こうじマガジンNO.126(2006.10.11)  
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こうじマガジン NO.126


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「2006年9月6日から2006年9月15日までのダイアリー」

●2006年09月06日

「課題処理」

朝から雨です。
宇品東学区をパワーウォークの後、
事務所でインターン生と「ルイス・マンフォード」の勉強会。

午後1時に、いただいている課題の処理のため、
高速道路公社の山口副理事長を訪問。
引き続いて午後3時に、
広島地域事務所建設局の余川局長を訪問。
解決に向けて一歩前進です。

夜は松下政経塾の後輩が来広。
彼も来年4月の統一地方選に大阪府で挑戦します。
彼と政経塾同期の松本 大輔衆議院議員も合流して、
盛り上がりました。
いずれにしても選挙は厳しい、
ましてや初陣ですから不安も大きくなります。
是非頑張っていただきたい と思います。



●2006年09月07日

「総務委員会県内調査(1)」

今日と明日は
私が所属しております総務委員会の県内調査です。
9時半に県議会を出発して、
廿日市市市民活動センターへ。

市民活動支援の取組状況を勉強しました。
地域にはいろんな団体が活動しています。
町内会・自治会、社会福祉協議会、子ども会、PTA等ですが、
これらの諸団体の連携、協働を支援していく廿日市市の取組ですが、
災害や防犯といった具体的な課題で、
円卓会議を設定し、
「無言のコーディネーター」に徹することで
成果を上げられているようです。
「机に座っているからわからない、現場に出よう」と、
具体的な地域活動からスタートしたことが、
これらの成果につながっているようです。

2ヵ所目は、
三次市にこの4月にオープンした
奥田 元宋・小由女美術館です。
「月が、世界で一番美しく見える美術館」というのが、
大きなセールスポイントです。
当日は曇りがちの天気でしたが、
低く垂れ込めた雲に圧迫感を感じるほどでしたが、
三次盆地ではやはり空が近く感じます。
ここに月が出てくれば確かに絶景だろうな、
と感心しました。

次に、
広島空港アクセス鉄道事業予定地である白市駅を訪ねました。
この白市駅から空港まで、
県が軌道を新設して(約350億円)、
山陽本線とつなぐことで アクセス鉄道を運行させるという計画です。
こうした鉄道事業を実施するための前提条件として、
鉄道事業法による鉄道事業許可が必要で、
そのためには採算性の確保がのぞまれます。
所要時間、運行頻度、直通運転等の
「運行計画の利便性」がポイントになりますが、
山陽本線を経由するため、
いずれも「JRの協力」が不可欠となります。
当初から、
「飛行機と新幹線の東京便の奪い合い」のため、
JRの協力は無理ではないか、
ということは言われてきました。
試算によると、アクセス鉄道が実現した場合、
新幹線利用客の減少等で、
JRの収入は約1億5千万円の減になる、
と言われています。
リニア鉄道構想からいうとすでに調査費だけで
8億円近い県費を投入してきた事業ですが、
この土壇場になって、
当初から心配されていた「JRの協力」が得られるか、
微妙な状況になっています。
今日は、JR西日本広島支社からも
2名の方が調査に参加されました。
広島−白市間の山陽本線は、
一日20万人の方々が利用されている、
これらの方々に支障が出ないような計画でなければだめだ、
というご意見でした。
つまり現在県が提案している運行計画、施設改良案ではだめだ、
というわけです。
かなりはっきりと県の案が否定されたわけですが、
次善の策はあるのか 非常に心配です。
広島県には、
精一杯やったけどだめでした、という事業が多すぎます。
がんセンターしかり、県庁舎の立て替えしかり、
エルミタージュ美術館分館構想しかりです。
交渉の経過は、「相手があることだから」と非公開、
調査費や人件費を使って、
「やっぱりだめでした」ではすまされないと思います。
今後の展開が非常に気になります。

終了後、尾道市に移動して一泊。



●2006年09月08日

「総務委員会県内調査(2)」

9時に宿舎を出発して、尾道市役所へ。
徴税強化の取組状況について説明を受けました。

広島県の2005年度の県税徴収率は
97.0%と過去最高となりました。
県職員を市町の徴収担当職員に
併任する制度を始めたことなどによるものですが、
税の公平感を実現するためにも
100%に近づける努力が必要です。
税の徴収は主に市町が担当しているわけですが、
尾道市では約5000人の方が滞納、
額にして約1億円に上ります
(固定資産税、都市計画税、法人市民税等では約4000人、1億円の滞納)。
徴収職員は10名ということですから、
一人の職員が約500人の滞納者を追っている、という状況です。
ただ、このうち55%の方が、
所得が100万円以下の世帯ということで、
強制的には徴収できない状態だそうです。
サラ金の取立てなどでは、
一人の取立人が何人を追っているんだろう、
と変な好奇心も持ちましたが、「もっているのに払わない」
という悪質な滞納者には 厳しくあたってもらいたいものです。

2ヵ所目は
福山市の東部工業技術センターを訪ねました。
「備後地域は、広島県の産業力の約4割を支えています」
との説明から始まりました。
この数字には少し驚きましたが、広島県の底力を感じました。
当センターは職員46名で、3.5億円の予算で
技術関係の相談事業を年間1000件、
開発に必要な試験を年間10000件行っているそうです。
産業デザイン、材料技術、情報技術、応用加工技術、生活技術
といった部門に分かれて、地元の中小企業を中心に
そのニーズに応えているそうです。

