こうじマガジンNO.198 (2008.9.3)  

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こうじマガジン NO.198

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「2008年8月21日から2008年8月26日までのダイアリー」



●●2008年8月21日●●


「礼状。 」

書こうと思っていた礼状を3通(一通は英文)書きました。
松下政経塾に入塾して一番最初に学んだのが礼状書きでした。
「松下幸之助塾長に礼状を書く」というものです。
最近筆不精になっていますので、反省しています。
午後は、既に2年近く使っている携帯電話の調子が悪くなり、
いわゆる機種変更に行きました。
無事済んだと思いきや相手の声は聞こえるのに、
自分の声が相手に届いていないというトラブル発生。
すぐに修理してもらいました。

夜は恒例の広島大学名誉教授渡辺先生との懇親会。


●●2008年8月22日●●


「リョーセン労組結成10周年記念パーティ。 」

朝10時から三会派合同幹部会。
先日知事に提出した
9月補正予算等に対する要望書の査定状況の説明を、
財政課長からうけました。
非常に小規模な補正で満額回答といったところですが、
県も議会も財政健全化を掲げている現状で、
こうした政調活動のあり方も
変えていく必要があるのではないか、と感じています。
この20日にスタートした政調活動も今日で終わりです。
当初予算に向けてどう進めていくのか、考えていきます。

そして6時からは
三菱重工グループの株式会社リョーセンエンジニアズ
(売上高約100億円、従業員数約350人、西区南観音)
の労働組合であるリョーセン労組の
結成10周年記念パーティに出席しました(ダイアモンドホテル)。

池田委員長やご来賓のご挨拶の中で、
この10年を振り返る部分があり、
会社の業績と組合活動というのが微妙に織りなす人間模様や、
リーダシップのあり方といった問題も含めて、
非常に考えさせられる問題提起だったと思います。

現在は会社の業績も順調で、
私自身の印象も
経営陣も組合幹部も非常に明るいいい会社、です。
次なる10年いや100年、1000年にむけて共に頑張っていこう、
と高らかにガンバロー三唱で終わりました。


●●2008年8月23日●●


「三菱重工労組広島支部 ファミリーアドベンチャープログラム。 」

朝7時半から家族四人で、
「三菱重工労組広島支部のファミリーアドベンチャープログラム」
に参加させていただきました。
周防大島にある小積で、
地引網の体験と工作教室を行うというもので、
委員長他皆さんのご好意に感謝いたしております。

組合活動は多岐にわたっており、
新入社員向け、中堅社員向け、ファミリー向け、退職者向けと
年間行事でさまざまなプログラムが用意されています。
大企業に所属したことのない私にとりましては、
本当にうらやましい限りです。
そうした活動を充実させフォローしていくのは、
若い組合員の中の有志で、
彼らの動きや準備活動には今回も頭が下がる思いでした。

子ども達も初めての地引網体験や、
工夫をこらした工作教室に大変喜んでいました。
料理も非常においしくて、
素晴らしい企画に参加させていただいたとあらためて感謝です。
何とか心配していた天候にも恵まれ、
夕方5時半には組合会館に到着。
私は行き帰り計4時間の慣れない長距離運転でいささか疲れました。


●●2008年8月24日●●


「 「遠き落日(上・下)」 渡辺 淳一 角川文庫。 」

リョーセンエンジニアズのS部長ご推薦の本です。
今日読み終えました。
野口 英世の伝記で、
著者が渡辺 淳一というのがまず驚きでした。
歴史物、政治物の伝記はよく読みますが、
医師であり細菌学者であった野口 英世の伝記を読むというのは、
S部長の強い薦めによるものです。

感動しましたし、夢中になりましたが、
何と言っても野口 英世の人物像が大きく変わりました。
勤勉で親孝行、それも徹底していたという物語は、
子どもの頃囲炉裏で焼けどをする場面とともに、
強烈に印象に残っていますが、
「ヒューマニストにしてエゴイスト、
孝行息子にして道楽息子、
細菌王にして借金王、
日本人にして国際人という、
まったく新しい野口 英世像をつくりだした」
と解説にある通りで、
非常に人間的な野口 英世にシンパシーを感じました。

