こうじマガジンNO.176 (2008.3.19)  
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こうじマガジン NO.176

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「2008年3月10日から2008年3月16日までのダイアリー」


●●2008年3月10日●●

「予算特別委員会参考人意見聴取。」

朝8時から、
段原交差点にて街頭演説。

9時過ぎに、
本日の広島県議会予算特別委員会において、
民主県政会として参考人をお願いしている
渡辺 一雄広島大学名誉教授
のご自宅にお迎えに向いました。
今日は渡辺先生も含め、
5人の参考人から
意見聴取を行う予定です。

渡辺先生のご主張の概要は、
「医療と健康、心と脳、環境が世界的な緊急課題」とし、
被爆地として
「人の命とその大切さを世界にアピールすべきだ」
というもので、
自然環境に恵まれた県内の農林水産業や、
衣食住の魅力もさらに発信し、
その上で
「ヒトと生き物の未来館」
のような施設を、
広島市中区の広大本部跡地や
市民球場跡地に設置するよう
提案されました。
「最先端の医療や自然環境についての知識を展示、
教育する拠点にしてほしい」
とのことでした。
広島への思いと、
熱い情熱が伝わってくる
すばらしいご意見だったと思います。
この構想を具体化していくには、
たくさんのハードルがあることは事実ですが、
確かに、
夢が必要と主張される議員も有識者も
たくさんいますが、
具体的に広島の夢を
提示されたということは
今までになかったことだ
と思います。

今後も引き続き、
この夢を
私自身も追いかけていきたい
と思います。


●●2008年3月11日●●

「予算特別委員会。」

朝10時半から、
予算特別委員会が始まりました。
残念ながら私は委員ではないので、
傍聴するしかありませんが、
同じ会派の新人議員も
今回始めて質問に立つ、
ということで、
できるだけ傍聴しよう
と思います。

県議会の予算特別委員会は、
その一部約2時間(午前午後1時間づつ)
が3日間にわたって、
テレビ中継されます。
妙な緊張感がありますし、
私自身先輩議員から、
「始めての質問は非常に大事だ」
とプレッシャーをかけられた
記憶もあります。
執行部の皆さんも、
「いったいどんな議員なんだろう」
と思われているでしょうし、
質問にはその議員の問題意識や、
スタイル・個性・理念・人間性
といったものが、
いやおうなく表現されます。
そういった意味では
新人議員にとって、
非常に重要なデビュー戦である
ことは間違いありません。
今日は我が会派の
桑木 良典議員(三原市、民主県政会)
が質問されました。
新人ながら非常に落ち着いた感じで、
好印象でした。

自らの反省も含めて、
できるだけ傍聴したいと思います。


●●2008年3月12日●●

「第60回 宇品中学校卒業証書授与式。」

朝9時半に宇品中学校へ。
宇品中学校卒業証書授与式
に参加しました。

今年の卒業生は214名。
毎年楽しみにしている行事です。
3月1日にあった皆実高校の卒業式は、
それぞれ進路も
ほぼ決まっていたと思いますが、
公立高校の合格発表は
明日とのことで、
気持ちは複雑でしょう。

校長先生とは、
定員内不合格の話をしました。
公立高校では、
定員に満たなくても不合格とする方針で、
中学浪人という現象が起こっており、
送り出す中学校の側では心配だそうです。
一方高校側は、
無理して入学させると
授業が成り立たなくなるなどの弊害があり、
厳しく対応する方針です。
選抜?(定員の調整も含め、
入学のためのラストチャンス)
の仕組みもありますが、
このあたり改善が必要な部分です。

セレモニーのクライマックスは、
卒業生退場の部分です。
宇品中学校では、
レベルの高い吹奏楽部が毎年、
ユーミンの「卒業写真」
で見送ります。
この音色が心を打ちます。
思春期のこの思い出を、
是非大切に
憶えておいてほしい
といつも感じています。

午後からは、
予算特別委員会の傍聴。
4時からは、
三菱重工労組広島支部で打ち合わせ。


●●2008年3月13日●●

「社会福祉法人 広島県肢体障害者連合会
       社会就労センター セルプ宇品。」

朝10時に、
宇品東六丁目にある
「社会福祉法人 広島県肢体障害者連合会
 社会就労センター セルプ宇品」
を訪問しました。

三菱重工労組広島支部が、
空き缶のプルトップ回収に
取り組んでおられ、
数年かけそれが一定量になったため、
車イスがいただけることになり、
この度「セルプ宇品」に
贈呈しようということになりました。
その打ち合わせと、
]障害者自立支援法の抜本的見直し
に向けた緊急措置として、
来年度も約16億円が
予算計上されていますが、
そのことに関連して
ご相談をいただきました。

障害者施設の現場は、
同法の施行以来
収支のバランスが崩れ、
経営状況が
非常に厳しくなってきています。
障害者の方々の生活自体も
厳しくなってきており、
その対策が急務です。
今の法律の枠内で
なんとか対応しようと、
現場の皆さんは
必死で頑張っておられます。
私自身その声に、
少しでも答えられるよう
頑張って参ります。


●●2008年3月14日●●

「会派総会。」

朝10時から会派総会。
今日は、
予算特別委員会の最終日で、
質問終結後採決が行われるため、
意見交換を行いました。
3時半ごろには終了し、
夜は会派の意見交換会(鯉城会館)。


●●2008年3月15日●●

「広島県立広島南特別支援学校(2)。」

朝7時に自宅を出て、
朝起き会記念大会に出席のため
グリーンアリーナへ。
10時半過ぎに終了後、
事務所へ。

午後1時からは、
広島県立広島南特別支援学校PTAの皆さんと
意見交換会(広島県社会福祉会館)。
松本 大輔衆議院議員と出席し、
学校運営等についての現状
をお聞きしました。
「手話のできる教員を配置して欲しい」
という切実なご要望を抱えておられます。
聴覚障害児教育に手話は不可欠、
と素人目には思いますが、
教員の配置には手話は必須、
という考え方は
教育委員会にはありません。
この辺りの認識の違いから
あらためていく必要がある、
というのが保護者の皆さんのご意見です。

今後ともこの問題には、
しっかりと取り組んで参ります。
午後5時過ぎからは、
宇品ブロックの保護司会(宇品東会館)。


●●2008年3月16日●●

「 「天璋院篤姫」宮尾 登美子著(2)。 」

昨日は早く休んで、
今日は早朝自主トレ(元宇品コース)。

1月後半から読み進めている
「天璋院篤姫」(宮尾 登美子著)が、
面白くなってきました。
2月ごろ、
ミステリーが無性に読みたくなって、
途中、
「誰か」(宮部 みゆき著)
を手にとって、
一気に読み終えました。

その後代表質問等で、
手につかなかったわけですが、
最近読み進めています。
NHKの大河ドラマも、
原作とは異なる部分があったり、
演じる俳優の個性に
ストーリーを脚色したりで、
どちらが事実に近いのか戸惑います。

黒船来航から明治維新にいたる激動期を、
大奥という場所から見るとどうだったのか、
という視点は、
民主主義社会で暴力が完全に否定され、
議会という慣習と
その手続きの中でぶつかり合い、
時代が流れていく現代社会にとって
大変参考になる、と感じています。
価値観のぶつかり合いと権力闘争が、
感情や表情を殺しながら
静かに静かに進行していく、
まさに今の政治状況と似ている、
と思います。
大いに参考にしていきたいと思います。




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