こうじマガジンNO.(2003.6.30)  

「きれいな海・川をとりもどそう!」

これは今回の選挙を戦う際の私の目標でした。
先般縮景園の魅力アップのために、
池をきれいにしようという記事が載っていました。
毎年数回縮景園には伺いますが、
池の水は濁り、夏には異臭を放つといった状態です。

このことで思い出したのが、広島城のお堀の浄化事業です。
平成元年から5年間かけ、事業費20億円で行われました。
当時私は広島市議会議員として
この事業を調査していました。

まず水底にたまったヘドロを全部除去する、
底のシルト層は固めて(固化処理)その上に20pの砂を敷く、
お堀の水が循環するように本川と繋ぐ(取水と排水)
という順序で事業は進められました。

設計者の知恵でしょうが、
縮景園の池もかつては川や堀を通して循環していました。
それが現在では水位の問題や護岸工事などで、
循環しなくなったというのが最大の問題です。
この池もお堀と同じような形で
浄化が進められなければ意味がありません。

南区に関係する京橋川・猿候川はどうでしょうか。

環境基本法によって、河川の環境基準は
BOD(生物化学的酸素要求量 水中の有機物が、
好気性微生物により分解されるときに
消費される酸素の量)で定められています。

一方海域及び湖沼の環境基準は
COD(化学的酸素要求量 水中の有機物が、
酸化剤で酸化されるときに消費される酸化剤の量を
酸素の量に換算したもの)で定められています。

京橋川は、
昭和45年に河川A類型(目標水質 BOD 2r/L)に
国が指定しています。

御幸橋での水質は、
昭和48年に、2.4であったものが、
平成13年には1.1に上がっています。

猿候川につきましては、
昭和45年に河川C類型(目標水質 BOD 5r/L)に
国が指定しましたが、
昭和60年に河川B類型(目標水質 BOD 3r/L)に
広島県が改定しています。

仁保橋での水質は、
昭和48年に、6.4であったものが、
平成13年には1.4と水質は上がっています。

A・B類型だと水浴も可能という評価です。
生活実感からすると、
まだまだ汚れていると思いますが、
法律的には基準値内でかなり改善されているということになります。

しかし、
川底のヘドロの浚渫や、護岸の整備、生物の様子など
まだまだ取組むべき課題はたくさんあります。
「きれいな海・川をとりもどそう!」という目標に向かって
さらに努力して参ります。

<主な行事>
6月19日(木) 生活福祉保健委員会、広島ガス労組総会、県議会4会派交流会
6月20日(金) 6月定例県議会開会日、教育委員会との勉強会
6月22日(日) 広島県老人呆けの人を支える家族の会総会、親和会(宇品西の老人クラ
         ブ)総会
6月23日(月) 宇品ジャスコ前街頭演説、全員委員会、株式会社フレスタ 宗兼社長
         訪問、青少年育成協議会総会出席
6月24日(火) 環境問題勉強会、県立広島女子大学の明日を考える会の皆さんと
         議長に請願提出(紹介議員になっています)
6月25日(水) 一般質問 高山 博州(自民、御調郡)、平田 修己(自民刷新会、
         三原市)、公明支部会
6月26日(木) 一般質問 木曽 真理行(県民連合、尾道市)、日下 美香(公明県民会
         議、広島市中区)、杉西 加代子(自民、呉市)、松下政経塾出身者の会
6月27日(金) 生活福祉保健委員会、会派懇親会
6月28日(土) メルマガ原稿作成
6月29日(日) 隊友会総会(呉市)

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