こうじマガジンNO.81(2003.12.01)  

「県外調査」

今回はまず11月27日(木)に開催した
「第5回広島政経塾勉強会」のお礼を
させていただきたいと思います。

今回は私の防衛大学校時代の恩師で
軍事アナリストの中村好寿先生を講師にお招きし、
広島プリンスホテルで行いました。
あいにくの雨模様にもかかわりませず、
当日は約950人の方々にお集まりいただき
盛会のうちにおえることができました。
本当にありがとうございました(当日の様子は
活動フォトレポートでご報告させていただきます)。

さて、10月・11月は県外調査が集中しています。
そのご報告を今回は行わせていただきます。

まず私が委員長をしております生活福祉保健委員会ですが、
「広域で可燃ごみを処理し、ダイオキシンの発生を
抑えかつ焼却エネルギーを発電に利用するシステム」
であるRDF構想の調査に石川県に参りました。
このシステムは広島県でも福山市を中心に採用されました。
しかし、全国でこのシステムは事故を起こしており
(三重県・福岡県等)、福山市のシステムも
8月の試運転中に事故を起こしました。
新しい技術の利用に事故はつきものですが、
住民の安全第一です。
今後ともしっかり監視していくため、
この新しい技術についての勉強は欠かせません。

石川県では、さらにリハビリテーションセンター
(金沢市)に参りました。ここでは特に
隣接しているバリアフリー推進工房に興味を持ちました。
福祉用具・住環境・ユニバーサルデザインの
開発研究を行う目的の施設ですが、
現場に密着してニーズをつかむという姿勢は、
障害者ひとりひとりのニーズに真剣に
対応していくということに繋がり素晴らしいと感じました。

広島県では同じ事を産業再生という観点から捉えています。
広島県の介護保険給付総額は約6万人に対し
1310億円(平成14年度)で、
その周辺産業ということを考えると大きな市場といえます。

広島県の推進する福祉関連産業創生プロジェクトでは
約10億円かけてインターネット上にコクーンという
サイトを運営し(運営費が年間1億円もかかっている)、
ニーズを捉え新商品の開発に取組んでいます。
産業創生といえるだけの成果はまだ上がっていません。
福祉を産業と捉える発想、開発プロセスが
インターネット上で現場に根付いていない、
という点で見直しが必要だと感じました。

次に「京都府子ども病院」
(京都府立医科大学付属小児疾患研究施設)を調査しました。
広島県でも子ども病院の設置要望は非常に強く、
私自身も県立広島病院は周産期母子医療センターも
充実しており、少しでも子ども病院の機能をつけるべきだ、
と考えております。

京都府子ども病院は
京都府立医科大学付属病院に併設されており、
広島県でも応用可能だと感じました。
小児難病専門医療にどう取り組むか、
が今後の課題となります。
ハードルは優秀な小児科医をどう確保するかと、
中国地方全域をにらんだニーズの把握です。

拠点機能強化対策特別委員会では、
愛知万博(2005年日本国際博覧会)の
準備状況を調査しました。

開催予定期間は、
平成15年3月25日から9月25日まで、
開催会場は名古屋市東部丘陵(名古屋市から
東へ約20km広島県が断念したリニアモーターカーが
名古屋駅から会場を直結します)、
目標入場者数1500万人(大阪万博が3500万人)、
事業費約1900億円(整備費1350億円、
運営費550億円)です。

次に大阪府の都市再生に向けた取組みを調査しました。
やはり、3大都市圏は規模が違うと実感しました。
広島で拠点機能を高めるために何ができるのか、
ターゲットをどの範囲に設定するのか、
さらにはその必要性があるのか、
今後検討していかなければなりません。

<主な行事>
11月20日(木) 拠点機能強化対策特別委員会県外調査(愛知県)
11月21日(金) 拠点機能強化対策特別委員会県外調査(大阪府)
11月22日(土) 宇品体協ソフトバレー
11月23日(日) 南区PTA親善スポーツ大会
11月24日(月) 茶道裏千家淡交会折鶴青年部お茶会(明星院)
11月25日(火) 出汐・旭町交差点街頭演説、広島政経塾打ち合わせ
11月26日(水) 広島県民生委員児童委員協議会大会(サンプラザ)、企業挨拶廻り、
          広島政経塾打ち合わせ
11月27日(木) 広島県薬事衛生大会(エソール広島)、第5回広島政経塾勉強会
          (広島プリンスホテル)
11月28日(金) 普通会計決算特別委員会(総括審査)、懇親会
11月29日(土) 保護司業務、広島県隊友会防衛セミナー及び忘年会
11月30日(日) 元宇品で自主トレ、未来潮流レポート作成
12月1日(月) 宇品ジャスコ前街頭演説、企業挨拶廻り、メルマガ原稿作成

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