こうじマガジンNO.111(2005.6.15) | |||
「広島県議会北中米行政視察団(1)」 私を含め総勢7人の県議会議員で、 5月22日(日)から6月2日(木)の日程で、 北・中米の3カ国を訪問いたしました。 わが国および本県との間の経済活動などの見通し (メキシコ、シリコンバレー)や, 世界平和・環境課題への先進的な取り組み状況 (コスタリカ)について視察・調査してきました。 今回はそのご報告をさせいただきたいと思います。 個人的にはアメリカ大陸は18年ぶりです。 松下政経塾の研修で、 約1ヶ月間のアトランタでの研修、ワシントンDC、 サンフランシスコ、ロスアンジェルス訪問以来です。 最初の訪問地はメキシコシティです。 高度2000mにある都市で、 階段を上る際の息苦しさや睡眠不足 (時差ボケもあったと思いますが)等 微妙に体調が整わず、移動時に荷物が 紛失したショックもあって滞在中憂鬱でした (平田団長と私の荷物が空港で受け取れず 紛失扱いとなりました。 幸い2日後には手元に届いたわけですが、 海外での荷物のトラブルは私は3回目で、 やはりこれは自己防衛対策が必要だと痛感しました)。 2004年3月10日、 メキシコとのあいだで進めてきた 自由貿易協定(Free Trade Agreement)交渉で 日本政府は基本合意に達しました。 すでに日本はシンガポールと 自由貿易協定を結んでいますが、 農産物を含めた包括的な協定の締結は メキシコが初めてとなります。 その意味で日本のメキシコ貿易は 今後注目する必要があるわけです。 2002年における日本のメキシコ貿易は、 日本からの輸出額(4723億円、 ちなみに広島県の輸出総額は1兆5千億円)が メキシコからの輸入額(2251億円、 ちなみに広島県の輸入総額は5000億円)の 2倍ほどあります。 輸出のほとんどは工業製品で、 特に日本の自動車産業はメキシコを裏玄関として、 巧みにアメリカに入り込もうとしています。 一方メキシコから日本に入ってくる 輸入品の第2位は食料品であり、豚肉254億円、 オレンジなどの果実と野菜154億円になります (ちなみに広島県の農業産出額は1000億円)。 この部分が今後倍増すると予想されますが、 日本が自動車を売ったお金でメキシコの農民を 小作人として雇うという形式に見えますが、 実際にはその分だけ、日本が自分の国内農地を 廃墟に追い込むことになります。 日本の農地を売り飛ばすのと同じことになります。 メキシコ日本商工会議所との会合では、 特に高級食材の日本への輸出が始まっている、 とのことでしたが、 農業をめぐる日本とメキシコの関係は 今後も注目する必要があります。 <主な行事> 5月19日(木) 警察商工労働委員会、海外行政視察打ち合わせ、 新田議長パーティ(リーガロイヤルホテル) 5月20日(金) 会派勉強会 5月21日(土) 長女の通う小学校の運動会 5月22日(日) 広島県議会北中米行政視察団関西国際空港より出発 5月23日(月) メキシコシティ 5月24日(火) メキシコシティ 5月25日(水) サンホセ(コスタリカ) 5月26日(木) サンホセ(コスタリカ) 5月27日(金) 移動日 5月28日(土) カンクン(メキシコ) 5月29日(日) カンクン(メキシコ) 5月30日(月) サンフランシスコ(アメリカ合衆国) 5月31日(火) サンフランシスコ(アメリカ合衆国) 6月1日(水) 移動日 6月2日(木) 帰国 6月3日(金) 事務所で書類整理 6月4日(土) 宇品葵の花祭り 6月5日(日) みなと公園グランドゴルフ大会、敬老会(宇品東女性会) 6月6日(月) 段原街頭演説、会派行政視察(呉市) 6月8日(火) 長男の幼稚園へ 6月10日(金) 渡部 武応援団長と打ち合わせ 6月12日(日) 元宇品でジョギング 6月13日(月) 旭町街頭演説、拠点機能強化対策特別委員会 6月14日(火) 兼桝栄二氏広島市議会葬(県立産業会館) 6月15日(水) メルマガ原稿作成、南区民スポーツ大会懇親会 |
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