こうじマガジンNO.219 (2009.2.18)  

△▼**▲▽**△▼**▲▽**△▼**▲▽**△▼

こうじマガジン NO.219

△▼**▲▽**△▼**▲▽**△▼**▲▽**△▼


「2009年1月25日から2009年2月1日までのダイアリー」



●●2009年1月25日●●


「宇品学区老人クラブ(長寿会)新年会。 」

朝地域行事に参加の後、
11時から宇品学区老人クラブ(長寿会)新年会に出席しました(宇品集会所)。
最初に南警察署の担当官から「振り込め詐欺」の手口について
の説明と注意をうかがって、懇親会に入りました。
地域の方々とゆっくりとお話が出来る貴重な機会です。

終了後は午後6時から民主党広島県連幹事会(ホテルグランヴィア)。


●●2009年1月26日●●


「政調活動。 」

朝8時から宇品ベイシティ前にて街頭演説。
今年一番の寒さだそうでこたえました。
その後10時からは、県議会三会派で
「知事の一次内示」と昨年提出した予算要望への対応状況
について説明を受けました。

11時からは竹下 虎之助前広島県知事の告別式に参列(グリーンアリーナ)、
2時からは先日の予算ヒアリングの際調整中だった事業や、
国の二次補正を受けての追加事業の説明を受けました。
さらに3時半には総務局長に会派独自の予算要望書を提出しました。
その後2月定例県議会に提出予定条例案等についての打ち合わせを行いました。


●●2009年1月27日●●


「地方財政計画と地方交付税(2)。 」

先日に引き続き、地方財政計画と地方交付税についてご報告します。

地方交付税等総額の推移は、ここ10年の間、
平成15年の23.9兆円をピークに平成19年の17.8兆円まで下がります。
これは、「基本方針2001」による構造改革が始まって以降の6年間で、
基準財政需要額は7.7兆円の減少、
地財歳出(一般財源ベース)に対する基準財政需要額の割合が
年々減少したことによります。

さらに、「地方分権推進のために、
@国から地方への税源委譲、
A国庫補助負担金の廃止・縮減と地方自治体の財政力格差是正のための
B地方交付税の見直しを一体で行う」こととした
三位一体改革(平成16年〜18年度)は、結局
@地方交付税改革はマイナス5.1兆円、
A補助金の廃止縮減はマイナス4.7兆円
(義務教育費国庫負担金や児童扶養手当・児童手当の負担率引き下げ等)、
に対してB所得税から個人住民税への税源委譲はプラス3兆円しか進まず、
差引マイナス6.8兆円となっています。

問題点を整理してみますと、
@国の財政再建を優先した地方への負担転嫁に終わっていること、
A国庫補助負担金の廃止・縮減が負担率の引き下げによって行われた結果、
地方の自主性・自立性を高める改革にならなかったこと、
B税源委譲に伴う財政力格差(地域間格差)が拡大したこと、
C税源委譲に伴い、低所得者の税負担が増大したこと、が上げられます。
特にC点目は、税源委譲に伴う徴収率の低下が問題になっています。
税源委譲の前後で、住民税と所得税をあわせた税負担が変わらないよう
制度設計していますが、低所得部分で税源委譲が行われたため、
徴収率が低下しています。

住民税率は課税所得に応じて3段階の税率が設定してありました
(200万円部分まで5%、200万円〜700万円部分10%、700万円超部分13%)。
これがフラット化され一律10%にすることになりました。
これにより課税所得200万円以下の方々の個人住民税は
5%から10%に引き上げられたことになります。
この増収部分が約3.4兆円、
一方で課税所得700万円超の高所得者は
13%から10%に引き下げられることになり、
この減収部分が約0.4兆円となり差引約3兆円の税源委譲が行われたことになります。
つまり課税所得200万円以下の方々の個人住民税が倍になったということで、
徴収率が低下しているわけです。

さらに三位一体改革の本県の影響について試算すると、
地方交付税の抑制でマイナス817億円、
国庫補助負担金の改革でマイナス533億円、
税源委譲が494億円となっており、差引856億円のマイナスです。
予算規模を約1兆円とすると約8%の減収ということになります。
県内市町への影響は、地方交付税の抑制でマイナス608億円、
国庫補助負担金の改革でマイナス189億円、
税源委譲が199億円となっており、差引598億円のマイナスです。
その結果、公共事業の削減や給与費のカット、
基金の取り崩しなどで財政は危機的な状況にあります。

