こうじマガジンNO.149(2007.5.28)  
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こうじマガジン NO.149


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「2007年5月10日から2007年5月19日までのダイアリー」



●●2007年05月10日●●

「5月臨時会 二日目」

臨時会二日目は、
常任委員会の所属等と、
議案の議決が主な議題です。

私は、農林水産委員会の副委員長となりました。

夜は、南区子ども会連合会の総会及び懇親会。



●●2007年05月11日●●

「三菱重工広島製作所 工場見学」

今日は、今回の県議選において、
準組織内議員としてご推薦いただいた
三菱重工広島製作所の工場見学に参りました。
後援会の方々と、まずは組合事務所にて
概要説明を受けました。

観音・江波地区(それぞれ約20万坪)で、
「何を造っているのか」ですが、
総生産高約900億円のうち、約半分は風力機械です。
これは石油化学プラントなどで、
原料となるエチレンガス等を
パイプラインで送り込む際に必要な機械で、
タービンで風力を発生させる機械です。
この風力タービンの機械が、世界的に競争力が高く、
全世界にその販売先を伸ばしています。
ちょうどサウジアラビアに
出荷途中のトラックに遭遇しましたが、
鉄の鍛造から始まるラインは、
世界最高水準だそうです。

さらに、
これに関連する機械製品が約2割、
橋梁や港湾施設のケーソン等
(ちょうど出島地区廃棄物処分場のケーソンが製作中でした)
が約15%と続きます。
そして民間航空機ボーイング777の
胴体パネル等も最近手がけているそうです(約5%)。

日頃は人間関係の中での仕事に没頭しておりますので、
こうした大型機械の製造現場に来ますと、
技術というものに対する強い志を感じ、ゾクゾクします。
目に見える、そして世界に通ずる技術とその製造というのは、
素晴らしい仕事だと感じました。
これからも是非頑張っていただきたいと思いますし、
広島の誇る技術者集団として、
世界の最先端を走っていただきたい
と感じました。



●●2007年05月12日●●

「自主トレ」

午前中は事務所にて、
書類等の整理を行いました。

夕方は自主トレ(元宇品コース)。
私は、ゴルフもやりませんし、
趣味もこれといってありませんが、
時間があると、自主トレと称してジョギングをして
気分転換をしています。
10qを1時間ぐらいかけて走るわけですが、
元宇品コースは自宅から元宇品一周コースで、
大芝水門コースは、県庁から大芝水門一周コースです。

この走ることが 私の唯一のストレス解消法です。
週3回が目標ですが、なかなか動きたくない時もあり、
実際は週2.5回といったペースでしょうか。
自らの体調管理という面でも
大事にしたい活動の一つです。



●●2007年05月13日●●

「宇品学区 敬老会」

朝4時起床後、朝起き会へ。
今日は演壇をさせていただきました。

終了後11時からは、
宇品女性会主催の宇品学区 敬老会。
なぜこの時期に敬老会かというと、
宇品地域では、敬老の日が定まる前から
この時期に敬老行事をやっていたとのことです。
地域行事の中でも、
町民運動会と並んで大きな行事です。
女性会の皆さまも含めると
300人近い皆さんが宇品小学校体育館に集われ、
敬意を表しながら、神楽を楽しむという流れです。

こうした地域行事も
大切にしていきたいと思います。



●●2007年05月14日●●

「農林水産委員会 勉強会」

朝8時から段原交差点にて街頭演説。

10時半からは、
農林水産委員会の正副委員長勉強会。
農林水産行政の概要や、
施策目標等について レクチャーを受けました。
委員長の小林議員は庄原市選出で、
この分野への思いが非常に強い方です。

広島県内に限界集落(人口流出や高齢化によって、
集落として成り立つ限界にある集落)
が600近くあるとのことですが、
これをどう克服するのか、大事な課題です。
都市部に住んでいるとあまり意識しませんが、
広島県の農林水産業を支えてきた
こうした集落の将来は、都市部の生活にも
大きく影響するテーマです。
農業のあり方も含めて、
しっかりと知恵を出していきたいと思います。



●●2007年05月15日●●

「広島港湾振興局」

午前10時、
大学生の議員インターンシップを主催する
ドットジェイピーのスタッフ
(うちのインターンOBです)との打ち合わせ。

午後1時半から、事務所で、
広島港湾振興局の事業説明を受けました。
広島港は、その港域が
東は安芸郡坂町から西は廿日市市まで及ぶため、
広島県が港湾管理者となっています。
つまりその整備や維持管理は、
広島市域といえども、広島県の仕事となります。

事業予算は、
廿日市市が5400万円、
広島市佐伯区が11億7千万円
(なぎさガーデン付近の埋立工事が8億円)、
広島市西区が5900万円、
広島市中区が1億円、
広島市南区が8億2千万円、
安芸郡が1億円、
江田島市が14億円となっています。

合計で37億2千万円の事業を
今年度行うことになります。
これとは別に
廃棄物処分場の護岸工事が35億円あり、
懸案の南区宇品の高潮対策関連では、
2億円が計上されています。

