こうじマガジンNO.155(2007.07.31)  
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こうじマガジン NO.155


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「2007年7月11日から2007年7月20日までのダイアリー」


●●2007年07月11日●●

「広島カキの衛生処理」

昨日は、午後5時半ごろ、県議会の控室に
出汐町にお住まいで、カキの衛生処理の専門家の方と、
そのご友人が訪ねてこられました。
「広島カキの衛生処理に問題がある」とご心配されています。
水揚げされたカキは、まず衛生処理されます。
細菌やウイルスを除去するのが目的ですが、その方法にはいくつかあるそうです。
カキの鮮度やうまみを維持しながら、その目的を達成するためには、
紫外線(UV)処理が有効で、宮城県のカキ業者の場合これが常識になっているそうです。



一方広島カキの場合、塩素処理が主流で、このことが問題だという指摘です。
塩素は人体に有害なばかりでなく、トリ・ハロ・メタン等の有害物質に変質して
海洋汚染の原因にもなるそうです。
理由はUV処理に比べて、コストが抑えられることですが、
広島カキの競争力がこのことにより、低下していると指摘されています。
今後とも様々なご意見を聞きながら、調査していきたい問題です。

「食の安全安心」は大事な政策課題です。
広島県の特産品でもあるカキ養殖業の振興という観点からも
研究して参りたいと考えています。

10時には、南区丹那町のお世話人の方々と意見交換。

午後2時には、今後の後援会活動についての打ち合わせ。

夜は後援会の方々と、東広島市で会食。




●●2007年07月12日●●
「参議院選挙(3)公示日」

朝9時には、広島市中区国泰寺町にある
「佐藤 こうじ」さんの選挙事務所へ。
今日から選挙期間中になりますので、私のブログでも
選挙に関する記事は控えなければなりません。
選挙期間が17日間と長いので、この間何が起こるかわからないといった感じです。
昼休みに自主トレ(マシン)。

夜7時からは、宇品学区でお世話になっている方のお通夜に参列。



●●2007年07月13日●●

「『悪霊』 ドストエフスキー」

昨年から挑戦しております、ドストエフスキーの代表3部作、
「罪と罰」、「カラマーゾフの兄弟」、そして「悪霊」を読破する目標ですが、
最後の「悪霊」が佳境に入ってきました。

ロシア革命前夜の、不安定な社会の中で、
世界革命を目指す若者たちの悲惨な末路を描いています。
3部作ともそうでが、ドストエフスキーは、ロシア貴族の心理的葛藤や
精神的苦痛を描きながらも、ロシア民衆のロシア正教への厚い信仰心や、
大地に繋がる生き方に、シンパシーを感じているように思えてなりません。

19世紀末のロシアの風景が、21世紀初頭の日本と重なっていく、
特に心理的な描写は、今より優れているのではないかと感激しながら読んでいます。
テーマは、児童虐待や親殺し、陰謀や密告、その果ての自殺や、
それに見せかけた他殺、テロの決行と、暗いものばかりですが、
今の日本の状況に良く似ていると感じています。



●●2007年07月14日●●

「台風4号」

7月に日本列島を襲う台風としては、強大な台風4号が近づいてきています。
どうも九州に上陸して、四国沖のコースを通るようで、
広島にはそれほど強い影響はないと思われますが、心配です。

私の地元宇品は、台風になると、高潮による浸水被害が深刻です。
この危機管理は私の仕事だ、と考えていますが、
大自然の脅威には、万全ということはありません。

平成11年9月、県議に初当選した年に
台風18号により、宇品海岸一帯が浸水被害に見舞われました。
その時、被害現場の復旧のお手伝いをしていると、
被害世帯の方から、
「あんた、浸水対策に全力で取り組む言うとったのに、これじゃ。どうしてくれるん。」



とお叱りを頂いた時のくやしさは、今でも忘れられません。

毎年の予算で、宇品地区の高潮対策をチェックし、
弱い箇所の早期整備を訴え続けています。
また、万が一浸水した際に、世帯被害を最小限に抑える方法等、
当局と議論を重ねています。
宇品内港地区の埋立ても完了し、後は港湾施設部分からの浸水を抑えられれば、
ほぼ万全と考えています。
今晩から明日朝にかけて、今回の台風4号が広島に最接近するようです。
大きな被害が出ないことを祈るばかりです。



●●2007年07月15日●●

「第14回 宇品少年ソフトボール大会」

朝8時から宇品小学校で、第14回 宇品少年ソフトボール大会
に参加しました。
台風の影響で開催が危ぶまれていましたが、
台風一過、風は強かったですが、時間通り無事に開会式が出来ました。
市内各地からの16チームが、優勝を争います。