地方の歳出は、@法令等により実施が義務付けられているもの、
A警察官や高校職員のように配置基準があるもの、
B国庫補助負担金に合わせて支出するものが大半で、
社会保障関係費等の義務的経費の大幅な増加もあり、
地方が地域の住民サービスのために使える
政策的な経費は大幅に減少しています(平成15年27.9%→平成20年23.0%)。

こうした問題点を考えると、地方分権改革の必要性を痛感します。
地方分権改革というと道州制、道州制というと州都を広島に、
と短絡的な議論になりますが、
今回ご報告したような問題点をまず解決していかなければ、
本来の地方分権改革は実現できません。
政権交代でこうした改革が大きく前進していくことを期待するばかりです。



●●2009年1月28日●●


「三会派共同で再要望書を財務部長に提出。 」

今日は来客が多く、アポに追われる日になりました。
午前中来客2件、11時半から三会派合同幹部会(再要望書の検討)、
1時から再要望書を財務部長に提出、
2時からは少子化・人づくり対策特別委員会の正副委員長勉強会、
その後来客2件、
さらに6時からは宇品地区でお通夜に参列しました。
このところアポに追われる日が多くなってきています。


●●2009年1月29日●●


「会派三役会。」

朝9時から宇品東学区の町内会長さんたちと
地域課題について打ち合わせを行いました。
11時からは宇品海岸の千暁寺で葬儀参列、
来客対応等こなしながら、2時からは会派三役会に出席しました。
2月定例県議会に提出予定の議案等について意見交換を行いました。
3時半には再び来客対応。


●●2009年1月31日●●


「広島県隊友会。 」

自衛隊のOB組織に隊友会があります。
私自身は退職する際に入会手続きをしましたので、24歳の時から会員です。
本格的に参加するようになったのは広島に戻った平成2年ぐらいからです。
2年ぐらいして南支部の支部長になり、平成19年まで務めました。

自衛隊のOB組織といっても、陸海空では雰囲気は全然違いますし、
実態は、呉総監部の海上自衛隊OB組織と、海田の第13旅団の陸上自衛隊OB組織、
それに防大同窓会が加わったような組織形態です。
今日は広島市内4支部(中・東・西・南)と自衛隊広島地域事務所、
さらに自衛隊父兄会との合同新年顔見せ会が開催され出席しました。
第13旅団長、副旅団長、幕僚長、第46普通科連隊長と幹部の皆さんも出席され、
にぎやかな会になりました。

副旅団長は防大22期で私の7年先輩にあたられますが、
国際関係論専攻で、ゼミも佐瀬 昌盛教授とのことで私の直接の先輩でした。
昔話や同期の消息で大いに盛り上がりました。
皆さんおっしゃられるのは、日本各地での勤務経験から、
「広島は自衛隊に冷たい」ということです。
災害の時には真っ先にお世話になりますし、
有事の際には命を賭けて戦う組織ですので、地域で支えるということも大事です。
こうした雰囲気も変えていかなければならないと思っています。


●●2009年2月1日●●


「NPO法人広島鯉城断酒会 創立15周年記念大会。」

朝地域行事に参加したのち、
午後1時から「NPO法人広島鯉城断酒会 創立15周年記念大会」に出席しました。
昨年ご縁あって長谷理事長とお会いし、
当会の理念・趣旨、活動内容等ご説明いただき、大いに賛同いたしましたので、
今回の参加となりました。

「お酒を飲むと人が変わる」という人は良く見かけますが、
人が変わるどころか行動が制御できなくなる方
(警察のごやっかいになったり、店でのけんかが耐えないようです)、
うつの症状から酒びたりになってしまう方(半端な量じゃないそうです)等、
アルコール依存症の弊害が顕著に現れてくるのを
なんとか立ち直って普通の生活を取り戻していく、
そのための断酒(一時的なものではなく一生断酒するということ)
を行っている皆さんです。

私も昨年2月から禁煙に挑戦し、約一年が経過しましたが、
依存症と戦うというのはやはり大変なことだと痛感しています。
体験談の中では、「断酒が私の中で宝になる」という言葉がありましたが、
それぐらい努力されているわけです。
会場には100名近い方々が全国各地からお集まりになっていました。
こうした連帯感も断酒には必要なことだと思います。
始めて参加させていただいたわけですが、
行政との連携をどうとっていくのか、
さらにこうした会の存在をどう広めていくのか
知恵を出していかなければと感じています。




こうじマガジン目次へ