こうじマガジンNO.185 (2008.5.28)  
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こうじマガジン NO.185

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「2008年5月18日から2008年5月24日までのダイアリー」



●●2008年5月18日●●


「南区民スポーツ大会。 」

朝8時過ぎから、
第29回 南区民スポーツ大会開会式に出席のため、
南区大洲のマツダ体育館へ。
9種目を競う年1回の大きな大会です。
私自身は、
ソフトバレーボールを
宇品体協チームでやっています。
なかなか試合に出るチャンスはありませんが、
非常に楽しいしかしハードなスポーツです。

お昼には自主トレ(元宇品コース)。


●●2008年5月19日●●


「農林水産委員会、議長代理。」

朝8時半から、
宇品ベイシティ前にて街頭演説。
10時から会派総会、
10時半から農林水産委員会、
12時から広島県議会スポーツ議員連盟総会。
そして1時半に県議会を出発して、
ホテルセンチュリー21へ。

県議会議長代理として、
「社団法人 広島県養鶏協会通常総会及び
日本鶏卵生産者協会広島県支部通常総会」
に出席しました。
農林水産委員会副委員長として
初めての議長代理です。

この議長代理は、
議長からの祝辞を代読する役割ですが、
県議会の重要性を再認識する機会です。

養鶏業界は、
世界的な飼料穀物の高騰と、
高病原性鳥インフルエンザの脅威で、
経営環境が非常に厳しくなっている業界です。
来賓も亀井 静香衆議院議員や、
佐藤 公治参議院議員が出席され、
国政レベルでも危機的状況の突破に向け
頑張っていることを強調されていましたし、
協会の顧問も
檜山 俊宏元県議会議長が就かれていることなど、
政治的にもかなり活発に動かれている
団体なんだと感じました。

3時過ぎには県議会に戻り、会派総会。
広島県の地域事務所再編問題や、
議会審議の活性化について議論しました。


●●2008年5月20日●●


「会派研修会。 」

今日は恒例の会派研修会に参加しました。
この研修会は、
定例県議会の質問予定者の問題意識に沿って、
それぞれの地元を訪問し、
その課題を共有化しよう
というものです。

今回は東 保幸議員(安佐北区選出)と、
梶川 幸子議員(安佐南区選出)
の計画で実施しました。

朝10時に県議会を出発して、
まず広島市中区にある
「広島県後期高齢者医療広域連合」
の事務所を訪問しました。
さまざまな課題が
全国的に指摘されている制度ですが、
制度内容の問い合わせの激増や、
被保険者証の未達の問題等
説明がありましたが、
負担と給付の問題や
将来的な保険料の試算、
障害者や低所得者の負担軽減をどうしていくのか等、
大きな課題が山積している制度です。
今後もしっかりチェックしていく必要があります。

次に訪問したのは、
安佐南区山本で
里山保全に取り組んでいる
「里山環境保全みどり会」の方々が、
数年かけて整備された「鹿ヶ谷自然道 青原広場」です。
「ひろしまの森づくり県民税」を使った
森づくり事業のスキームにも参加されています(交付額40万円)。
こうした善意の取り組みが
しっかりと軌道に乗るよう、
制度も整備していかなければなりません。

お昼をはさんで午後は、安佐北区へ。
2006年9月の台風13号の被災地を
3ヵ所調査しました。

まずは安佐北区大林町の老人福祉施設 山まゆ、
次に志和工業、
さらに安佐町に移動して、
鈴張川沿いの災害復旧状況を調査しました。
お話の中で印象に残ったのは、
「被災して、いろんな方々の善意が身にしみた」
という言葉です。
本当に困った時に、
手を差し伸べられるというのは、
大事なことです。
中国四川省の未曾有の大地震に
苦しんでおられる方々に何か出来ることはないか、
私自身も日本も考えていかなければなりません。
午後4時過ぎに県議会着。



●●2008年5月21日●●


「 基幹労連広島県本部 「2008 政策制度セミナー」。  」


朝10時から事務所で、
広島港湾振興局の方々が見えられ、
今年度執行予定の事業箇所(南区)
の説明を受けました。

広島港湾振興局の
今年度の全体予算は約103億円、
うち南区関連で約44億円の事業を
行うことになります。
主には廃棄物護岸工(35億円)ですが、
防波堤・護岸整備や維持修繕(約7千万円)等、
広島港の身近な整備も行っています。
広島南道路や中広・宇品線も
5年のうちには完了しますし、
沿線のにぎわいづくりもこれからが本番です。
特に港周辺の整備に
是非とも目を向けていただきたいと、
夢を語らせていただきました。

この5年が勝負になります。
民間の知恵も生かして、
神戸や横浜に負けないような魅力づくりに
全力投球していきます。

午後からは福山に移動して、
まず基幹労連広島県本部議員団会議第4回総会が行われ、
県内の17名の地方議員で構成される議員団の
新役員選出と活動計画が示されました。
その後3時からは、
基幹労連広島県本部 「2008 政策制度セミナー」に参加。

基幹労連とは、
「日本の主要な基幹産業である金属産業のうち、
鉄鋼、造船、非鉄鉱山、航空・宇宙、産業機械、
製錬、金属加工、情報関連・物流産業のほか、
多くの関連業種で働く仲間が結集した産業別労働組合」です。
正式名称は「日本基幹産業労働組合連合会」、
 まさしく日本を支える基幹産業に集う
『キーインダストリー集団』として、
2003年9月9日に誕生しています。
北は北海道から南は九州まで、
全国にわたり構成組織数約730組合(単組・支部)、
25万人の仲間を有する産別組織で、
42都道府県には県本部または県センターを有し、
地方のキーステーションを担っています。
私自身は、
三菱重工労組広島支部の準組織内議員として、
基幹労連に参加させていただいています。

