こうじマガジンNO.113(2005.7.21) | |||
「広島こども家庭センター」 先日7月8日(金)、 南区宇品東四丁目(南警察署の南側)に 「広島こども家庭センター」がオープンし、 開所式に参加いたしました。 この施設は従来の中央児童相談所、 知的障害者更生相談所、 婦人相談所(配偶者暴力相談支援センター) を統合して、施設も新築したものです。 婦人相談所の機能はDV対策が中心で、 最大10名の受入れが可能です。 問題は、児童相談所や更生相談所の機能ですが、 せっかく宇品にありながら 市内在住の方は対象外ということで、 サービスが受けられない、という点です。 広島市民は光町にある広島市の児童相談所に いかなければなりません。 これは行政の線引きの問題ですが、 柔軟に対応できるようにしていく必要があります。 というのも児童虐待の問題をはじめとして、 この分野の業務は非常にニーズが 高くなっているからです。 県内の児童相談所の相談受付件数は約7000件 (内半分の3500件は中央児相)に上ります。 このセンターではこうした相談を 15名のスタッフが対応するわけですから、 一人一日一件の相談処理ということになりますが、 一日で解決する相談ばかりではないですから、 抱え込んでいけば相当な数になると思います。 相談の内容は6割が障害に関するもので、 主な障害としては知的障害(31%)・ 言語発達障害(25%)などです。 実際私のところにも「子どもの様子がおかしい」と 何件か相談がありました。 今後はこのこども家庭センターが相談窓口となります。 次に多いのが子供さんの性格や 行動についてのもの(8%)や 不登校(3%)等の育成に関するものです。 3番目で約15%をしめているのが 養護に関するもの、つまり児童虐待です。 最近はこの児童虐待については 全国的に悲惨な事件が続き社会問題化しています。 本当に胸が痛む事件が多いわけですが、 広島県でも実数で1350件(平成16年度)に上り、 平成7年度(10年前)と比較すると28倍に大幅増です。 さらに驚いたのは、 「児童虐待というのは都市問題だから 広島市に集中しているはずだ」、と思ったら、 広島市が450件に対して広島市を除く広島県 (人口ではほぼ1対1)で900件と、 郡部でも起こり得る社会現象だという点です。 私はこのセンターの課題は、 まず少年犯罪や児童虐待で 悲惨な事件を起こさないことと、 相談業務で相談者の満足度を 上げていくことだと思います。 前者は広島県では今までに全国ニュースに 載るような事件は発生していないと思います。 将来にわたって事件を起こさないためには、 重症だと感じるケースは しっかりフォローする必要があります。 そのための人材は十分か、予算は十分か、 他機関との連携は十分か、 議員としてチェックして参ります。 <主な行事> 7月1日(金) 閉会日(「議員定数・選挙区調査特別委員会」の構成について午前中紛糾 しましたが、午後には開会しました。特別委員会の編成替えがあり、私は 「環境・安全・危機管理対策特別委員会」の副委員長になりました)、夕 方、指定管理者制度の勉強会。 7月2日(土) 防衛大学校卒業20周年を記念した同窓会(29期生)参加のため上京。 7月3日(日) 昼頃来広予定でしたが、霧のため広島空港への着陸かなわず、伊丹空港 への着陸となりました。おかげで広島到着は夕方となり、会議に一つ参加 できませんでした。広島空港の不便さを身をもって体験した一日でした。 7月6日(水) 長女の小学校の参観日 7月7日(木) 経済レポートの取材 7月8日(金) 「広島こども家庭センター」開所式、「ひろしま・ブルガリア協会」発足式 7月9日(土) ドットジェイピー(大学生インターン)面接、あどRUN太さん2周年記念 パーティ(久しぶりに竹花 豊 東京都副知事(元広島県警本部長)と お会いしました。その様子はまた次号でご報告します。) 7月11日(月) 段原街頭演説、事務所で原稿書き 7月12日(火) 広島県福祉事業団訪問(東広島市) 7月13日(水) 温暖化防止、経営革新等勉強会、渡部 武応援団団長と打ち合わせ 7月15日(木) 県立広島病院に関する勉強会 7月16日(金) 廿日市市へ 7月17日(土) 風の祭典5周年公演(5年間で素晴らしく成長されたと感動いたしました。 今後とも継続できる枠組を一緒になって考えていきたいと思います) 7月19日(火) 旭町・出汐交差点街頭演説、警察商工労働委員会、夜長男の幼稚園へ 7月20日(水) 環境関係勉強会、メルマガ原稿作成 |
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