11時からは、NPO法人ドットジェイピーが主催する
学生インターンプログラムの二次面接。
今年は前回同様、3名の学生を受け入れる予定にしています。

夕方子どもたちと自主トレ(元宇品コース)。



●●2007年07月16日●●

「新潟県中越沖地震」

午前中は、支援する参院選候補と、南区を街宣。
久しぶりに街宣カーでマイクを握りました。
予想以上の反応でした。

この間、新潟県では大変なことが起こっていました。
阪神大震災並みの大きな揺れを観測したとのことで、
心配しながらテレビの報道に見入っていました。

午後は、宇品学区の町内会長のお宅へ。
兵庫県立粒子線医療センター(ガン医療の最先端をいく医療施設)の、
ご説明をいただきました。
会長ご自身が、このセンターでガンを根治した経験から、
こうした施設を是非とも広島に、と熱心に取り組まれておられます。



●●2007年07月17日●●

「因島」

参議院選挙期間中であるため、恒例の街頭演説は投票日まで出来ません。

午前中は事務所で原稿書き。
昼休みを利用して、自主トレ(大芝水門コース)。

3時からは農林水産委員会正副委員長勉強会。

6時からは、20年間にわたりお世話になっている
因島のH会長と南区内で懇親会。

H会長は因島から大阪に丁稚奉公に出て、
一代でヤング産業鰍設立された創業経営者です。
ヤング産業鰍ヘ、革小物(ベルトやカバン)では国内のトップ企業で、
リーバイスやトロイといったブランドで、生産しています。
生まれ故郷の因島には、工場を建設され、
因島への思いが非常に強い経営者です。
会長のお陰で、ポパイアンドオリーブの商標で有名な
キングフィーチャズの会長や、潟oイダイの会長とも
親しく接しさせていただいたりと、いろんな意味で勉強させていただいております。
70歳を迎えられるにあたり、因島を活動の拠点にされるということ、
具体的には、リゾート開発と、農業で地域に貢献したい
という熱い夢を語っておられました。
因島の人口は2万5千人を切ったとのことで、たいへん苦戦されているようですが
年に2度は訪問させていただいているリゾートは
是非とも成功させていただきたいと思います。
楽しく有意義な時間を過ごさせていただきました。



●●2007年07月18日●●

「未来都市フォーラム」

「未来都市フォーラム」という勉強会を立ち上げようと準備しています。
「今、人間にとって、最も住みやすい(生活しやすい)、都市とは何か」
を研究していきたいと考えています。
当然、広島市を念頭においていますが、
様々な切り口から分析をしていきたいと思います。
これから、設立に向けてのご相談に、
企業訪問をスタートしていきたいと考えています。
その成果を世に問えるようなものにしていきたいと、
気合を入れています。



●●2007年07月19日●●

「農林水産委員会、政策条例検討委員会」

朝10時から会派総会。
10時半からは、農林水産委員会。

談合疑惑や天下りで問題となった緑資源機構を、
今年度一杯で廃止する方針を農林水産省が打ち出しています。
当然とるべき処置だと思いますが、
広島県にも現在着工中のスーパー林道が島根県境沿いにあります。
進捗率約70%で、残区間が約20q近くあり、完成までに必要な費用は
190億円とのことです。
機構廃止後は、こうした事業はどうするのかが問題です。
早速関係する知事が連名で、国に要望書を提出したそうです。
つまり、残事業については、
国直轄で責任をもって完成させるように、という内容です。
国のほうでは、今後は自治体(県)が、
事業の必要性も精査の上、取り組むように、
という方針を打ち出しているからです。
この問題は、先日ご報告しました
細見谷林道問題も絡んでおり、
私自身は県に事業が委ねられた場合には、
即刻中止という判断をすべきである、と考えています。
単に予算の問題ではなく、談合が行われた疑いがあることや、
特に細見谷については、環境保護の観点からも、
これ以上事業を進める必要性は感じないからです。
早い時期に結論を出さなければなりません。

昼休みには、日華友好促進議員懇話会の総会。
1時半からは、政策条例検討委員会。
この委員会は議長の諮問機関として、
議員提案による条例制定に道を開いていこう、
というもので、交渉会派(5人以上の議員で構成される会派)
の代表5人で構成されています。
3時からは、後援会活動についての打ち合わせ。
5時からは、学生インターンの二次面接と続きました。



●●2007年07月20日●●

「宇品東学区」

今日は、一日中激しい雨。
「未来都市フォーラム」の構想や、
原稿書きに当てました。

夜は、今回の選挙でお世話になった、
宇品東学区の皆さんと
懇親会(宇品東の「ほの湯」にて)。
地域の様々な問題について、
お話しました。

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