これで県内調査は終了、昼食後広島市へ戻りました。

3時からインターン生が見学に行っているNHK広島支局へ。



●2006年09月09日

「バレエ発表会」

今日は長女の通うバレエ教室の発表会。
発表会といっても 2年に1回のおおがかりなもので、
振り付けは 名門アメリカンバレエシアターから講師を招き、
半年かけて練習、今日と明日の2日間、
アステールプラザ大ホールがいっぱいになるほどの催しです。
裏方は全部保護者がこなすため、家内は朝から会場へ、
長男とともに時間まで留守番、
といった一日でした。
小学校2年生の長女の演技はまだまだですが、
全体的には素晴らしいパフォーマンスでした。



●2006年09月10日

「バレエ発表会(2)」

朝から雨のため、
宇品東学区の町民運動会は来週に延期。

今日も昨日に引き続き、
自宅とアステールプラザの往復でした。
午後葬儀。



●2006年09月11日

「市民生活原稿」

8時から皆実町六丁目交差点で街頭演説。

9時過ぎから翠学区をパワーウォーク。

午後は「市民生活」(広島・地方行政研究所刊)
に投稿する原稿の執筆。
「知事後援会の政治資金規正法違反事件について(2)」
というテーマです。

7時から皆実町2丁目で、
地域要望を聞く会を行いました。



●2006年09月12日

「『死の家の記録』ドストエフスキー 読了」

早朝7時から、
朝起き会(実践倫理宏正会)の
秋季大会(広島グリーンアリーナ)に参加。

9時半過ぎから翠学区をパワーウォーク。

午後はブログ等の原稿書きや書類整理、
夕方5時過ぎから自主トレ(大芝水門コース)。

7時ごろ帰宅。
夕食もそこそこにあと少しになった
「死の家の記録」 ドストエフスキーを読みました。
大作でしたが、作家ドストエフスキーの原点となる作品で、
監獄の中での人間観察と,
その表現力は毎回感動しながら読みました。
代表作である、
「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」「悪霊」
といった作品の人物設定も、この「死の家の記録」が
素材になっているとのことです。
さらに次の作品にチャレンジしていきたいと思います。



●2006年09月13日

「比治山学区」

朝から雨。
今日は比治山学区をパワーウォークしようと考え、
早速後援会名簿のリストアップ、
地図での確認を行った後、東雲方面へ向かいました。
雨のためターゲットは集合住宅ですが、
オートロックのマンションは避けています。
オートロックでなくても、ちゃんと管理人さんに断って
入るようにしています。

先日も東京の例ですが、
マンションに立ち入ってビラ配りをした政党の運動員が、
住居不法侵入で逮捕・起訴されました。
一審は政治活動の自由を根拠に無罪、となりましたが、
こうした集合住宅への立ち入りは十分な注意が必要です。
例えば、「政治宣伝のための立ち入りは一切お断り」
とわざわざ掲示してあるマンション等もあります。
こうした場合、居住者の拒否の意思表示が明確に表示されている
ということで 住居不法侵入罪が成立する可能性が高いようです。
こうしたことにも十分な配慮が必要です。

午後は県議会控室で打ち合わせ。
今日、「罪と罰」ドストエフスキーを買いました。
また空いた時間を見つけて、読んでいきたいと思います。

夜は異業種の方々との懇親会。
松下政経塾の後輩の森本広島市議もいましたので、
遅くまで盛り上がってしまいました。



●2006年09月14日

「選挙対策本部準備」

午前中、来年4月の県議選に向けての準備活動のため、
選対メンバーを訪問しました。
9月定例会終了後、選対会議を開催しようと計画しています。

午後はインターン生の勉強会。
県議会の概要を説明した後、今日は総務関係の勉強会。
市町村合併、財政状況、エルミタージュ分館構想と
県職員からレクチャーを受けました。

夕方自主トレ(元宇品コース)。



●2006年09月15日

「特別養護老人老人ホーム 慈光園」

朝10時、
特別養護老人ホーム 慈光園の
開所式(安佐南区上安)に参加しました。
ユニット型個室対応の最新式の特養です。
特養50床、ショートステイ24床、
デイサービスセンター定員50人、
グループホーム2ユニット定員18名という
複合型の大型介護施設になっています。

この施設は、
広島県が実施した県営上安住宅整備事業
の一部分を構成するもので、
PFI方式で整備された県営住宅と保育園、
そしてこの慈光園と一体で整備したわけです。
アストラムラインの上安駅のすぐそばで、
最新型の施設、
地域にとっては大事な機能を果たすもの
と期待しています。

もともと慈光園はこの地から程近い場所で、
50年近く前から社会福祉事業を運営されてきました。
400年続く浄土真宗本願寺派の正伝寺がその母体で、
仏教の理念「慈光」に基づく福祉事業を、
ということで養護施設さらスタートされたそうです。

整備にあたっては、
広島市の特養の増床分が認可されない、とか、
予定地の権利関係が複雑だ、
といった様々な困難に直面されたそうですが、
何とか開園にこぎつけたそうです。

この事業でも広島県と広島市の連携不足、
介護保険事業計画の問題点等、
様々な課題を感じてきました。
法人の理事長は、
私も深く尊敬しています金尾弁護士で
こうした問題に常に前向きに対応してきた、
その強さが開所にいたったと今日感じました。
広島市の介護福祉を支える存在として、
今後も是非頑張っていただきたい、と思います。

12時過ぎごろ祝宴をぬけて、
1時からの全国清掃事業連合会主催の
中国地域研修会へ(全日空ホテル)。
家庭ごみ等の一般廃棄物の収集・運搬、
最終処分までを担っている民間の業者の集まりですが、
総会のほうに参加させていただきました。
廃棄物処理の問題は、
こうした民間事業者抜きには考えられませんし、
産業廃棄物も含めて、
行政にとって大きなテーマです。

2時過ぎからは会派総会。
9月定例会に向けた打ち合わせです。

夜は南区にある某有限会社の
事務所移転披露パーティに出席(ホテルグランヴィア)。


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