こうじマガジンNO.186 (2008.6.4)  
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こうじマガジン NO.186

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「2008年5月25日から2008年5月31日までのダイアリー」



●●2008年5月25日●●


「運動会。」

今日は
子どもたち二人の通う小学校の運動会です。
実は昨日からの強い雨で、
今日は中止だろうと思っていましたが、
朝6時過ぎにメールで
「予定通り実施します」の連絡が。
グランド大丈夫なのかな、
と心配しましたが、
6時半に学校に行ってみると、
既に先生方がグランド整備を
行っておられました。
結果的にはお昼過ぎから快晴の、
運動会日和でした。
天気予報通りだったわけですが、
学校側の英断に感謝した一日でした。

毎年何かの行事が重なって、
ゆっくり観戦できないでいましたが、
今年はじっくり競技を楽しみました。


●●2008年5月26日●●


「訃報。」

実は昨日の早朝、
前回の選挙でも選対本部長を務めていただいた
渡部 武社長のご尊父、
渡部 訓忠 広島ガス開発株式会社相談役
の訃報の連絡がありました。
公私共に大変にお世話になりましたので、
ショックでした。
運動会終了後、
中国新聞等への連絡調整、
葬儀会場への弔問等
あわただしく過ごしました。

今日は気を取り直して、
朝8時から、鶴見橋東詰めにて街頭演説。
午後からは、
広島地方行政研究所の山口 氏康理事長
との打ち合わせの後、
明日のお通夜、
あさっての葬儀の打ち合わせに
平安祭典広島南会館へ。
夜は防衛大学校OBの先輩方と懇親会。


●●2008年5月27日●●


「議会改革。 」

朝10時半から会派総会。
今日の大きな議題は、
議会運営委員会が中心になって進めている
議会改革の内容についてです。


まず、一般質問に一問一答方式を導入するか、
という点です。
現在は一括質問方式
(質問をまとめてぶつけて、答弁もまとめて答えるというもの)
ですが、議論の活性化のために、
一問一答方式を導入する地方議会も増えています。
「一問一答ができなければ、議員の資格はない」と、
広島地方行政研究所の山口 氏康理事長は指摘されていますが、
私もその通りだと思います。

一問一答方式というのは、
ちょうど国会の予算委員会の質疑を
考えていただければいいと思います。
ただ残念ながら県議会では、
この方式で行われている予算特別委員会でも、
十分にこの方式のメリットが
生かされている議論がなされているとは言えません。

ブログ読者からも指摘がありましたが、
「テレビで県議会予特を見ていますが、
あれで緊張感のある委員会なのでしょうか。
なれ合いの原稿を委員も知事以下理事者も
だらだらと読み上げているだけではありませんか」
というものや、
「それにしても、
「質問する」「答える」「次のテーマ」に移る・・・
という不思議な繰り返しであり、
議論がどんなふうに深まって
結論に進むのか全くわからない。
その返答で質問者が納得したのかさっぱり分からない、
聴視者には分からない。
県議会は単なる儀式なのでしょうか?」
といった厳しい指摘をいただいています。

議員の調査能力やテーマの取り上げ方、
話術、追求していく迫力等要求されますし、
答弁者にも小泉元総理のように
大胆な答え方ができないと
無味乾燥した議論になりがちです。
こうした点を配慮し、努力していかないと、
県民にわかりやすい、
しかも生産性のある議論というのはできません。
こうしたことも考えながら、
議会改革を進めていくべきだと考えています。

その他、
決算特別委員会のあり方や
予算特別委員会の参考人の意見聴取の時期、
さらに国への意見書の効果測定等、
具体的な改革項目について議論しました。


夜は、
渡部 訓忠 広島ガス開発株式会社相談役の
お通夜に出席(平安祭典広島南会館)。



●●2008年5月28日●●


「葬儀。」

11時から、
渡部 訓忠 広島ガス開発株式会社相談役
の葬儀(平安祭典広島南会館)。

渡部会長には私自身、
10年近くお世話になりましたし、
広島政財界のご意見番として
ご活躍された方ですので、
出来る限りのお手伝いをさせていただこうと、
訃報が入ってから
喪主の渡部 武社長の指示を頂きながら動きました。
式の段取り、
帳場の調整、
参列者の方々に失礼がないように
との気配り、心配り等、
こうした大きな葬儀は始めてだったので、
大変勉強になりました。

