こうじマガジンNO.151(2007.6.21)  
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こうじマガジン NO.151


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「2007年6月1日から2007年6月11日までのダイアリー」


●●2007年06月01日●●

「松岡農相の自殺」

今週は、このニュースから始まりました。
本当に驚いたわけですが、
その意味や影響をどう捉えていいのか、
わからぬまま週末を迎えています。

私もちょうど広島県議会の農林水産委員会に
所属しておりますので、
「農林族のドン」と言われていた松岡農相の自殺は、
無関係ではない、と感じています。

先日もご報告いたしましたが、
広島県の農林水産予算は444億円。
うち公共事業分は約300億円で、
その半分あまりは国庫からの補助金です。
問題となった緑資源機構からの補助金も
含まれているでしょうし、事業も進められています。
しっかりと調査をしていきますが、
この農林水産関係の公共事業には
まだまだ問題があるかもしれません。
444億円かけて1000億円の生産額、
公共事業も300億円近くに上る、
というのはどう捉えるべきなのか、
考え続けなければなりません。
自立した農林水産業にしてくためには、
どうすればいいのか、大きなテーマですが
挑戦していきたいと思っています。



●●2007年06月02日●●

「宇品小学校運動会、『命のライブ』」

体育館の改修工事が秋口から始まるため、
宇品小学校の運動会が時期をずらし今日行われました。
心配していた雨も上がり、曇り空でしたが何とか持ちました。
4月に入学したばかりの1年生も元気に頑張っていました。

午後からは、安佐南区民文化センターに移動して、
「命のライブ」に出席。
「重大な怪我や病気を体験され、
困難に立ち向かっている3人の方のライブを通じて、
ひとりひとりが、命について考え
生きる力、勇気を得て欲しい」
というのが、主催者の方々のメッセージです。

私も賛同者の一人として、参加させていただきました。
前にもご紹介した
歌手の「あどRun太」さんのご縁ですが、
落語、講演、コンサートと 時間を忘れて
聞かさせていただきました。
明日に向って勇気の出る、メッセージの強いライブでした。
こうした活動には、積極的にお手伝いをして参りたいと思います。



●●2007年06月03日●●

「宇品御幸松グランドゴルフ、宇品東学区敬老会」

朝9時から、みなと公園にて、
宇品御幸松グランドゴルフ大会に参加。
私はゴルフはしませんが、
このグランドゴルフも結構奥が深いスポーツです。
早朝、各地で楽しんでいる光景を見かけますが、
プレー中にはかなり歩くことになりますので、
地域スポーツとしてさらに普及していけば
と思っています。

途中で失礼して、
11時前に宇品東小学校へ。
今日は宇品東女性会主催の
学区敬老会に参加します。
200名近い高齢者が、
体育館に一堂に集まる恒例行事です。
今年は白寿(99歳)の方が、
学区で2名いらっしゃるとのことでした。
余興も、定着してきた「宇品みなと太鼓」の皆さん、
民謡、居合道の演舞等、多彩で、
私も楽しませていただきました。
年金問題や医療制度改革も含めて、
高齢者福祉は転換点に立っていると感じています。
地域での福祉活動をしっかり守っていくというのも、
議員の大事な仕事だと考えています。



●●2007年06月04日●●

「会派事務局会議」

朝8時から、宇品ジャスコ前にて街頭演説。
今日は南区在住の学生インターンのOBも
参加してくれました。

午後2時からは、会派事務局会議。
6月定例会に向け、課題を検討しました。

新球場建設への負担金(11.5億円)や、
広島市の福祉医療費公費負担事業
への県補助金の削減案(約6億円)、
そして知事後援会問題等、
6月定例会としては、難問山積です。
県民視点で、的確に対応していきます。

夕方は、
自主トレ(大芝水門コース)。



●●2007年06月05日●●

「参観日」

今日は小学校に通う二人の子どもの参観日です。
ここ一年、選挙等で全くかまっていませんでしたので、
久しぶりに学校に行ってみました。

下の子(小学校2年生)の授業を見ました。
算数・国語・体育(水泳)を見学しましたが、
熱心に学んでいる姿に、
私自身も一緒になって笑ったりして、
小学校時代にタイムスリップしたような感じでした。
プールもまだ水は冷たいと思いますが、
みんな元気に頑張っていました。
何を学ぶのか、というのも重要ですが、
先生の言うことを良く聞いて、
元気に、友達となかよく過ごしていってくれれば
と感じた一日でした。



●●2007年06月06日●●

「悪さの連鎖」

朝4時過ぎに起床後、朝起き会へ。
演壇に立たせていただくため、
5時のスタートに遅れるわけにはいきません。

本日のご指導は、「悪さの連鎖」についてでした。
いわゆる「割れ窓理論」のことですが、
わかりやすい説明をされていました。
制服着用の学校で、
ホックをはずすのを注意しなくなると、
次に第一ボタンをはずすようになる、
さらに第二ボタン、第三ボタンと「悪さの連鎖」が続いていく
というものです。