私はこの宇品の海岸線は、
港湾機能の強化や高潮対策という視点だけではなく、
賑わいづくりという視点が欠かせないと考えています。
神戸港や横浜港のような、地域の文化を融合した
賑わいのあるスポットに この一帯を変えていきたい
というビジョンです。
時間はかかると思いますが、
少しずつでも前進させていきたいと考えています。
そのためには
PFI(民間活力の導入)や、県有地の有効活用
といった発想が不可欠です。
さらに知恵を出していきたいと思います。



●●2007年05月16日●●

「似島」

新しい県議会報告(未来潮流レポート)
が完成しましたので、
似島にごあいさつに参りました。

朝7時半の船で似島へ。
桟橋でレポートを配りながらごあいさつ。
その後は地域を歩きながら、
出来るだけたくさんの方々に
お会いするようにしました。
とにかく、「足を運んでごあいさつと活動報告」、
これが基本だと考えています。



●●2007年05月17日●●

「生活資料館・ハワイ移民資料館 仁保島村」

パワーウォークの最中に気がついたわけですが、
南区仁保三丁目、黄金山の麓に、
「生活資料館・ハワイ移民資料館 仁保島村」があります。

館長の川アさんとは
すでにご面識を得ていましたが、
今日事務所に立ち寄られ、
機関誌「にほしま」をいただきました。

事業経営のかたわら、まさにボランティアで
こうした歴史の研究や、子どもたちへの教育を
行っておられます。
地域の文化研究とその伝承に、
熱心に取り組んでいらっしゃる点はすごい、と思いますし、
私ももっと勉強させていただきたいと考えています。



●●2007年05月18日●●

「農林水産委員会」

朝10時から会派総会。
10時半から農林水産委員会。
改選後初めての常任委員会です。
議員、説明員ともに自己紹介の後、
所管事項の概要説明が行われました。

広島県の農業・林業・畜産業・水産業の
総生産高は約1000億円です。
比較が妥当かどうかわかりませんが、
三菱重工広島製作所の
総売上高が約900億円ですから、同規模といえます。
そして農林水産部の
平成19年度の予算が、約444億円。
444億円投資して
1000億円の売り上げという風に考えると、
投資効率は最悪です。

ある職員の方にこの数字をお話したところ、
「1000億円の生産額を維持するためには、
444億円必要なんだ、と考えて下さい」、
とのことでした。
食料自給率の問題や、
食品の安全性の問題等考えると、
農林水産業を維持していくことは大事な課題です。
一方で自由貿易の流れや 比較優位の原則、
経済効率を考えると、本当に必要な投資なのか、
という疑問も当然わいてきます。
このあたりの妥当性が今後の論点です。

そして今日は、
広島県内の漁業協同組合の
合併問題について質問しました。
現在60近くある組合数を
6つに合併・再編成するというのが、
広島県の計画です。
これが一向に進んでいない、というのが問題意識です。

都市部に住んでいますと、漁協というと、
漁業補償の問題や、漁港やその後背地における占有権の主張等、
権利の主体としての存在感が大きく、
本来業務である新鮮な水産物の販売強化や、
養殖技術の研究強化とその応用といった部分が
手薄になっているのではないか、という問題です。

権利の主体としては合併の必要性は全くないし、
逆にそこが不明確になってしまう、
一方経営基盤強化のためには合併は必要不可欠、
という相反する利害があるのではないか、
と私は考えています。
農協はその信用事業(いわゆる銀行機能のことです)
のために、合併を余儀なくされました
(不良債権処理のための苦肉の策です)。
漁協はその信用事業については、
既に県単位で一本化し(信漁連 残高500億円)、
その必要性はありません。
一向に進まない漁協の合併問題の背景は
こうした点があると考えています。
いずれにしても、
水産業の活性化も大事な課題で、
さらに検討して参ります。

午後4時からは会派総会。
年間の質問順序などについて議論しました。

夜は農林水産委員会の懇親会。



●●2007年05月19日●●

「宇品学区社会福祉協議会総会」

夕方から、
宇品学区社会福祉協議会総会に参加。

宇品学区では、地域の各種団体である町内会、
女性会、子ども会、体協等は、社会福祉協議会に集約される
仕組になっています。
地域の意思というのは、投票等によって決定する、
というのが原則なのは間違いありません。
しかし、通常業務、習慣的な行事・イベント、
行政とのやりとり、日常的な問題処理とその意思決定等、
すべてにおいて投票を行うというのは不可能です。
したがって地域の意思をどう表現するのか、
その代表機関的なものが必要です。

地区社協はそうした意味では、町内会長や子ども会、女性会の
代表的な世話人の集合体ですから、そうした役割を担っています。
「保守的である」とか、「自民党の支援組織ではないか」
といった批判の声もお聞きしますが、
現実的には地域を支えていることは
間違いございません。
今回は、顧問という立場をいただき、宇品社協の皆さんとともに
地域を支えていくということになりました。
今後はさらに積極的に、地域の問題解決に取り組んで参ります。


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