県民交流センター内にある 「生命と環境の学習館」を訪問しました。 かごしま県民交流センターは、 平成15年4月に約225億円をかけて旧県庁舎跡地に開館した、 地上6階、地下2階の建物です。県庁舎自体は旧鹿児島空港跡地に移転しています。 広島県も平成に入って早い時期にこうした動きをしていれば、 いろんなことが考えられたのにと感じています。 「生命と環境の学習館」は、 「一人一人が生命の不思議さや尊さ、地球環境の大切さに気づき、 明日の行動について考えていただくための体験型学習施設」とされています。 広島にはないタイプの施設で、 「青少年に夢と感動を与え、科学する心を涵養する場」として、 今日もたくさんの小学生が訪れていました。 展示物も興味深いものが多く大人でも好奇心をそそられます。 広島にもぜひこういった施設を、それも世界に発信できるようなものを、 と昨年の広島県議会予算特別委員会での参考人意見聴取で、 広島大学の渡辺名誉教授が熱く訴えられていました。 残念ながら新球場跡地にしても、広大跡地にしても こうした前向きな構想が現在のところ描かれていません。 積極的に発言していきたいと思います。 この後鹿児島空港に移動し、午後6時20分のフライトで広島西飛行場へ。 約1時間あまり、7時半には広島に戻りました。 ●●2009年2月11日●● 「葬儀。」 午前中地域行事に出席した後、 12時から塩出 啓典元参議院議員の葬儀に参列しました。 塩出先生には政界引退後何度かお会いしたことがあり、 行政書士として活動されるかたわら、 広島県公明党のリーダーとして存在感のある方でした。 4期24年間も参議院議員を勤められた方にしては、 おごらず、いばらず、権威を振りかざすようなことのなかった方で、 政治家として最も大事な資質を体現されていたと思います。 ご冥福を心よりお祈りいたします。 ●●2009年2月12日●● 「学生インターンスタート。」 朝8時から段原・的場交差点にて街頭演説。 今日から広島大学工学部の高岡君と文学部の大住元さんが 私の事務所でインターンを開始します。 いつものように街頭演説からスタートしたわけですが、 ビラ配りもまだまだぎこちないようですが、 いろんなことを経験して将来に生かしていただきたいと願っています。 終了後事務所に戻って3月末までのインターン期間のスケジュール調整等 オリエンテーションを行いました。 その後恒例のルイス・マンフォード勉強会では、 第1回「技術と人間」についてプレゼンテーションを行っていただき議論しました。 さらに今日は午後5時から三菱重工労組広島支部にて、 組織強化についての講演を聞く機会もあり、 盛りだくさんのインターン初日だったと思います。 約2ヶ月間ともに学んでいきたいと思います。 ●●2009年2月13日●● 「安芸太田町議会。 」 午前午後と来客対応、打ち合わせに追われました。 夕方中原 好治応援団役員会を行いました。 今日のメインは、十数年来のお付き合いで役員の冨永さんが、 3月に行われる安芸太田町議会議員選挙に立候補することになったのを受け、 その思いをお聞きし支援の方法を話し合うものです。 安芸太田町は人口7千人あまりで、 当選ラインは300票前後になると予想されます(定数16名)。 厳しい選挙になると思いますが、是非頑張っていただきたいと思います。 ●●2009年2月14日●● 「夏日。 」 昨日の荒天から一転、今日は春のような陽気でした。 全国的に2月の最高気温の記録を更新した地域も多く、 太平洋側では夏日の観測もあったようです。 気圧配置の影響で南からの暖かい空気が流れ込んだのが原因で、 一時的な現象だそうですが、この時期のこの暖かさは何か不気味な感じがしました。 今日は朝9時から「公衆トイレ掃除の会」に、 学生インターン2名とともに参加しました。 場所は西区の打越公園、横川第一・第二公園です。 参加者も40名と多く、初心者が便器磨きということで 今日はトイレ周辺のそうじを担当しました。 この会も県警の方々を中心にそうそうたるメンバーです。 こうして社会的に影響力のある方々が無心に便器磨きに徹するところに、 この会の意義がありますし、そうした肩書きを超えた連帯感が生まれていきます。 お昼前に終了し、事務所へ。 今日はさらに5時から南地区保護司会の研修会及び懇親会に出席しました。 ●●2009年2月15日●● 「結婚式。 」 朝9時半に南区子ども会連合会の冬季スポーツフェスタ開会式に出席しました (楠那小学校)。 11時からの結婚式に間に合うように会場を後にしました。 自己啓発のセミナーで同窓のT君の結婚式です(エルセルモ)。 彼は行政書士で、式にはそのお仲間がたくさん出席されていました。 私は感動しやすいほうなので、結婚式での新郎新婦の一言一言にすぐに反応します。 心暖まる素晴らしい結婚式でした。 ●●2009年2月16日●● 「会派総会。」 午前中は事務所で来客対応と事務処理を行いました。 午後から県議会へ出て、2時からは東区中山に向い NPO法人の総会で「広島県来年度予算の概要」というテーマで お話をさせていただきました。 3時半には県議会に戻り、会派総会に出席しました。 今日は、あさってから始まる2月定例県議会に提出予定の条例案 に関するレクチャーを受けました。 これで来年度予算案と条例案ともに、その概要の説明を受けたことになります。 夜は三菱重工労組広島支部との懇親会。 |
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