さらに細菌学についての詳しい記述にも、
新しい発見がありました。
現代はガンの克服が医学の最大のテーマですが、
当時は感染症の克服こそが人類の悲願だったわけで、
そこに献身的に取り組んでいく医師たちの姿には感動しました。
SARSや鳥インフルエンザ等、
最近新たな感染症対策が急務となってきています。
対象は細菌からウィルスへと変わってきていますが、
ワクチンの開発からその普及へと繋がる対策の基本は、
変わることなく続いています。

母シカの帰国を促す手紙、
大阪箕面の「琴の家」での名場面と、
かすかに記憶している子どもの時に読んだ伝記が
鮮明によみがえりました。
五体満足であれば百姓を継いでいたはずが、
手に焼けどをおったため、
母が苦労して勉学で身を立てさせようとしたわけで、
その期待にこたえるとともに、
支えてくれる恩師や同級生にも恵まれた一面、
浪費癖と積み重なる借金、
さらにはそれを事もなげに踏み倒していく豪快な人生と、
研究においては捨て身の努力で成果を出していく
すさまじいエネルギーにはただ感動しました。
S部長との合言葉、「無駄に生きていないか」
という問いが迫ってきます。
次はバスセンターの紀伊国屋書店で偶然見つけた
「甘粕 正彦 乱心の曠野」 佐野 眞一 新潮社に挑戦します。



●●2008年8月25日●●


「街頭演説、ルイス・マンフォード勉強会。 」

朝8時から、段原・的場交差点にて街頭演説。
終了後事務所で、
第3回ルイス・マンフォード勉強会
「明日の都市を求めて」を
学生インターンとともに行いました。
その後県議会へ移動し、
2件の打ち合わせ及び来客対応。


●●2008年8月26日●●


「地域課題と政治情勢。 」

朝9時から約1時間、県警の方との意見交換。
その後来客対応2件。

最近アーバンコーポレーションの民事再生申請の影響でしょうか、
建設関係の企業の方々からの相談や、
連絡が増えてきているように思います。
銀行も債権回収に必死になるでしょうし、
不良債権の整理もさらに進めてくるかもしれません。
さらに宇品の入居率半分以下の新築マンションにお住まいの方々も、
営業活動が停止している状態で、
非常に不安に感じられていると思います。
アーバンコーポレーション自体がどうなろうと
あまり関心はありませんが、
やはり当初の予定通り工事が進んでくれないと
影響は計り知れません。
行政としてできることは何か、
知恵を出していきたいと思います。

一方で総選挙の声が聞こえてきました。
今の世論は政権交代を十分に受け入れてくれるのでは、
と感じています。
つまり民主党が勝つ選挙ではないか、
ということです。
広島の7小選挙区も現職のいる3選挙区は優勢、
仮に一つ落としても、
1・3・5区が健闘する可能性がありますし、
6区は亀井氏で決まりとすれば、
4対3で勝利する可能性は十分ある、と思います。

保守王国広島で、
こうした状況ですから単に議席を伸ばすだけでなく、
友党とともに過半数確保、
政権交代も現実味を帯びてきていると思います。
中央ではかつて細川政権の際与野党逆転を経験していますが、
1年ともたず予算編成も中途半端に終わっています。
一方で地方では連合はまだ結成されておらず、
社会党系・民社党系に分かれていましたし、
自民党離党組は県連組織から抜け切っておらず、
別働隊のような動きでした。
つまり組織にもなっていない状況で、
定着するはずもありませんでした。
しかし今回は違います。
したがってこの選挙では、
地域の足腰をしっかりとつけておくことが大事です。

連合広島に限らず
幅広く県民の声を吸収できる組織づくりが急務です。
逆にそのことが民主党自体への信頼感を増すものと考えています。
頑張って参ります。




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