こうじマガジンNO.101(2004.10.15)  

「一人会派」

10月6日(水)に
9月定例県議会が閉会いたしました。

6月定例会から持ち越していた議会構成の課題
(副議長選挙、常任委員会・議会運営委員会の選任)
も解決し、開会をめぐって混乱した
県議会もようやく正常化しました。

私自身は開会日前の9月17日に、
これまで約5年間お世話になりました
県議会内の会派、公明党・県民会議
(公明党6名、県民会議・私1名の統一会派)に
会派離脱届を提出し、
一人会派、県民会議を設立いたしました。
要するに完全な無所属になったということです。

県議会における一人会派というのは、
会派の意思に拘束されず自由に発言し
活動できるというプラス面の一方で、
本会議・委員会等の公式な場での発言の機会が
大幅に減少し、県政に関わる情報も遅れる、
手続き面は全部自分でやらなければならない等、
マイナス面も多々あります。

なんといっても県議会においては
多数派の形成こそが機能面で最も重要であり、
そこから超然として活動するというのは
大変なことだと思います。

私の時代認識は
「今日本の政治は転換点に立っている」、
というものです。

今から11年前の平成5年に
細川連立政権が誕生いたしました。
私も細川氏の結党した日本新党に身を投じ、
衆議院選を戦いましたが、次点で落選し、
その後平成8年に小選挙区になっての
最初の衆議院選に新進党から挑戦し、
これも次点で落選しました。

当時解散権を行使した宮澤総理を、
江戸幕府最後の将軍になぞらえて、
新しい時代の到来、小選挙区の導入で
廃藩置県ならぬ廃県置藩
(全国300の小選挙区がそのまま
基礎自治体となり、県を廃止し道州制を導入する)
を実現するんだ、と考えていました。

しかし細川政権も1年余りで崩壊し、
その後は自社さ、自自公、自公と
自民党中心の政権が続いています。
つまりまだ江戸幕府は続いているということです。

一方で不良債権処理を中心とした財政改革も、
郵政民営化をスタートに本格的に進みそうです。
市町村合併も順調に進み、いよいよ道州制の導入で
行政改革は完成に向かいます。

この動きは、要は
「きめ細かな行政サービスを犠牲にした
行政機構のリストラ」ですが、
規制緩和と一体でアメリカ型の競争社会に
突入しそうです。

政治においても昨年の衆議院選、
今年の参議院選と、二大政党化がいよいよ進み、
本格的な政党政治の時代に入りそうな予感がします。

そうした中で自分自身の政治スタンスをもう一度確認し、
日本の進むべき道を考え、そこに身投じていきたい、
という思いで
今まで以上に活動を活発化して参りたいと
存じますので、今後ともよろしくお願いします。

<主な行事>
9月21日(火) 皆実町六丁目街頭演説、9月定例県議会開会日(新しく警察商工労働委
         員会委員となりました)、ルイス・マンフォード勉強会
9月22日(水) 全員委員会、防災対策勉強会
9月24日(金) ルイス・マンフォード勉強会、風邪気味
9月25日(土) 宇品小学校運動会
9月27日(月) 段原街頭演説、一般質問 高山 博州(御調郡)、冨永 健三(広島市
         佐伯区)、日下 美香(広島市中区)、狩猟法勉強会
9月28日(火) 朝起き会大会、一般質問 東 保幸(広島市安佐北区)、吉井 清介(尾
         道市) 山崎 正博(広島市安佐北区)
9月29日(水) 一般質問 小林 秀矩(庄原市)、河井 案里(広島市安佐南区)、蒲原 
         敏博(広島市東区)、台風21号上陸
9月30日(木) 一般質問 天満 祥典(三原市)、下原 康充(賀茂郡)、多賀 五朗(呉
         市)、廃棄物処理について勉強会、中田前県議関連懇親会
10月1日(金) 警察商工労働委員会
10月3日(日) 北山 正文広島工業大学教授退官パーティ(宮島グランドホテル)
10月4日(月) 旭町街頭演説
10月5日(火) 港湾施設勉強会、生活福祉保健委員会懇親会
10月6日(水) 9月定例県議会閉会日
10月7日(木) 朝起き会、防災対策勉強会
10月8日(金) NPO勉強会
10月9日(土) 保護司業務
10月11日(月) 宇品東秋季球技大会、子どもの幼稚園の運動会
10月12日(火) 宇品ジャスコ前街頭演説、市役所で港湾施設勉強会
10月13日(水) 福祉勉強会
10月14日(木) 防災対策勉強会

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