「割れ窓理論」は
1980年代のニューヨーク市で、
地下鉄にも乗れない荒れた街を建て直すのに、
落書きや割れた窓を放置するのが悪い、
という反省から、取り組まれた活動で、
効果は実証されています。
教育においても同じ現象が起こるというのがポイントで、
「物分りのいい大人」が多すぎるのも問題だ、
と指摘されました。

朝6時に終了後は、天気も良かったので、
久しぶりに早朝自主トレ(元宇品コース)
を行いました。

午前中は、事務所で原稿書き、
午後3時からは、会派幹事会に出席。
6月定例県議会に提出予定の
補正予算、議案等の説明を受け、
その後、政務調査費のあり方、
会派運営について、
知事問題等を議論しました。
終了後は懇親会。



●●2007年06月07日●●

「世話人会」

今日は朝から、
主に南区の東部地区の世話人の方々と、
似島に行きました。
今後の活動計画や、情報交換、懇親が目的です。
天気も良く、すがすがしい一日でした。
南区の各地区対抗で、
グランドゴルフ大会でもやろうか、
という話になっています。
組織づくりも、一歩一歩行っていきます。



●●2007年06月08日●●

「原稿書き」

朝9時には県議会の控室へ。

季刊の「市民生活」への原稿を仕上げるためです。
今回は、「広島県の農林水産業」というテーマで書きました。
松岡農相の自殺で、クローズアップされた
緑資源機構の談合問題や、非効率な公共事業、
補助金漬けの実態等、問題が多いと感じているからです。

一方で、企業体による農業への進出で、
成功している事例もあります。
4年前に県外調査で訪問した、
北海道札幌市近郊の神内ファームです。
こうした新しい事例も含め、
半日かけて原稿を書きました。
またホームページのほうにもアップしたいと思います。



●●2007年06月09日●●

「ブレイブハート」

私の好きな映画の一つです。
先日イングランドに短期留学した学生インターンが
「感動しました」と熱く話してくれました。
私が留学に際して推薦した映画だったわけですが、
もう一度観てみようとビデオを借りたわけです。

ウィリアム・ウォレス。
中世のスコットランドの英雄が主役です。
スコットランドの独立を目指して、
イングランドと戦うわけですが、
貴族に裏切られ、処刑されるという展開です。
主演のメル・ギブソンは、この作品で監督も兼ね、
アカデミー監督賞を受賞した大作です。
自由を求め戦う姿には、共鳴しますし 感動します。
すぐに自らに重ね合わせるのが悪い癖ですが、
熱い思いや志を常に忘れてはならない、
と感じました。
スターリングの戦いの直前、
ひるむスコットランド軍の前でのウォレスの演説は、
いつ観ても最高です。



●●2007年06月10日●●

「出島地区産廃処分場勉強会」

朝10時に、元宇品ベイサイドパレスマンションの集会室へ。
今日は、処分場設置工事の時間延長について、
当局(広島港湾振興局)より説明がありました。
従来工事時間は、8時から5時までとされていましたが、
日出から日没まで、という公有水面埋立法に
規定されている工事時間にのっとって、
最大で朝7時から夜7時までに延長する
(最大3時間の延長)というものです。

この工事は、当初平成18年度には
廃棄物受入予定でしたが、
談合事件や予算不足の影響で、3年延期され
平成21年度後半から廃棄物受入の予定です。

現在は
護岸部分のケーソン・ブロックの据付工や、
遮水工が行われており、
若干遅れ気味とのことでした。
全体で約400億円の大工事ですが、
課題は山積です。
「処分場内部の海水は外に漏れない」
という前提ですが、
内部の水位を、外部海面より低くすること
(処分場内の水位は管理水位といって、
干満に関係なく維持されることになっています)や、
廃棄物の搬入方法については、
現在海上搬入が予定されていますが、
積出施設が予定されている
五日市地区の地元合意は取れていない
と聞いています。

さらに、埋立処分が必要な廃棄物自体が、
リサイクルやリユースの普及で、減少しているなかで、
廃棄物受入期間10年(10年で処分場を閉鎖し、
緑地として整備するということ)
という約束は守られるのか、という長期的な課題もあります。
こうした問題への対処も含めて、引き続き監視が必要です。



●●2007年06月11日●●

「細見谷林道問題」

朝8時から、皆実町六丁目交差点にて街頭演説。
次第に暑さを感じるようになりました。
夏が近づいている実感です。

終了後、なかなか直らない右足甲の傷治療のため、
同級生が開業している皮膚科で受診。
同級生には医師がたくさんいますが、
診療してもらうのは初めてです。
非常に心強く思いましたし、
私も頑張らねば、と思いました。

午後からは、
柴崎みちこ県議(広島市西区)と、
細見谷林道問題についての勉強会を行いました。
談合問題で揺れる 緑資源機構が事業主体で、
この地域一帯の自然を守るべきと、
建設反対運動も起こっています。
いかに廿日市市の要望が強いとはいえ、
談合問題や環境問題への県の感度は鈍い、
と感じています。
さらに勉強して参ります。

夜は自主トレ(大芝水門コース)。


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