こうじマガジンNO.187 (2008.6.12)  
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こうじマガジン NO.187

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「2008年6月1日から2008年6月7日までのダイアリー」



●●2008年6月1日●●


「第50回宇品東学区敬老会。 」

朝11時から宇品東学区女性会主催の、
「第50回宇品東学区敬老会」に出席しました。

毎年の恒例行事ですが、
今年も300人近くの方々がお集まりになり、
学区内に白寿の方がお二人、
米寿の方が30人いらっしゃいました。
来賓祝辞の後、
弁当をいただきながら
アトラクションを楽しみますが、
宇品東学区では
「宇品みなと太鼓」(宇品東子ども会)
を毎年楽しみにしています。
毎年上手になっていく子どもたちの演技に
感動しています。
こうした地域の交流行事は
大切にしていきたいと思います。


●●2008年6月2日●●


「連合広島。」

朝8時から、段原・的場交差点にて街頭演説。
雨は大丈夫だろうと思っていましたが、
演説場所に向かう途中から、
けっこう降り出しました。
傘をさしての街頭演説となりました。

午後1時に連合広島へ。
7日(土)に、
「在日米軍再編と日米地位協定に関する学習会」
で講師の依頼を受け、その打ち合わせを行いました。
今あらためて日米安保条約や、
日米地位協定の勉強をしています。


●●2008年6月3日●●


「NPO法人 メンタルヘルス研究会。 」

5月23日の
「文部科学大臣表彰 科学技術賞受賞を祝う会」で、
高校の先輩で「NPO法人 メンタルヘルス研究会」
の佐々木副理事長と再会しました。
教育問題の専門家で、
週2回発行の「教育新聞」
の広島支局長も勤められています。
10時に事務所に来訪されましたので、
1時間あまり意見交換しました。
学校教職員の
メンタルヘルスに関するセミナーや、
研修会を行われており、
今私の問題意識の中にある
ひきこもり対策についても、
貴重なご意見をうかがいました。

先輩は県内の学校に
取材にでかけられることが多いとのことですが、
印象に残ったのは、
「校長先生が、
学校の自慢話をしてくれる学校は
成果を上げている」という言葉です。
私も学校を訪問する機会が多いので、
校長先生と話をする際に
気をつけてみようと思います。


●●2008年6月4日●●


「 「職業としての政治」 マックス・ヴェーバー。 」

朝9時に県議会へ。
次から次に、
打ち合わせや電話対応に追われました。
午前中だけで10件近い数です。
集中するときはこんな状態ですが、
目が回りました。

昼休みに
「職業としての政治」マックス・ヴェーバー著
を買いに行きました。
思うところあって、再読してみることにしました。
政治家にとっては必読書だと思いますが、
「政治とは何か」という
基本的な問題について考えてみようと思います。


●●2008年6月5日●●


「駐車禁止除外車標章 交付対象の見直しを要望。 」

午後3時半から、
広島県身体障害者団体連合会と、
広島市身体障害者団体連合会の代表の方々が、
駐車禁止除外の車の標章を交付する対象
を見直すよう求める要望書を、
県警本部長宛に提出される席に同席しました。

この問題につきましては、
これまでも取り上げてきましたが、
交付対象となる障害等級範囲が狭くなり、
日常生活に多大な影響が及ぶため、
従前の基準に戻して欲しいというものです。
障害者団体連合会のほうでは、
全国的に基準の見直しを訴えていこうという方針で、
全国基準を動かしていくことも
視野に入れているそうです。
「どこに線を引くのか」という問題は、
利害関係者にとっては深刻な問題です。
今後とも対話を続けながら、
納得のいく着地点を
探していかなければなりません。


●●2008年6月6日●●


「ハワイ州コナ広島県人会。」

ご縁あってハワイ州コナ広島県人会の
キャロル・ザカヒ副会長夫妻とお会いし、
知事表敬・議長表敬と
同席させていただきました。

キャロルさんはこの度
ご自分のルーツを探しに来広されました。
3世代前の自分のルーツを探したい
という情熱には感動しました。
最初に移民された世代は、
ハワイ島で大変なご苦労をされ、
世界的にも評価の高い
コナコーヒーの栽培に成功します。
1時間程度お話させていただきましたが、
“Life should be simple”
という教訓には考えさせられました。

仲介者の呉大学の山下先生は、
栄養学がご専門で、
ハワイへ移民した広島県人が非常に長寿である、
という点に注目され、
現地での食生活にその理由があるのでは、
と研究されています。
私もこの指摘には驚きました。
想像を超える厳しい生活、
完全に異なる食習慣と食材、
こうしたなかで長寿を享受できるのはいったいなぜなのか、
そんなことを考えて、
会話している中でのキャロルさんの一言が
“Life should be simple”でした。
太平洋戦争中は、
財産を築いた人たちやインテリ指導者層は、
米軍によって連行、
ほとんどが帰ってこられなかったということです。
豊かな自然とゆったりとした時間の流れ、
その中で暮しているからこその長寿であり、
充実した人生であると話してくれました。
今の日本に一番欠けていることではないか、
と正直思いました。

私はハワイには一度だけ、
それもオアフ島のホノルル近郊しか行ったことがありません。
一度是非ハワイ島コナにも行ってみたいと思います。
貴重な出会いを頂きました。



●●2008年6月7日●●


「連合広島「在日米軍再編と日米地位協定に関する学習会」。 」

朝10時から、
連合広島主催の
「在日米軍再編と日米地位協定に関する学習会」
に参加しました。

今回は私の経歴(防衛大学校国際関係論)から、
「日米同盟と日米地位協定について」
レクチャーするように、
とのことで約30分間お話させていただきました。
講演の内容は、

1.日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約、
2.日米地位協定の問題点
(1)相次ぐ米兵による事件 
●沖縄米兵少女暴行事件 
●横須賀タクシー運転手殺人事件 
(2)思いやり予算 
ですが、
今回のテーマの背景を
わかりやすく伝えるというのが私の役割で、
主題は次の講師である、
前岩国市長 井原 勝介氏による
「米軍再編をめぐる岩国の戦いー民主主義と地方自治の観点からー」
という講演です。

私は井原前市長とは始めてお会いしました。
先日NHKで岩国市長選の特集番組をやっていて、
惜敗した後の井原氏のコメントに
「政治とは何か」について考えさせられました。
番組最後のインタビューは、
井原氏が岩国市内で農作業中に行われていました。
このことがまず素晴らしいと。
数年前まで改革派知事と呼ばれた方々が、
東京に戻ってどこかの大学教授か何かになられ、
テレビで言いたいことを言っている姿に、
「どうして地方に残って、
あなたがやろうとしたことを完成させないのか」
と疑問を感じていた矢先だったので、
農業をしながら、
岩国市で戦い続ける井原氏の姿勢に
ものすごい情熱を感じたわけです。

僅差とはいえ、
落選のショックは相当なものです(私も2度経験しました)。
ご本人もそのことに度々触れられましたが、
このNHKの特集番組もまだ見る気がしないとのことでした。

「自由な市民の意思が尊重される
新しい民主主義(―市民主義―)の政治を実現する」ため、
新しい政治グループ「草の根ネットワーク岩国」を設立し、
国の理不尽なやり方には屈服せず、
空母艦載機部隊の移駐と
それに伴う愛宕山の米軍住宅化に反対する
と意思表示されました。
さらに若い人の政治意識を高めるため、
「草莽塾」も開設されたそうです。
この志と実行力、
学ぶべき政治家像だと感じました。




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