こうじマガジンNO.177 (2008.3.26)  

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こうじマガジン NO.177

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「2008年3月17日から2008年3月23日までのダイアリー」



●●2008年3月17日●●

「街頭演説。」

朝8時から、
旭町・出汐交差点にて街頭演説。
久しぶりに
学生インターン2人そろっての
街頭演説となりました。
毎年この時期は
花粉症で苦しんでいていますが、
今年は今のところ
特に問題なくきています。

10時半からは会派総会。
明日の閉会日に備えた意見交換。
午後からは、
翠町にお住まいの方からの
ご相談を受けました。


●●2008年3月18日●●

「2月定例県議会 閉会日。」

約1ヶ月にわたった定例会も、
今日閉会を迎えます。

今回知事が提出した議案は
全部で65議案、
平成20年度予算関連が17件、
条例案が18件、
平成19年度補正予算関連が14件
となっています。
この他、
訴えの提起等の報告が5件
ありました。
議員提出の議案は全部で6議案、
条例案1件、
決議案1件、
意見書4件となっています。
いずれも原案可決でした
(反対したのは共産党のお一人だけで、
知事に批判的な勢力も賛成しています。
国会では考えられないことですが、
この辺りの政治姿勢が
徹底していないところも問題だ、
と感じています)。
これで4月1日からの予算執行が
可能となったわけです。

議員活動をしていると、
この議決の重さを
考えさせられることが
多くあります。
1兆円の予算と、
3万人を超える職員の
生活と仕事内容を決めるわけですから、
当然そこには大きな責任が伴っています。
地方議会に与えられた権限は
議決権です。
これは非常に大きな権限で、
単に無駄遣いをチェックするだけなら、
監査機能を充実させればすむことだし、
行政の円滑な執行を目指すなら、
議院内閣制のように
多数派を行政部門のトップにもっていく
という考え方もあります。
「議決とは何か」
という観点からみると、
憲法に規定された統治機構とも異なるし、
会社法で規定している取締役会とも
全く異なる機能といえます。

最近地方自治体の財政破綻や、
裏金問題等の不祥事が
相次いでいます。
これらの問題は、
現状の地方自治法の枠組みで
対処しようとすると、
「議決権」のあり方を
もっと深く考えてみる
必要がありますし、
それぞれの議会で確立された
議決権行使の仕組について、
もっと研究し
効率的で信頼性の高いシステムを
開拓していく必要があります。
裏金や埋蔵金の問題も、
議会としては
そのチェック機能に
限界があるのも事実です。

こうした諸問題に目を向け、
地方議会の可能性を高めていくこと、
さらにその先には
我々地方議員の法的な位置づけの問題や、
報酬・政務調査のあり方等も含め、
地方自治の理想を追い求めていく必要性
が高まっていると感じています。


●●2008年3月19日●●

「広島市立宇品小学校 卒業証書授与式。 」

朝9時半に宇品小学校へ。
今年の5月から
小学校体育館の立て替え工事がはじまり、
来年の卒業式は
新しい体育館で
行われることになります。
今年は138名が巣立ちました。

午後からは、
広島・地方行政研究所の
季刊誌「市民生活」に
投稿するための原稿を
書きました。
今回は「議決とは何か」
といテーマで、
昨年10月中旬から続いた、
来年度予算に対する活動
についてまとめてみました。

議員の活動は、
@地域での活動や、
いただいたご相談を
的確に処理する後援会活動、
A議会での政務調査活動、
B各種選挙を意識し、
発信を続けていく広報活動
と大きく分類されます。
どれもバランスよく行っていくべき活動ですが、
この度は
A議会での政務調査活動において、
かなり核心に迫る活動ができた
と思いますし、
反省点も多々あります。
そのことを書いていこうと思います。


●●2008年3月20日●●

「ドラえもん「のび太と緑の巨人伝」。 」

午前中は事務所で、
「議決について」
の原稿書き。
午後からは、
子どもたちと
かねてから約束していた
映画ドラえもん「のび太と緑の巨人伝」を、
見に行きました。
漫画ですが、
森と緑の重要性を
ストーリー性豊かに表現していて、
感動しました。
子どもたちも
大変喜んでいて、
こうした映画を通して、
環境問題のことを
意識するようになってくれれば
素晴らしいなと感じました。


●●2008年2月21日●●

「県立広島女子大学卒業式。」

朝9時半には、
県立広島女子大学へ。
毎年参加させていただいていますが、
今日は県立広島女子大学最後の、
そして大正9(1920)年 に設置された
県立高等女学校専攻科
( 1928年 には広島女子専門学校へ)
から引き継がれた88年に及ぶ歴史に
幕を閉じる卒業式です。

赤岡 功学長の式辞は、
いつも楽しみにしていますが、
この学校の設立の経緯を引用した
「チャンスは突然やってくる」
というお話には感銘を受けました。

1928年、
全国で5番目の女子専門学校に昇格できる、
というチャンスは突然訪れ、
文部省の役人は、
生徒たちに突然その場で
ペーパーテストを課したそうです。
当時の生徒さん達は
見事にそのテストに合格、
無事広島女子専門学校に昇格した、
という話です。
さらには
そのインテリとしてのプライドは、
映画「父と暮す」でも、
主人公の宮沢りえの
セリフに託されているそうです。

こうした歴史と伝統を持つ大学が、
なくなってしまうのは残念ですが、
今後は県立広島大学として
引き継がれていくそうです。
4年前、
伝統ある女子教育の火を消すな、
と存続について
同窓会の方々と運動しましたが、
こうしてその日を迎えると
感慨ひとしおです。
前向きに積極的に
時代の流れを生かして
いっていただきたいと思います。


●●2008年3月22日●●

「地裁の決定。」

昨年3月12日に、
広島県議会は、
藤田知事後援会対策費疑惑に絡んで、
1997年の知事選の際、
対策費を渡したとされる
当時の県議17名の実名閲覧を、
広島地検に求めたところ、
不許可とされたため、
広島地方裁判所に
「実名閲覧を許可する」よう
準抗告申立を行いました。

一年余りが経過し昨日、
「県議名閲覧を許可する」
決定が地裁からありました。
我々県議会の主張が
全面的に認められたもので、
歓迎すべき決定です。
広島地検が、
最高裁判所への特別抗告を
行うかが次の焦点ですが、
5日間が期限となりますので
来週にはその結論がでます。

仮に特別抗告しなかった場合は、
地裁の決定通り、
県議名閲覧が許可されるわけですが、
公表までには
まだ2つの問題があります。
これらは準抗告申立書にも
明記してありますが、
一つは
「真相究明に向けた取組」です。
地裁の決定を受け、
暗礁に乗り上げた形の真相究明を、
再度行う取組を
検討しなければなりません。
これをどうやって行っていくのか
ということです。

二つ目は、
「広島県議会個人情報保護条例
に基づく開示情報の適正管理」
という点です。
この条例の適切な適用が必要ですし、
開示に向けては
適正な手続きに基づく必要があります。

こうしたことを適切に処理し、
県民に対して、
県議会の信頼回復ができるかどうか、
今後の進め方が非常に重要です。


●●2008年3月23日●●

「結婚式。」

朝10時過ぎに自宅を出て、
先日心筋梗塞で
突然亡くなられた
窪田 泰三県議の葬儀へ。

12時半からは、
西区古江の結婚式場へ移動。
今年初めての結婚式です。
新郎とは、
彼が高校生の頃から接してきましたので、
感慨ひとしおです。
心温まる
素晴らしい結婚式でした。
今後のお二人のお幸せを
祈っています。




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