こうじマガジンNO.204 (2008.10.22)  


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こうじマガジン NO.204

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「2008年10月5日から2008年10月11日までのダイアリー」



●●2008年10月5日●●


「 「すべての人間らしい労働(ディーセントワーク)の実現」を求める集会。 」

朝10時から連合広島「STOP!THE格差社会キャンペーン」の一環として、
「すべての人間らしい労働(ディーセントワーク)の実現」
を求める集会に参加しました。
連合傘下の組合員約1600人が県庁前に集結し、
集会後は稲荷橋東詰までデモ行進するという大規模なものです。

これは「国際労働組合総連合会(ITUC)」が、
「公正なグローバル化」をめざして、
10月7日に世界各地で「ディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)
の実現」を求める一斉行動を実施するのに呼応したものです。
いただいたパンフレットによると、労働がディーセントでない現実として、

@パート・派遣などの労働者数が1890万人(働く人の35.5%)、
A4.4人に1人(22.8%)が年収200万円以下
(日雇い派遣、ネットカフェ難民、ワーキングプア)、
B25〜44歳男性(正規雇用)の5人に1人は週60時間以上働いている、
C低賃金・有期雇用契約なのに、責任は正社員と同じ、
が上げられています。
そして「ディーセントワーク」には何が必要かについて、
@「同一価値労働・同一賃金」を基本とする均等待遇、
A働く人のための派遣法改正、
B長時間労働の抑制と残業代の引き上げ、
C最低賃金の引き上げ、
D社会的セーフティネット、
E職場・仕事における権利を上げています。

これらの実現に向け、全力で頑張っていかなければなりません。


●●2008年10月6日●●


「三菱重工労組 新機関要員研修会。」

三菱重工労組の2000人近い組合員を組織するため、
各職場で選ばれた代表委員の研修会があり、
ごあいさつをさせていただきました。

任期は2年とのことで、
組合活動の充実に向け頑張っていただきたいのはもちろんですが、
私自身支部顧問として、
連合広島を通じての政策・制度要求の実現や、
身近な生活場面での要望の実現に全力で取組む決意を
お伝えさせていただきました。
さらにそのためにも、
来るべき総選挙に勝利し政権交代を実現するため
共に頑張っていくこともお願いしました。


●●2008年10月7日●●


「面談。」

朝4時に起床後、5時から始まる朝起き会の会場へ。
演壇に立たせていただきました。
終了後8時からは、段原・的場交差点にて街頭演説。
その後、午前中は業界団体へのあいさつ回り。
今日はここからが大変でした。

初めてお会いする方々との面談が3件続きました。
1時、2時、3時半と続きましたが、
目上の方との面談もあり、久しぶりに緊張する場面でした。
政治の世界ではこうした「気に入ってもらえるか」
という出会いが多々あります。

面接試験のようなものですが、
その繰り返しがイコール選挙です。
第一印象の大切さ、相手の関心を引くことができるテーマ、
聞き上手、さりげない自己アピール等、
面接試験のあの手、この手を思い出します。
しかし結局は人間対人間、私も面接をする立場に時々なりますが、
テクニックでは通用しないということもよく理解できました。
一つ一つの出会いを大切にしていきたいと思います。



●●2008年10月10日●●


「広島県日韓友好促進議員懇話会韓国友好訪問団。 」

8日(水)から二泊三日の日程で、
広島県日韓友好促進議員懇話会韓国友好訪問団に参加し、
釜山市及びソウル市を訪問しました。

広島県議会には国際交流関係の議連が4つあります。
中国、台湾、ブラジル、そして韓国です。
韓国とは具体的に、慶尚南道(韓国南東部)との姉妹交流を目標に、
カウンターパートにあたる慶尚南道議会と隔年で相互訪問を行っています。
今年は広島県議会が訪問する年でしたが、竹島問題等の政治情勢と、
物理的な受け入れ態勢の問題で、道議会訪問はできませんでしたが、
広く韓国情勢を調査研究しようということで、
釜山・ソウルの二都市を訪問しました。

今回は議員15名近くが参加する大型の訪問団となりました。
8日8時ごろの新幹線で出発地の福岡空港へ。
11時の大韓航空便でまずは釜山へ。
到着後在釜山日本国総領事館を訪問しました。

私が気になっていたのは、
日本以上にグローバル化が進んでいる韓国での金融危機の影響と、
自治体の国際交流が政治状況によって左右されるという状況で、
今後の韓国との関係をどう捉えるべきなのか、という問題です。
レクチャーを受けた領事館の担当者に早速聞いて見ました。

経済状況についてですが、ウォンが急落しているけれども、
企業の業績は安定しており、
97年の通貨危機のような混乱は起こらないだろうという見解でした。
逆に街の活気は日本よりもあるな、と感じました。
全体が個を抑圧する傾向の強い日本と、
個の独自性を尊重する韓国との違いは、
ひきこもりという社会問題になって現れている、
というマイケル・ジーレジンガーの「ひきこもりの国」の主張を思い出しました。

総領事館訪問の後は、釜山近代歴史館を見学、夕方宿舎に入りました。


翌9日は、9時半から釜山港コンテナターミナルを訪問し、
釜山港湾公社の盧社長との面談や
港内案内船で海からのターミナル見学を行いました。

釜山港のコンテナ貨物取扱量は2000万TEUで世界第5位、
広島港が約20万TEUですからその規模の違いは歴然としています。
日本国内の60港湾とネットワークを持ち、
広島港はそのうち取扱量で10番目とのことでした。
広島港の取扱量を増やすためには、釜山港との連携は不可欠です。
盧社長も、日本国内での移動を考えると、地方港湾に直接運ぶほうが効率的と、
広島港との連携強化に非常に興味を持っていただきました。
広島にミッションを派遣してもいいとの提案もあり、
今後執行部と調整して具体的な成果につなげられればと思います。

昼食後釜山駅からKTX138(韓国版新幹線)に乗り込み、ソウルへ移動しました。約3時間でソウル駅に到着、宿舎に入りました。


最終日の10日は、午前中日本自治体国際化協会ソウル事務所を訪問しました。
ここは総務省や各自治体からの出向職員が勤務しており、
自治体レベルでの国際交流の促進をその主な任務としています。
午後からは38度線にある統一展望台を見学し、
夕方6時半初の便で福岡に帰りました。

非常に充実した日程で、今後この成果を県政に生かしていきたいと思います。



●●2008年10月11日●●


「第46回広島市科学賞。 」

ノーベル賞の発表の時期ですが、
昨年と同じく子どもたちの夏休みの宿題だった科学研究が、
優秀賞を受賞したということで、授与会場となった、
吉島小学校へ朝10時に行きました。

1600人の応募者の中から、140人弱が選ばれたそうです。
最優秀者を決めるコンテスト、というものではなく、
科学に興味を持ってもらおう、という趣旨の賞で、
子どもたちにもいい刺激になったと思います。

講評の中で、環境問題の同じようなテーマが多い、
動機の部分が弱く研究自体が中途半端なものが多い、
記録のとり方が不十分、
まとめの内容が本やインターネットからの引用が多い
といった指摘がありました。
大人の世界でもよくあることで、
気をつけないといけないと思いました。
夕方は自主トレ(元宇品コース)。




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