こうじマガジンNO.157(2007.08.24)  
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こうじマガジン NO.157


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「2007年8月1日から2007年8月10日までのダイアリー」


●●2007年08月01日●●

「広島県議会『民主県政会さらなる飛躍へ』の会」

朝8時から、宇品ジャスコ前にて街頭演説。

今日から学生インターンがスタートしました。
比治山大学の柚江君、広島大学の木村さん、修道大学の石崎さんと、
今年は3人を受け入れることにしました。
街頭演説ではビラ配りを手伝ってもらいました。
終了後は、9月一杯まであるインターン期間中の、
スケジュール作成とオリエンテーションを行い、県議会へ。

2時からは広島大学の関係者の方々が見えられ、
産学官連携のあり方等について意見交換しました。

そして、今日は会派の大事な行事である、
広島県議会「民主県政会さらなる飛躍へ」の会、
が全日空ホテルで開催されました。
4月の県議選で10人から15人に増えたわが会派、
民主県政会のパーティです。
300名近い方々にお集まりいただきました。
ご期待にお応えできるよう全力で頑張って参ります。



●●2007年08月02日●●

「台風5号」

台風5号が接近しています。
今回の台風は、最接近時刻が今夜未明と、
ちょうど広島港の満潮時間を重なるため、
高潮被害が非常に心配です。
防潮扉は全部ちゃんと閉めてあるか、故障箇所はないか、
もう一度確認を当局にお願いしました。
今までの経験から、港湾施設部分の防潮扉が一ヵ所でも決壊すると、
そこから大量の海水が流れ込む、というケースが多いからです。
宇品地区は埋立が進み、高潮対策も進んできましたので、
心配なのはこの防潮扉の故障からくる決壊です。
今日は深夜まで心配しながら、台風情報に集中してみます。



●●2007年08月03日●●

「9月補正予算ヒアリング」

午前中は、事務所で原稿書き。

午後1時半からは県議会で、当局から9月補正予算のヒアリング。
昨年度から続いていた法人二税の伸びが鈍ってきています。
原油等のコスト高が、収益を圧迫している、
つまり増収減益という状態だ、と説明を受けました。
このコストが上がった分が、価格に転嫁され始めると、
インフレ局面になってきます。
さらに財政的には引き締めていく、というのが定石ですが、
格差問題や、福祉関係の予算は上昇傾向にあることは
間違いありません。
ますます厳しい財政運営になる、と少し暗い気分になりました。

9月補正全体では、いわゆる公共事業が全くないということで、
これは今までで始めてのことです。
緊急を要する災害復旧事業すらない、とのことでした。
このことはいったい、いい傾向なのか考えさせられます。
今後の財政収支見通しも、約600億円の毎年の財源不足額を
どう埋めていくか、が最大の焦点です。
いつになったら、前向きなビジョンが描けるのか、と感じています。

夜は、学生インターン3名の歓迎会。
OBのインターン生も集まって、楽しいひと時を過ごしました。



●●2007年08月04日●●

「三菱広島フェスティバル」

午後2時から、太平洋戦争の真実を学ぶ会
「レイテ決戦から学ぶ教訓」 
講師 樋口 晴彦氏(警察大学校主任教授)
に参加しました。

このレイテ決戦の段階では、日米の戦力比(海軍)はほぼ互角だった
ということと、稚拙な作戦計画や、必要以上の艦隊保全主義、
航空機搭乗員の無用な消耗と教育不足、という数々の問題点を指摘され、
失敗の原因を簡潔に説明いただきました。
こうした研究はもっと掘り下げて、
いろんな分野で生かしてけるはずだと、感じています。

5時半からは、観音にある三菱構外グランドで開催された、
「第26回 三菱広島フェステバル」へ。
三菱重工労組広島支部主催のイベントです。
ものまね芸人の「ちゃぁみぃぃ聖子」や、「テツandトモ」といった
アトラクションの後、大抽選会。
多分何千人もの方々が見えられていたと思います。
やはり、大企業はすごい、と感激したイベントでした。



●●2007年08月05日●●

「南区子ども会連合会 球技大会」

朝8時から、南区子ども会連合会主催の
夏季球技大会の開会式出席のため、
向洋新町の東部浄化センター運動広場へ。

子どもたちの元気な姿に刺激され、
会終了後は自主トレ(元宇品コース)。
今日は快晴で、気持ちのいい一日でした。

お昼にお見舞い1件、
来客1件。



●●2007年08月06日●●

「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」

昭和20年8月6日の原爆投下から、62回目のこの日がやってきました。

朝4時起床、5時には皆実小学校体育館で行われる朝起き会へ。
今日は、演壇にも立たせていただきました。

6時前には会場を出て、平和公園へ。
学生インターン3名と、国際会議場前で待ち合わせて、
6時15分から、広島戦災供養会の式に参列。

広島戦災供養会とは、
「昭和30(1955)年7月に、現在の原爆供養塔が完成したのをきっかけに、
各所に散らばっている遺骨の収集が進められ、
昭和30年末頃までに氏名不詳の遺骨約7万柱、
遺族がわからず氏名の判明している遺骨2,432柱が納められました。
現在(2006年7月時点)、氏名が判明しながら
遺族のわからない遺骨は、826柱納められています。」
とのことでした。
これだけテレビやネットといった情報網が発達したのにもかかわらず、
氏名が判明しながら遺族がわからない、ということがあるのか、
といつも感じています。

