こうじマガジンNO.72(2003.8.19)  

「生活福祉保健委員会県内調査」

8月7日(木)から翌8日(金)にかけて、
生活福祉保健委員会の県内調査がありました。
所管の県内5施設を訪問いたしました。

まず東広島市にある
県立身体障害者リハビリテーションセンターでは、
「障害のある子ども及び高次脳機能障害者に対する
援護の実施状況について」調査し、

次に広島空港に隣接する広島県防災拠点施設で、
「災害対策拠点施設の整備等、
防災対策の取組状況について」、

厚生連尾道総合病院では、
「24時間365日対応の第二次小児救急医療の
現状について」調査いたしました。

尾道に宿泊し、
8日には御調町グループホーム「かえで」で
「痴呆性の高齢者に対する在宅福祉の拠点としての
グループホームの現状について」、

最後に福山リサイクル発電株式会社で
「可燃ごみのRDF化による廃棄物の広域処理、
サーマルリサイクル等の廃棄物対策の
取組状況について」調査しました。

今回の調査のテーマは、
「今まで社会の隅っこに取り残されてきた、
障害者・あってはならない災害への対応・
小児科医療・痴呆性高齢者・ごみ等、
今後どう光を当てていくか、社会の中心に据えていくか」
ということだと私は捉えています。

障害者施設に行くといつも勇気づけられます。
今回も、舌で一所懸命パソコンを操作する女性や、
不自由な足をひこずりながら
私たちに愛想をふりまく少年など、
生きるということの素晴らしさ、大変さを教えてくれます。

県立リハビリテーションセンターは、
病院(114床)・
肢体不自由児施設若草園(入園57人、通園40人)・
重症心身障害児施設若草療養園(入園57人)・
肢体不自由者更正施設あけぼの(入所90人、通所10人)
からなっており、職員数255人で運営されてます。

県内の身体障害者(児)は11万人、
知的障害者(児)は1.5万人で、
県の予算は身体障害者福祉費28億円、
知的障害者福祉費21億円、
合計約50億円(広島市・福山市分は含まれていないので
実際はもっと多くなる)となっています。

介護保険の在宅・施設サービス利用者が7.5万人で、
介護保険財政が約700億円(広島県)という規模を考えると、
決して十分とはいえません。

障害者福祉に関しては、
今年度から措置制度が導入されていますが、
将来的には財政的にもサービス提供という観点からも、
介護保険との一体化が必要になってくると思います。

防災拠点施設では、
食料品(乾パン・カロリーメイト等)6.45万人分・2食、
生活必需品(おむつ・毛布等)6.45万人分・1日、
防災資機材等が備蓄されています。
いざという時にこれらが活用できるよう
意識しておく必要があります。

この他の施設調査も有意義で、
問題意識がさらに高まりました。
今後の活動に是非生かしてまいりたいと思います。

<主な行事>
8月7日(木) 生活福祉保健委員会県内調査(尾道泊)
8月8日(金) 同上
8月9日(土) WAAPで自主トレ
8月11日(月) 段原・的場交差点街頭演説、挨拶回り
8月12日(火) 介護保険施設勉強会、9月補正予算についての会派会議、挨拶回り
8月13日(水) メルマガ原稿作成
8月14日(木) お墓参り(山口県和木町へ)
8月15日(金) 似島
8月16日(土) WAAPで自主トレ
8月17日(日) ホームページ、メルマガ原稿作成
8月18日(月) 出汐・旭町交差点街頭演説、会派会議
8月19日(火) 生活福祉保健委員会

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