午後5時半からは、
南地区保護司会の懇親会に出席
(グランドプリンスホテル広島)。


●●2008年5月29日●●


「中国経済連合会セミナー。 」

中国経済連合会主催の、
「ひっ迫する世界の穀物需給と日本の課題」
と題した丸紅経済研究所 柴田 昭夫所長
のセミナーに参加しました。
非常にショッキングな内容でしたので、
要点を紹介させていただきたいと思います。

まず、
「国際商品市況は、2003年ごろから長期上昇トレンドに入った」
というものです。
原油価格は100ドルを超え、
120〜130ドルで推移し、
原料炭・鉄鉱石・天然ゴム等も上昇している。
穀物も在庫率が15%台と、
1970年年代初めに酷似しており、
旺盛な需要に供給が追いつけない
小麦、トウモロコシ・大豆の需給もひっ迫(中国、アメリカ)、
米国のエタノールブームの影響、
世界人口の増加等で、原油・食料共に、
「より高いレベルの新たな均衡点」を模索している。

この背景には、
人口30億人の地域(BRICs)の工業化があり、
これまでは8億人弱の成熟化した先進国が、
世界経済を牽引していた時代
(成長しても資源需要増には直結せず)から、
地球規模の工業化への移行期で、
世界経済成長が
旺盛な資源・食糧需要に直結する時代に替わってきた。
つまり、一部に言われている
投機マネーの影響による一時的な原油高騰という現象ではなく、
今後長期的に価格上昇が続くという分析です。

こうした世界的な物価上昇により、
日本では当然インフレ圧力が強まってきます。
格差社会が進行している今の日本が
インフレ局面に突入したら、
と想像するだけでも恐ろしくなります。
こうした傾向を捉えて、
住宅ローンの金利も上昇してきているとのことで、
不透明感が増してきます。

講師の結論は、
「農業・食品産業は先進国産業である」として、
1961年農業基本法に代わる新しい基本法を制定し、
食料・農業・農村の3方面から、
立て直していくことが必要だ、
というものでした。

地球温暖化問題も深刻化してきており、
地球規模でのここ10年間の変化は、
悲観的にならざるを得ません。
我々日本人も含めた先進国の8億人が享受してきた豊かさは、
今後も保障されるとは限らない、
という現実を直視しなければなりませんし、
この変化にどう対応していくのか、
政治の役割も重要です。



●●2008年5月30日●●


「あい保育園廿日市 開所式。 」

朝10時から、
あい保育園廿日市 開所式に出席しました。

友人の経営する株式会社アイ・レンタルが運営する、
0歳児から2歳児までを対象にした定員45名の保育園です。
県内でも株式会社が運営する保育園というのはめずらしく、
保育の民営化のさきがけになる新しい試みといえます。
核家族で共働きのご家庭、ひとり親のご家庭には、
重要な子育て支援サービスですが、
都市部においては十分な対応が出来ていないのが現状です。
私自身も何件かご相談を受けたことがあります。
この株式会社は、
中国地方一円で
企業内保育所(広島大学や鳥取大学等)
を運営しているノウハウがあり、
今日も担当の保育士さんのご紹介がありました。

こうした子育て支援サービスを充実させることが、
少子化対策の一環となりますし、
住みやすい地域になっていくことは間違いありません。
今後もこうしたニーズに的確に合ったサービスを
展開できるよう頑張って参ります。


●●2008年5月31日●●


「広島市立宇品小学校運動会。」

朝8時半から、
広島市立宇品小学校運動会に出席。
昨日からの雨が心配でしたが、
朝から上がって、
絶好の運動会日和となりました。
児童数約950人のマンモス校になった宇品小学校ですが、
体育館の改築工事で運動場も手狭に感じました。

11時半には事務所に戻り、
学生インターンを実施している
NPO法人ドットジェイピーのスタッフとの打ち合わせ。
といっても、
今回も我が事務所のインターンOBが
スタッフになっているので、
2ヶ月ぶりの再会で楽しく話をしました。
この夏も学生インターンを受け入れる予定です。




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