今まで市議として2回、県議として9回参列していますが、
式の最中に雨が降ったのは今日が初めてです。
7時半には終了し、平和公園内へ移動。
8時からは安倍総理も出席しての、
「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」に参列。
雨上がりということもあり、例年に比べて涼しく感じました。
9時ごろ終了。
広島市選出の議員であるかぎり、この日程は、想像力を働かせ、
当時の惨状を思い描きながら、祈りを込めて過ごしていく義務がある、
と考えています。
式典終了後の記者会見で安倍総理が、先日7月31日のブログでも取り上げた、
「原爆症認定基準の見直し」について、一年以内に見直す、
という前向きな発言をしたようです。
実現できるよう是非頑張ってもらいたいものです。



●●2007年08月07日●●

「ルイス・マンフォード勉強会」

朝8時から、学生インターン3名も参加して、
皆実町六丁目交差点にて街頭演説。
約40分間でしたが汗だくになりました。

終了後は、恒例となっておりますアメリカの思想家、
ルイス・マンフォードの勉強会。
これはマンフォードの思想に関する解説書を、
各章ごとにインターン生が担当して、
その内容をレジメとともに発表する、という輪読形式の勉強会です。
前回の春のインターンは選挙前ということもあり、できませんでしたので、
久しぶりの勉強会です。
「技術と人間」、「都市の文化」、「権力のペンタゴン」といった
マンフォードの代表的著作を学んでいくわけですが、
何回やっても知的刺激を受けます。

午後は県議会で、7月11日のブログでも取り上げた、
「カキの衛生処理」について意見交換しました。
その後東京からの来客一件。
興味深いビジネスの情報をいただきました。



●●2007年08月08日●●

「会派総会」

朝10時から、学生インターン3名と、西区井口明神の
広島・地方行政研究所の山口 氏康理事長宅を訪問、
ご指導を受けました。

午後3時からは、県議会にて会派総会。
議題は、「政務調査費等の使途基準について」です。
県議会では、各会派の代表者で構成する
議会改革推進委員会の下部機関として、政務調査費等検討部会を設置し、
政務調査費や費用弁償のあり方等について、大きく見直すこととしています。
9月定例会では、まず政務調査費の使途基準について一定の方向性を示す、
ということで、会派での意見交換を行いました。
終了後は懇親会。



●●2007年08月09日●●

「議会報告」

午前中は主に原稿書き。

今日は4時からの三菱重工労働組合広島支部執行委員会で、
議会報告のお時間をいただくことができました。
「常に発信すること」が地方議員にとって最も大事な仕事、
と考えていますので、こうした議会報告の場をいただけることには感謝です。

街頭演説やその際手配りするレポート、
定期的に郵送する議会報告、
ホームページ、
ブログ、
メールマガジンと、
可能な限りの手法で、発信を心がけています。
15分と短い間でしたが、貴重な機会をいただきました。



●●2007年08月10日●●

「知的クラスター創成事業」

先日、知人から連絡があり、
「今、広島大学の社会連携事業のお手伝いをするコーディネーター
ということをやっていて、広島県との関係で相談したいことがある」
ということでした。
お会いしてお聞きしたところ、
かつて「こうじマガジンNo23(2002.4.1)」でも取り上げた、
文部科学省の「知的クラスター創成事業」についてのお話でした。

この事業は、全国10地域で実施し、
年間6億円(5年間で30億円)の補助金を受け研究を進める事業です。
知的クラスターとは、「大学等の公的研究機関を核とし、
地域内外から企業等が参画することによって
連鎖的に新事業や新規起業が創出される技術革新システム」
のことをいいます。
広島県では、バイオ関連の研究を中心に指定を受け、
現在2002年から5年が経過し、今年度以降も引き続きと思いきや、
この4月ごろ残念なニュースが飛び込んできました。
広島県がこの知的クラスター事業の採択からはずれた(次点)、
というものです。
5年間で30億円の研究資金が無くなるわけですから、
打撃が大きいわけで、ショックを受けました。
しかし、来年度に向けてもこの採択は予定されており、
競争は非常に厳しいが、取るという覚悟で臨みたいので、
広島県とその策をしっかり練っていきたい、
というのがご相談の内容でした。

今日は広島県の商工労働部と、
広島大学の社会連携担当教授と意見交換の場を持ち、
近々に、来年度採択に向けての研究会を立ち上げることで、
一歩前進しました。
是非実現していただきたいと思います。
議会としても必要なバックアップを検討していくよう働きかけて参ります。

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