今日は、
1.産業政策を中心とした基幹労連の政策集の説明、
2.外国人労働者に対する基幹労連の考え方、
3.「Co2削減」ポスト京都議定書の
新たな枠組み構築に向けた提言について、
基幹労連産業政策グループ 小出 弘 中央執行委員
よりレクチャーがありました。

終了後は参加者全員約100名で懇親会。



●●2008年5月22日●●


「芸術の役割。 」

春と夏の学生インターン期間中に、
学生たちと勉強している
「ルイス・マンフォード」の思想ですが、
その中で、
芸術の役割について
触れている部分があります。

「芸術の予見力こそが重要だ」、
という指摘ですが、
「(作品には)芸術家自身も全く気づかない
未来の出来事の予言が含まれており、
それが感性ある鑑賞者によって発見される」
というものです。

絵画では、
ピカソやゴッホ、
建築にも目を向けていますが、
文学についても
ドストエフスキーやトーマス・マンを
取り上げています。
先日本屋で見つけた
メルヴィルの「モーヴィ・ディック」も
その一つです。
今夢中になって読んでいますが、
マンフォードは、
自分の片足を奪った抹香鯨を
執拗に追い続けるエイハブ船長を、
「手段と方法においては正気だが、
その目的は狂気」で、
「現代の壊滅的軍拡競争の本質」が
そこに表現されており、
「冷静な叫びと嘆願に
耳を傾けようとしない現代の支配者」を象徴している、
と捉えています。

帆船と手漕ぎボートで
鯨を追いかける狩りのシーンや、
詳細に分析された鯨の生態、
随処に見られる旧約・新約聖書、
ギリシャ神話からの抜粋も、
知的刺激を大いに受けます。
作者のハーマン・メルヴィルは
アメリカ人で1819年生まれ、
1891年に72歳で亡くなっています。

同時代の日本の文学者としては、
夏目漱石が上げられます(1867−1916)。
夏目漱石は、
1904年「我輩は猫である」で
文壇にデビューしています。
メルヴィルとの共通点は、
いずれも哺乳類(鯨と猫)を主人公に仕立て、
人間社会を鋭く分析している点にあります。
「モーヴィ・ディック」の次は、
夏目漱石の作品を読んでいこうと思っています。



●●2008年5月23日●●


「 「文部科学大臣表彰 科学技術賞受賞を祝う会」。 」


植物乳酸菌の商品開発で、
広島大学薬学部副学部長 杉山 政則教授と、
野村乳業株式会社が、
文部科学大臣表彰 科学技術賞を受賞しました。

平成14年から18年まで、
年間5億円で合計25億円の政府資金を
投入して研究してきた知的クラスター創成事業の一つとして、
研究が進められてきましたが、
今回の受賞は大きな成果と言えます。

私は2月25日の代表質問において、
この問題を取り上げ、
「(研究の中心となる)広島県産業科学技術研究所は,
本県における次世代産業の創出や既存産業の高度化
を推進するための基礎的・先導的分野の研究開発拠点として,
平成10年4月にオープンし,
約27億円かけた施設に36名の職員が勤務しているが、
決算書を見ると,
1億6千万円の県からの受託収入が
事業費・管理費に支出されており、
うち人件費が約1億円である。
これは人件費も含め,
施設の維持管理費ということになる経費である。
一方、肝心の研究の方は,
科学技術振興基金の運営事業は約1億円あるが,
その他は,知的クラスター創成事業の約5億円しかない。
つまり,27億で造った施設を
1億6千万円かけて維持しているが,
主要事業である研究活動には,
知的クラスター創成事業がなくなると,
約1億円しか使っていないという異常な状況になる。
私は,これは税金のムダ使い
と言われてもしかたない状況だと感じている。」
と指摘しました。

先日5月19日、
この知的クラスター創成事業に替わる
文部科学省の「都市エリア産学官連携促進事業(発展型)」
の採択を受けたとのうれしいニュースがありました。
事業規模は年間1.8億円の3年間の事業で、
平成20年度から22年度にかけて実施されるとのことでした。
事業規模自体は半分以下ですが、
杉山先生の研究を始め、
継続して事業化に取り組めることになったわけで、
大きな成果といえます。

今回の受賞と、
新たな都市エリア事業の採択と、
うれしいニュースが続きましたが、
具体的な成果を出すのはこれからです。
広島県と広島大学、民間企業が一丸となって、
この3年間で成果を出していただきたいと思いますし、
必要な支援を我々も行っていかなければならないと感じています。



●●2008年5月24日●●


「民主党広島県連 第1回拡大幹事会。 」

午前中は、地域行事に参加し、
夕方5時から
民主党広島県連 第1回拡大幹事会に出席。
山口2区補選の総括や、
今年度行われる予定の地方選挙の状況、
総選挙の見通し等、話し合いました。

私はジョギングが趣味ですが、
逆風というのは少しの風でも敏感に感じますが、
追い風というのは背中で受けるため、
それほど意識することがありません。
選挙も同じことが言えるのではないか、
と思っています。
今民主党には
今までに無いぐらいの追い風が吹いている、
と感じています。
問題はどうやって解散に追い込むか、です。
慎重に、しかし大胆に動いていただきたいものです。




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